【笹子雁ヶ腹摺山】富士山展望の山

シリーズ  山梨百名山      前  
山 名  笹子雁ヶ腹摺山
山行日  2008年6月13日(金)
参加者  6名
歩行時間  5時間20分(除く昼食休憩)
コース 笹子駅→登山口→笹子雁ヶ腹山→笹子峠→矢立の杉→登山口→笹子駅
関連情報                          アクセスカウンター
1/20万
1/2.5万
▼甲府:笹子
交通 ▼大宮6:33⇒7:46高尾駅8:02⇒9:01笹子
 ¥1890x2(往復)
行 程
場 所 着時刻 発時刻
 笹子駅 9:01 9:12
 登山口 9:51
 鉄塔 10:14 10:19
 笹子雁ヶ腹摺山 11:37 12:25
 鉄塔 12:37 12:42
 笹子峠 13:13 13:20
 矢立の杉 13:43 13:49
 登山口 14:24
 笹子駅 15:18 15:32

  高尾駅集合 7:50、今日のメンバー6人が高尾駅発 8:02 の甲府行きに乗り、笹子駅着 9:01。車の往来が激しい国道20号線を甲府方面に向かう。

  新中橋で国道と分かれ旧道(甲州街道)に入ると、すぐに左に大きくカーブする。そのカーブのところで笹子雁ヶ腹摺山への登山路が右に分岐する。角に見落としてしまいそうな道標が立っている。

国道20号線を甲府方面に向かう

登山口道標

墓地経由登山口

  正規の登山路は、尾根に出るまで陰気なヒノキ林が続くというので、100mほど先の墓地への石段から上りはじめる。墓地の間を抜けると緑豊かな自然林の尾根路になる。この間、道標はもちろん、目印のテープもないが踏み跡はしっかりしているので、注意して登れば迷うことはない。

アカマツの根元に小さな祠

  山路に入ると一直線に登るけっこうな急坂、太い赤松の根元に祀られた小さな祠を過ぎ傾斜が緩むと、前方に目指す山頂と思われる頂が見える。ほどなくして正規の登山路との合流点、鉄塔の建つ平地に出る。

鉄塔:正規の登山路と合流

  鉄塔下でひと休み、再び植林帯の急坂を登る。手入れの行届かないヒノキ林の楽しくない急登がしばらく続く。2.5万地形図に登山路は描かれていないがしっかりと踏まれた路で迷う不安はまったくない。

  やがて左側は自然林となるが相変わらずほとんど展望のないかなりの急登が続く。前方にピラミダルな笹子雁ヶ腹摺山が見える。頂の直ぐ下の電波反射板があるので直ぐ分かる。

  1188mピーク辺りの平坦地を少し行くと最後の急登20分ほどで金網フェンスで囲まれた電波反射板に出て視界が一気に開ける。山頂はその直ぐ先だ。

笹子雁ヶ腹摺山山頂より富士山望む

電波反射板

  秀麗富岳12景の1つである笹子雁ヶ腹摺山山頂からは富士山はもちろん、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父の山々が見渡せる。富士を見ながら狭い山頂で昼食をとる。

笹子雁ヶ腹摺山山頂

鉄塔平地より笹子雁ヶ腹摺山望む

  例の“山梨百名山”の山頂標識を囲んで写真を撮り、山頂を後にして笹子峠に向かう。ひと下りすると巨大な鉄塔の下に出る。周辺が伐採されていて展望が開け、振り返ると笹子雁ヶ腹摺山が一望できる。

  鉄塔を後にして目の前に見える1290mピークを左に巻く。再び鉄塔下を過ぎ、名残のツツジが咲く雑木林をしばらく行き、ロープの備えられた急坂を下ると笹子峠に出る。

ロープの備えられた急坂を下る

笹子峠

 峠から数分下ると笹子トンネル東側の甲州街道に下り立つ。車道を7,8分行くと右に山路が上り勾配で分岐し、道端の古びた道標に“矢立の杉”とある。迷わず車道を離れ山路を行く。2ヶ所ほど通行止めになっていて迂回せねばならぬが、目印のテープもあるので問題はないだろう。

  山梨県指定の天然記念物 矢立の杉でひと休み。ここからは、笹子峠自然遊歩道(旧甲州街道)となっていて、明治天皇野点跡などあり800mほどで甲州街道に出る。車道を10分ほど下ると再び山路が左に分岐し、三度甲州街道に出ると朝、登り始めた墓地への石段は直ぐだった。国道20号線に出て直ぐのコンビニ前で電車の発車時刻に合わせミニ宴会をして帰路につく。

“矢立の杉” の道標に従い車道から山道へ

矢立の杉