【鳴神山】

シリーズ  関東百名山      前  
山 名  鳴神山
山行日  2008年5月18日(日)
参加者  26名
歩行時間  5時間16分(除く昼食休憩)
コース 大滝→木品口→稜線出合→鳴神山→肩の広場→三峰山→金沢峠→林道終点
関連情報                          アクセスカウンター
地形図
▼ 宇都宮/桐生及足利/大間々
山野草
2008/05/18 鳴神山に咲く花
交通 ▼大宮駅東口埼玉りそな銀行前7:00⇒9:10 大滝
▼林道終点 15:55 ⇒ 18:30 大宮駅東口埼玉りそな銀行前
▼参加費:¥2800/名
行 程
場 所 着時刻 発時刻
 大滝 9:10 9:20
 木品口登山口 9:30 9:45
 カッコソウ群生地 10:55 11:00
 稜線出合 11:05 11:15
 鳴神山 11:40 12:00
 肩の広場 12:10 13:05
 花台沢ノ頭 14:00 14:05
 三峰山 14:35 14:45
 林道終点 15:45 15:55

  本日の参加者は26名、小型バスの補助席も使うほどの人気だ。大宮駅前を定刻の 7:00 に出発、9:15 大滝登山口に着く。りっぱな石の鳥居の傍らに“根本鳴神自然公園”の大きな案内板が立っている。鳥居をくぐり直接、鳴神山山頂に行けるのだが、林道をそのまま10分ほど行った木品口より登りはじめる。当初、駒形登山口から登る計画だったが、リーダーが下見をしてくれてヒイラギソウもカッコソウも見られるこのコースに変更してくれたのだ。「ありがとう! リーダー」

大滝の鳥居前でバス降車

  植林帯の中の沢沿いの路を行く。路端にはウワバミソウ、チゴユリ、フタバアオイ、ヤマブキソウなどの山野草がつぎつぎと姿をあらわす。木品口より45分ほど行った辺りにヒイラギソウの群生を見る。ヒイラギソウは、かつては北関東の山々の至るところに大きな群落が見られたそうだが現在は、環境庁のレッドデータブックで絶滅危惧の指定を受けているそうだ。

沢沿いの路を行く

  ヒイラギソウの群生地を後にしても、トウゴクサバノオ、ルイヨウボタン、ウラシマソウなど途切れることない山野草の路。あちこちで歓声が上がり写真を撮ったり、花名を確かめたりの遅々たる歩み。しばらくして手入れの行届いた植林帯にカッコソウの群落を見る。絶滅したものを地元の方が保護・育成しているとのこと。

カッコソウ保護・育成地

  カッコソウの群生地を後にするとすぐに座間峠からの稜線の路に出る。新緑にツツジの赤が映える路を鳴神山に向かう。30分ほどで双耳峰の西峰直下、ヒメイワカガミの群生地に出合う。

新緑にツツジが映える路

  群生地の直ぐ先の狭い西峰の頂には2つの石の祠が置かれているが樹林に囲まれ展望はまったくない。“仁田山岳山頂”と書かれた小さな標識が木に取り付けられている。

仁田山岳(西峰)山頂

  西峰の少し先の小広い東峰(桐生岳)は、食事中の大パーティーに占拠され足の踏み場もない。山頂での記念写真も撮れない。われわれのメンバーの多くは展望も見ずに東峰山頂の手前から肩の広場に下る。私を含め何人かは、路に座り込んだハイカーをかきわけ山頂を越えて肩の広場に向かう。

東峰(桐生岳)山頂

  肩の広場には桐生岳と仁田岳に向かってそれぞれに石造りの鳥居や珍しい形の狛犬が安置されている。広場で昼食後、下方のカッコソウ群生地を見に行くが花は疎らだった。

肩の広場

  肩の広場を後に鳴神吾妻ハイキングコースを金沢峠に向かう。起伏に富んだ自然林の尾根路、鮮やかな新緑が気持ちの良い縦走路だ。小1時間ほど行くと“鳴神山1.4km”の道標が立つ地形図上の811.5メートル三角点峰、花台沢ノ頭に着く。

鳴神吾妻ハイキングコース

  花台沢ノ頭からは下り基調の上、新緑に加えツツジが今が盛りと咲き誇る路に足どりも軽くなる。30分ほどで石祠と石像の祀られている小広場、地形図上の697メートル標高点峰 三峰山に出る。山頂は樹林の中で展望はない。

ツツジのトンネルを行く

  三峰山からは健脚の3人にバスまで先行してもらうことにする。少し遅れ気味なこともあり、きるだけ奥までバスに入ってもらうよう頼むためだ。

三峰山山頂

  三峰山を後にして金沢峠から縦走路を左に折れる。植林帯の一直線の急坂を下り、林道終点近くまで迎えに来てくれたバスに乗る。

金沢峠付近