【東海自然歩道 No.30】小津川コース

シリーズ  東海自然歩道      
山行日  2008年4月19日(土)
同行者  11名
歩行時間  5時間16分(休憩含む)
コース 横蔵寺→下辻峠→洞泉寺→東津汲→夫婦滝→春日神社
関連情報                          アクセスカウンター
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ガイドブック  東海自然歩道 30選 東京、神奈川、山梨、静岡
  塚本義次編  七賢出版 2000/05
東海自然歩道 日帰りハイキング〈1〉高尾山‐奥三河
  武村岳男著 山と渓谷社 1994
交通 ▼ジャンボタクシー:9,000円
  春日神社→東津汲→横蔵寺→モリモリ村→東津汲 
推薦HP ▼2007/07/下旬-東海自然歩道:東津汲〜横蔵寺
▼1999/05/02−東海自然歩道{横蔵ー日坂越}
行 程
場 所 着時刻 発時刻
 横蔵寺 9:38 9:52
 下辻峠 11:09
 砂防ダム 11:44
 洞泉寺(昼食) 12:05 12:31
 木天蓼橋 12:59 13:05
 東津汲 13:25 13:35
 夫婦滝 14:22 14:32
 春日神社 15:08

横蔵寺駐車場

 国宝や重文の仏像、絵画など数多く所有する横蔵寺は“美濃の正倉院”と言われ見所の多い古刹であるが前回、ゆっくりと見学したので今回は、身支度を整え直ぐに出発する。

 3回目の一泊東海自然歩道継歩の旅となる。参加者11名、今回はバスではなく2台のマイカーを利用する。焼津駅を6時15分に出発し、9時38分前回ゴールの横蔵寺駐車場に着いた。

  車で来た道を数分戻り、角に小さなお堂が建つ上神原集落のY字路を右折する。すぐに谷間の田園にでる。道は左右に分かれるが前方の谷が狭くなる辺りで合流するのはあきらか、自然歩道は右の山裾を行くようだが、気持ち良さそうな左の飛鳥川沿いの路を行くことにする。

  川沿いに連なる枝垂れ桜とその下に咲くタンポポに春たけなわを感じる。谷間が狭まりY字路の左に架かる橋を渡る。段々畑と支流に挟まれたのどかな山間の路をゆるやかに登って行く。

段々畑と支流に挟まれた山間の路を行く

枝垂れ桜咲く飛鳥川沿いの道を行く

  しっかりと踏まれた杉林の路を40分ほどゆるやかに登ると未舗装の林道に出る。サクラが満開に咲く下辻峠だ。尾根伝いに南北に走る林道をかぎ型に横断し小津集落に向け下る。

下辻峠に向う

  しばらく下って下辻谷の沢沿いの路となり、やがて舗装道路に出る。ほどなく東屋の建つ下辻谷第2砂防ダム前を通過。さらに15分ほど舗装道路を下ると前方に川沿いに点在する小津の集落が見えてくる。

砂防ダム前を通過する

小津川沿いの小津集落

  小津集落を見下ろすように建っている洞泉寺で昼食をとることにする。自然歩道からちょっとそれた洞泉寺への路には寺を囲むように西美濃三十三霊場のミニ祠が約十メートルごとに置かれている。

  満開の枝垂れ桜が目立つ洞泉寺境内で昼食とする。洞泉寺は全東海自然歩道中で最も北側に位置している。これからは鈴鹿山脈の南端までひたすら南下を続けることになる。

洞泉寺を後にする

  寺を後に3.5km離れた東津汲に向かう。小津集落は下辻峠からも3.5kmであり、東津汲とのちょうど中間地点に当たる。小津川に架かる小津橋を渡り、りっぱな蔵が建つ集落を抜け小津川沿いに南下する。

りっぱな蔵が目立つ小津集落の家並み

  15分ほど車道を行くと小津トンネルに出る。トンネルの左、川沿いの道が東海自然歩道であり、分岐に“木天蓼橋(またたびきょう)414m”の道標が立っている。

小津川沿いに南下する

小津渓谷に架かる木天蓼橋

木天蓼橋から小津渓谷を望む

  トンネル開通後、東海自然歩道には車が入れないので安心して歩ける。木天蓼橋は深い谷に架けられた吊り橋だが、渡ってみると山の中腹にぶつかるだけ、何のための橋か分からない。橋の上から見下ろす小津渓谷は、新緑に彩られた山肌と岩を駆け抜ける奔流の景観が実に見事だ。

  木天蓼橋を後にし、トンネル出口で車道と合流、さらに南下を続ける。ダムの導水管をくぐると東津汲の本日の宿、池田屋は直ぐだった。

道水管をくぐる

国道303号線沿いに建つ池田屋

  池田屋に立ち寄りそのまま日坂に向かう。明日は、東海自然歩道3大難所のひとつ日坂越コースを歩く。明日の行程を少しでも楽にするためだ。帰りはタクシーで旅館まで戻り、明日またタクシーで日坂に向かう予定である。

  揖斐川に架かる久瀬橋を渡り西津汲の集落に入る。引き続き日坂川沿いのあまり楽しいとはいえない県道40号の車道歩きである。旅館から4kmほど行くと夫婦滝の看板が目に入る。車道から日坂川に少し下るとベンチの置かれた展望台となっていて、滝と渓流を見ることが出来る。

夫婦滝

 滝から日坂も4km、東津汲との中間点だ。再び県道に戻り日坂を目指す。30分ほど行くと迎えのジャンボタクシーが早めにやって来た。日坂で待っててもらうことにしそのまま歩き続ける。

 春日神社で待つタクシーと宿の車に分乗して宿まで戻り、タクシーはそのまま横蔵寺のマイカーの回収に向かってもらう。車回収後、翌日のゴール“モリモリ村”まで同行してもらい、車をデポして宿まで戻る。 

春日神社前で待つジャンボタクシーと宿の車

renew:2013/08/31