【東海自然歩道 No.28】岐阜西コース

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1/2.5万地形図 岐阜北部 [北西]  北方 [北東]  美濃神海 [南東]
  美濃神海 [南西]
ガイドブック  ふれあいウォーク東海自然歩道
   宇佐美イワオ著 風媒社 1999
地名 ▼則松:のりまつ  川内:かうち   神海:こうみ
推薦HP ▼2006/05/21 谷汲山華厳寺〜神海〜則松〜三田洞
▼1999/04/18 東海自然歩道{三田洞ー神海}
行 程
場 所 着時刻 発時刻
 三田洞神仏温泉 8:30 8:39
 鳥羽川 10:05
 白山神社 10:10
 白山神社 10:19
 伊自良川 11:40
 昼食 12:09 12:30
 龍峰寺 13:30 13:40
 山神社 13:51
 鹿穴峠 14:27 14:32
 国道157号線 15:26
 樽見鉄道踏切 15:37
 神海橋 15:40 15:47
シリーズ  東海自然歩道      
山行日  2008年02月23日(土)
同行者  グループ・せせらぎ 14名
歩行時間  6時間53分(休憩含む)
コース 三田洞神仏温泉→椿洞→則松→龍峰寺→鹿穴峠→川内→神海橋

  前回に続き、今回もバスをチャーターしての東海自然歩道一泊継歩の旅である。いつものように6:15 焼津駅集合、前回ゴールの三田洞神仏温泉に着いたのは9時半、遠くまで歩いて来たことを実感する。

  集合写真を撮ってすぐに出発。少し行って十王堂前を通り過ぎると人家が目立ちだす。車道を横断したところで道を間違えたようだが、国道256号を横断し、岩野田小学校前で正規のルートに合流した。

  小学校から5分ほどで鳥羽川を渡る。正面の眉山の裾を左に回りこみ白山神社前を通り10分ほど行くと再び白山神社の鳥居がある。人家立ち並び梅が咲く道を椿洞に向かう。日が照るかと思えばポツリポツリと冷たい雨が落ちてくる変な天気になってきた。

三田洞神仏温泉

眉山裾の白山神社

椿洞を過ぎ、峠越えに差し掛かる

  女性はみなカッパを着るが、私を含め男性は傘ですませる。出発して約1時間“三田洞弘法 3.9km 村山5.3km”の道標を目にする。

  ほどなく椿洞、さらに10分ほど行くと今日はじめての山路となる。小雨降る中、峠を越え石谷の集落を抜け伊自良川に架かる観音橋を渡る。

  橋を渡りしばらく伊自良川沿いに歩く。県道を横断すると伊自良川から離れ村山の集落に向かう。集落に入る頃には、昼食時となるも、雨風が強くなり雨宿りできる場所を探しながら進む。

伊自良川沿いに土手を行く

 地元の方に「昼食のためどこか雨宿りできる場所はないでしょうか」と尋ねると、直ぐ近くのお宅のガレージに案内してくれた。雨風がしのげ、われわれはありがたかったが、そこに飼われている犬にとってはとんだ災難。突然、14名もの見ず知らずの人に塒を襲われたのだ。狂ったように吠え立てる。案内してくれたご主人にこっぴどく叱られシュンとなるが、気になって仕方ないのか、時おり「ウゥー」とうなり声を上げる、また叱られるを何度も繰り返す。ご主人もその場を離れるわけにいかず、われわれも急いで食事を済ませる。「ありがとうございました、ごめんね銀(犬名)」とお礼と、お詫びを言ってガレージを後にする。

うなり声を上げ叱られる銀

  幸い雨も小降りとなり小さな峠を越えると岐阜刑務所の高い塀が見える。その手前を右に曲がり則松に向かう。則松で県道を横断するとほどなく板屋川にぶつかり左岸沿いにしばらく行きこれを渡る。西秋沢の集落を抜け板屋川を渡り返す。

 この付近は富有柿発祥の地だそうで、道の両側に柿畑が目立つ。秋沢の集落に入り、しばらく県道を行き左に折れると過疎地には珍しい大きな球場がある、その先には大きな屋敷があり江戸時代を思わせる荘厳な塀沿いに道は続く。

大きな屋敷の塀沿いに進む

  大屋敷を過ぎ、鐘楼の立派な龍峰寺でひと休みした後、しばらく行って山神社前を過ぎると再び県道に出る。この頃になると、雨は雪に変わり、風雪の中を県道と旧道を縫うように進む。

龍峰寺

 車道から左の山路に入ると石仏が鎮座する鹿穴峠、岐阜市と本巣市の境だ。峠でひと休みして山路をしばらく行くとまた県道に出てかぎ型に横断すると川内の集落となる。

鹿穴峠付近

  集落を抜けまた県道を横断すると梶尾川支流に沿った道となる。手入れの行届いた杉木立の道をしばらく行くと国道157号線に出る。

梶尾川支流沿いの杉林の道

 国道に“淡墨桜まで17km”の道標が立っているのを見て、あらためて遠くまで来たことを実感する。降りしきる雪の中、国道の歩道をしばらく行き左折、樽見鉄道の踏切を横切るとゴールの神海橋はすぐだった。

国道157号線

  迎えのバスに乗り十数分、午後4時 本日の宿 立花屋に到着。今日は、ほとんど舗装道路歩きで見所もなく、まさにつなぎのコースといった感じだったが、旅館が西国三十三番満願霊場 華厳寺の門前であり、夕食前に降りしきる雪の中、すっかり雪化粧した霊場に参拝しての締めくくりは満足いくものであった。

西秋沢集落を行く

華厳寺本堂に向かう

renew:2013/08/30