【東海自然歩道 No.26】継鹿尾山、木曽川コース

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  美濃関 [南西]
ガイドブック  ▼ふれあいウォーク東海自然歩道
   宇佐美イワオ著 風媒社 1999
東海自然歩道日帰りハイキング(2)奥三河−鈴鹿峠
  武村岳男著 山と渓谷社 1996
地名(かな) ▼継鹿尾山:つがおやま
  車折神社:くるまざきじんじゃ
行 程
場 所 着時刻 発時刻
 入鹿大橋 8:38 8:47
 鞍馬教会 9:12 9:16
 パイロット農場 9:29
 丸山池 10:40
 平谷池 11:19
 白山神社 11:28
 熊野神社 11:40 12:04
 大洞池 12:16
 恵那コース合流 12:25 12:28
 継鹿尾山 12:52 13:02
 寂光院 13:15 13:23
 犬山城 14:18 14:42
 ライン大橋 14:50
 大安寺大橋 15:21
 車折神社 15:49
 各務原公園 15:58 16:05
シリーズ  東海自然歩道      
山 名  継鹿尾山
山行日  2007年12月08日(土)
同行者  グループ・せせらぎ 14名
歩行時間  7時間11分(休憩含む)
コース 入鹿大橋→パイロット農場→丸山池→熊野神社→継鹿尾山→寂光院→犬山城→大安寺→各務原公園

  これまで日帰りで歩き継いできた東海自然歩道、今回は一泊して、宿で忘年会を兼ねることにした。焼津駅集合 6:15 今回のメンバー14名が小型バスに乗り出発。焼津ICで東名に乗り、小牧東ICで高速道を下り、前回ゴールの入鹿大橋に8:38 到着。

  入鹿大橋をバックに集合写真を撮り出発。橋を渡って数百メートルほど行き、道標に従い右折して林道に入る。

  道には落ち葉が降り積もり、秋の終わりを告げている。林道に入り10分ほどで閉じられた車止めゲートの脇を抜ける。

本日のスタート入鹿大橋

車止めゲート脇を抜ける

  歩きはじめて25分ほどで、ベンチとテーブルがある鞍馬協会の休憩ポイントに着き一息入れる。この辺りは教会の敷地で、修行道場を兼ねた神域だそうだ。

  教会を後にして雑木林のトンネルの中、落ち葉降り積もる道を下る。廃棄物処理場前を通り抜けしばらくすると“飛騨木曽川国定公園 開拓パイロット”の道標が立っている。パイロット農場を巻くように晩秋の丘陵地帯をゆるやかに登り下りして今井の集落に向かう。

晩秋の丘陵地帯を行く

尾張パークウエイをくぐる

  尾張パークウエイを左に見ながらしばらく行き、T字路を左折しパークウエイをくぐる。この先も右へ左へと何度も曲がりながら進むが、道標がしっかりしているので迷う不安はない。とはいえ、先導者や単独行であれば相当に気を使わねばならないだろう。

  丸山池を左回りに半周ほどした少し先に今井IC料金所があり、その下をくぐりり抜ける。しばらくして鉄塔脇の休憩所に着きひと休み。これまで車道・田園路・山路とめまぐるしく移りかわったがこの先はしばらく山路が続くようだ。

今井IC(写真中央)付近の田園地帯を行く

  休憩所を後にして尾張パークウエイを陸橋で渡る。数分後、今度は国道41号 名濃バイパスの下をくぐり、10分ほどで平谷池を左に見る。さらに数分行くと集落に入り、名鉄広尾線を渡るとほどなく白山神社の参道に出る。

尾張パークウエイを陸橋で渡る

名鉄 広尾線を渡り、左の森が白山神社

  白山神社境内は名残の紅葉、参道は落ち葉で赤く染まっている。境内を抜けると新興住宅地に出たが、自然歩道は分断されている。適当にルートを選び次のポイントである熊野神社に向かう。本来のルートは、白山神社への石段を上らずそのまま熊野神社に向かうようだ。。

  熊野神社は小高い丘の上にある。百八煩悩を意味するらしい108段の長い石段を上ると舞台がある。壁のない柱だけの舞台であり日当たり良好、靴を脱いで上がり込み昼食とする。

熊野神社石段(108段)

白山神社参道

  昼食後、石段を下りルートに戻り10分ほど行くと大洞池、さらに10分ほどで東海自然歩道 恵那コースの路が右から合流する。寧比曾岳山頂で右に分岐した北周りのルートだ。

大洞池

  合流後の自然歩道は、防火帯を兼ねているらしく広々している。丸太組の階段でいくつかの小ピークを越え、二等三角点が設置された継鹿尾山に到る。

継鹿尾山への登山路

  継鹿尾山山頂には、屋根付き休憩舎と展望台があり、日本モンキーパークの大観覧車、その背後の日本ライン(木曽川)、犬山城、犬山市街、尾張富士の展望がすばらしい。

継鹿尾山山頂より木曾川を望む

  山頂を後に急坂を一気に下ると紅葉狩りの観光客で賑わう寂光院に出る。もみじ寺の別称があるだけに紅葉の美しさは群を抜いている。寂光院の創建は 654年、愛知県最古の霊場だそうだ。

寂光院鐘楼

  紅葉のトンネルに覆われた石段を下り、犬山ユースホステル前を行きT字路を右に曲がって木曽川畔に出たが、実際のルートはT字路を左に曲がりモンキーパーク辺りから木曽川畔に出るのが正しいらしい。

寂光院石段

  木曽川左岸を500mほど行くと、左から本来の自然歩道が合流する。そのまま河畔をしばらく直進し、さらに右下の川縁の歩道に下りて正面上方に見える犬山城を目指す。

正面の犬山城目指して木曽川畔を行く

 犬山城は4つある国宝の城で最古のものだそうだ。私を含め3名は、何度か訪れているので入城料500円を節約し天守閣はパス。

犬山城天守閣入口

  天守閣の見学を終えたみなと合流し、ライン大橋で木曾川を渡る。対岸から見る犬山城は、木曽川を要害に崖上にそびえる天守閣が見事だ。

木曽川畔の崖上にそびえる犬山城

  橋を渡って直ぐに右折し数百メートル、大安寺川を遡り1kmほど行って名鉄各務原線とJR高山線を続けて渡る。対岸の堤防に天然記念物の“宿桜”を見るとほどなくR21をくぐり大安寺大橋に出る。

大安寺川対岸の天然記念物“宿桜”

大安寺大橋

  木製の大安寺大橋の袂に木製の常夜燈が中仙道52番目の宿場 鵜沼宿の雰囲気を醸し出している。しばらく行き弘法堂前で左折。 大安寺川と分かれ丘陵地帯へ入る。大安寺大橋から15分ほどで大安寺を左に見てさらに北上。

  ゴールで集合写真を撮り、待機のバスに乗り今日の宿 長良川温泉十八楼に向かう。

  大安寺からの道は進学の神様として崇められている車折神社に続いて美濃三不動の一つである日乃出不動を過ぎると、今日のゴール各務原公園は近い。

車折神社

renew:2013/08/30