【東海自然歩道 No.20】段戸裏谷コース
行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
福田寺 | − | 9:20 | |
松戸橋 | 9:37 | − | |
大名倉集落(入出) | 10:22 | 10:32 | |
清流公園分岐 | 11:08 | 11:20 | |
昼食 | 12:08 | 12:40 | |
休憩所 | 13:32 | 13:40 | |
段戸湖 | 14:15 | − |
前回の岩古谷山コースは、東海自然歩道 三大難所のひとつだが、今回の段戸裏谷コースは、これまでの中で最も楽なコースのようだ。国有林の中、寒狭川の渓流沿いに歩く路は、森林軌道跡を利用した傾斜のゆるやかな幅広の路、いかにも自然歩道にふさわしい雰囲気の路だ。樹木の一部は種を採取する精英樹、学術林や見本林などとして国が大切に保護している原生林だそうだ。
焼津駅集合6:15 予定通りに13名のメンバーがそろい、3台の車に分乗する。焼津ICから東名高速に乗り浜松西ICで下り、R257で本長篠駅前を経て2時間ほどで設楽町田口のタクシー会社に着いた。
運転手以外のメンバーを下ろし、空のタクシーと共にゴール地点の段戸湖に向かう。3台の車を段戸湖の駐車場に停め、前回ゴール地点の福田寺までとんぼ返り。福田寺の境内で待つメンバーと落ち合い集合写真を撮って出発。
寒狭川に架かる松戸橋
寒狭川に向かって下る
車道を何度か横切りながら標高差で100mほど下り、寒狭川に架かる松戸橋を渡る。
右岸沿いに寒狭川を遡る。ごみ焼却場と思われるクリーンセンター前を通り、ベンチの設けられた休憩所に出る。“大名倉2.1km 45分”の道標が立ち、ここから車道を離れる。階段を下り支流に架かる橋を渡り段戸裏谷に分け入って行く。
寒狭川右岸の車道を行く
橋を渡るとすぐに寒狭川の案内板 “段戸山の本谷を水源として設楽町を南下し豊川となって三河湾へと注ぐ” などと書かれてる。路は横に並んで歩けるほど広く傾斜も緩やか、いかにも自然歩道といった路だ。手入れされた檜と雑木の混合林をしばらく行くと、大名倉の集落へ入る。
大名倉集落に入る
苗を植えたばかりの田圃、茶畑の芽を摘む農家の方の傍らを行き集落を抜けると、再び川沿いの路となる。しばらくすると、森林軌道敷跡案内板が立ち “昭和14〜34年、ガソリン機関車が木材などを輸送した” というようことが書かれている。この森林軌道敷跡が東海自然歩道となっているので、傾斜がゆるやかで幅広の歩きやすい路なのだろう。
森林軌道敷跡を歩く
苔むしたコンクリートの橋脚が残る深い谷を長い木製階段と木橋で渡る。丸太をふんだんに使って整備された路が続く。
橋脚脇に設けられた木製階段
清流公園への路が右に分岐する。今日は、ゆとりあるコースなので寄っていくことにする。分岐から下って吊橋を渡った先に朝、車で通った道に面して公園がある。わざわざ寄り道するほどのものでもなく、分岐で待つメンバーもいるので早々に戻ることにする。
自然歩道対岸の清流公園に渡る吊橋
分岐まで戻り、せせらぎの音を聞きながら、苔むし木漏れ日が差し込むいかにも自然歩道といった路を行く。木の間越しにいくつもの養殖池が見える。宇連の集落だろう。ほどなく、寒狭山登山口の道標が立つ林道に出た。
せせらぎを聞きながら自然歩道を行く
林道を横切りまた、川に沿って進む。昼時分であり食事をする場所を探していると、先行者が川原に下りて行く。流れの中の適当な石のある木陰などにそれぞれ席を確保し、清流の中でゆっくりと昼食をとる。
川原に下りて昼食
自然歩道に戻り再び雑木林の路を行く。やがて川から離れあきらかに登りを感じる路となる。ほてった身体に谷筋を吹き上げてくる涼風が心地よい。さらにしばらく登り、林道を横切ったところのベンチとテーブルを備えた休憩所でひと休み。
東海自然歩道の典型的休憩所
休憩後ひと登りすると再び林道、かぎ型に横断しさらに登って尾根を越える。この尾根は標高約1000m、東側が豊川水系、西側が矢作水系の分水嶺だそうだ。
“原生林 きららの森 40分”の道標に従い下り勾配の路を行く。丸太細工でしっかり作られた桟橋を経てしばらく行くと舗装車道に出る。朝、車で通った道だ。
標高1000m付近の林道を行く
丸太で路
きららの里前を過ぎ直進すると駐車場まで260mだが、自然歩道に従い段戸湖まで川沿いを500mほど行き駐車場に着いた。
朝、タクシーの運転手さんに教えて頂いた道で戻り、鳳来ゆーゆーありーなで汗を流し、本長篠駅前を経て往路を焼津まで戻る。
本日のゴール 段戸湖にて
段戸湖に流れ込む小川
関連情報 | |
1/2.5万地形図 | ▼田口 [南東] 田口 [南西] 寧比曽岳 [南東] |
ガイドブック | ▼ふれあいウォーク東海自然歩道 宇佐美イワオ著 風媒社 1999 |
▼東海自然歩道日帰りハイキング〈2〉奥三河−鈴鹿峠 武村岳男著 山と渓谷社 1996 | |
交通 | ▼タクシー:段戸湖⇒福田寺 ¥5,530 田口乗用自動車(有)tel:0536-62-0507 |
地名(かな) | ▼福田寺:ふくでんじ 寒狭川:かんさがわ 大名倉:おおなぐら 宇連:うれ |
更新日:2013/08/27