【小倉山】ザゼンソウとカタクリ・ツツジの山

山 名  小倉山(おぐらやま)
山行日  2006年4月18日(火)
同行者  グループ・せせらぎ 4名
歩行時間  ゆっくり歩きの一周でも3時間以内
コース 駐車場→ザゼンソウ群生地→尾根出合→小倉山→尾根出合→996峰→上条峠→あずま屋→上条峠→船宮神社→駐車場
関連情報                          アクセスカウンター
1/2.5万地形図 大菩薩峠 [北西]
ガイドブック  ▼月刊誌 山と渓谷 2006年3月号 P230
交通 ▼JR中央本線 塩山駅から玉宮行きバスで湯原まで約15分。 タクシー約10分 2000円
立ち寄り湯 みさかの湯    tel:055-261-6166  ¥700
大菩薩の湯  tel:0553-32-4126  ¥600
関連HP 塩山探検ルポ ザゼンソウ 

  小倉山はJR中央線 塩山駅の北方約1.5kmに位置する小さな山だが、ザゼンソウの群生地として知られている。月刊誌“山と渓谷”2006年03月号にも紹介されている。カタクリやニリンソウも群生し、展望にも恵まれたコースだそうだ。

  4/16(日)、高柄山を予定していたが中止となり急遽、そのメンバーの中から都合のつく4人で小倉山に行くことになった。JR興津駅 7:00 集合、道の駅 朝霧高原で休憩、甲府南ICから勝沼IC間は中央高速、塩山駅経由で登山口の玉宮ザゼンソウ公園の駐車場に9:30 到着した。

ザゼンソウ公園駐車場

  駐車場を出て5分ほどでザゼンソウ群生地の入口に着く。登山路から分岐し木道の遊歩道が敷設され、そこからザゼンソウを観察するようになっている。盛りを過ぎたとはいえ、芽吹いたばかりの株もけっこう目に付き、まだ十分楽しめる。

ザゼンソウ群生地の木道

  木道は登山路を横断して続いているが、そちらは保護のためかロープが張られ立ち入り禁止のようだ。しかたなく登山路を行くが木道との間にもザゼンソウの群生地が続いている。

ザゼンソウ

  ザゼンソウの群生地が終ると次は、今が盛りのカタクリ群生地。次々と写真を撮りたくなるのでさっぱり先に進めない。群生地を過ぎると芽吹き前の明るい雑木林の中の路。幅広くゆったりとした傾斜の遊歩道だ。ひと汗かく間もなく尾根に出る。右へ少し登ると小倉山の山頂。立派な展望台が建っている。

雑木林の遊歩道

  天気は良いのだが春霞(帰宅後、近年にない猛烈な黄砂と知る)がかかったように遠望はよくない。女性4人のパーティーが登ってきたのと入れ違いに山頂を後にする。先ほどの尾根合流点まで戻り、ザゼンソウ群生地からの路を左に見送り、そのまま直進する。

小倉山山頂

  相変わらずよく踏まれた歩き易い尾根路だ。赤松の目立つ気持のよい稜線の路をしばらく行くと、すっかり葉を落とした雑木林に淡いピンクのツツジが彩を添えている。コース中の最高峰996m地点に近づくにつれツツジが群生しだし、路はちょっと険しく登山路らしくなる。日に透ける濃いピンク、淡いピンクのツツジのトンネル、その素晴らしさにただ歓喜する。

最高峰に向かってやや険しい路となる

  最高峰を過ぎてもツツジの群落は続く。急な下りをこなし帰路である平沢集落への路を左に見送りコブを越えて下りたところが上条峠。この峠は、東の上条集落と西の平沢集落を結ぶ街道だったが、今は林道が開通しているので使われなくなったそうだ。


  上条峠を通過し引き続きつつじの咲く路をひと登りするとあずま屋が建っている。あずま屋のピークを巻くように、直ぐ下には林道が見え、その脇には駐車場もある。車で来れば数分でこのあずま屋まで来られそうだ。あずま屋を少し東にすすむと展望が開け、目の前に大菩薩嶺が確認できた。

最高峰を越えてもツツジがいっぱい

  あずま屋で久しぶりにお汁粉を作り昼食とする。せせらぎ山行4回目のT.Jさんは、山でのお汁粉初体験、とても美味しいと大満足の様子だった。昼食後あずま屋を後にして上条峠まで下り、左にコブを巻いて平沢集落に向かう。


  沢沿いの明るい雑木林の路をのんびりと下る。平沢の人家が見え、集落への路を右に見送り向きを変えて南西方向に向かう。少し行くとカタクリの群生地、また写真を撮りまくる。少し下の沢沿いにはニリンソウの群落も今が盛りだ。

平沢集落に向かう下山路

  カタクリの群生地を行くとしばらくして船宮神社への路が右に分岐する。神社に寄り道してそもまま駐車場への路を辿りスタート地点に戻った。帰り道の途中、駐車場から20Kmほど離れた“みさかの湯”で汗を流して帰路についた。

カタクリ