【日本平】日本観光百選平原の部一位の山

シリーズ  静岡百山     前  
山 名  日本平
山行日  2006年01月10日(火)
同行者  単独行
歩行時間  約3時間
コース 美術館→平沢観音→ゴルフ場→日本平→草薙コース→西ノ谷公園→県立大学→美術館
関連情報                          アクセスカウンター
1/2.5万地形図 静岡東部 [北東]
ガイドブック  【静岡県 日帰りハイキング】 岡本滋 1989 静岡新聞社
立ち寄り湯 中伊豆温泉 草薙の湯  tel:0543-49-2626  10:00-01:00 ¥650

  昭和25年毎日新聞社が主催した日本観光地百選の平原の部で一位となった日本平とは、有度山山頂一帯の平坦部を指し、正面に秀麗な富士山を仰ぎ、眼下に清水港、そして伊豆半島や御前崎、赤石岳をはじめとする南アルプス連峰を遠望することができる。年間を通し、山頂はいつもバスやマイカーで訪れた観光客でにぎわっている。

* * * * * : 山行コース

  県立美術館南西斜面の散歩路を下り金網フェンスの切れ目から平沢観音への車道に出る。車道を左に曲がると直ぐに山の神の鳥居があり、石段の上に山の神が祀られている。この石段脇の石碑に“寄進 石段 紀州徳川家 徳川剛 昭和27年4月吉日”と彫られている。昭和になっての“紀州徳川家”の表記に感心した。

平沢観音

  山の神から2kmほど車道を行くと竜爪山が左に見え、ほどなく平沢観音仁王門前に出る。“日本平ハイキングコース”の道標に従い山門をくぐり、百段ほどの石段を上り観音堂の裏の道を左に曲がると直ぐに山路が右に分岐する。角に“日本平ハイキングコース案内図”の大きな看板が立っている。

  山路を行くと背丈以上の切通しの路となる。人のすれ違いもできないほど狭い路が50mほど続く。感じの良い雑木林からゴルフ場脇の路となる。これをどんどん下ると草薙神社からの車道とぶつかる。これを左に曲がりカギ形に横断するのが正規のハイキングルートだが、それは帰路に使うこととして右に曲がりゴルフ場の中を貫く車道を行くことにする。


  左右のゴルフ場間を行き来する赤い陸橋2本をくぐり、ゆったりと登る道を行く。しばらくすると左前方に山頂の電波塔が4,5基見える。舗装道路が切れ、笹っぽい路となる。もちろん道標はないが踏み跡はしっかりとついている。これを3,4分登り、ガードレールの切れ目からパークウエイに出た。下りではとても見つけられそうもない。

すれ違いも困難な切通し路

 車道をしばらく行くと、豪華で新しい東海自然歩道の道標がこまめに立っていて日本平山頂へと導いてくれる。お目当ての富士山は中腹から上が見えるものの霞んでいてぼんやりしている。遠方から来た親戚などを連れて車で何度も来ているので早々に下山することにする。


 東海自然歩道の道標に従って下りはじめると直ぐに“日本平ハイキングコース総合案内板”なる大きな看板が立っていて、これから下る草薙コースなど計5本のコースが描かれている。

日本平山頂

  草薙コースの路はしっかりした路で道標もこまめにある。易の高島神社前を通り、馬走コースを右に分けゴルフ場脇の路を行くと車道に出る。左に少し行くと往路の平沢観音への路が分岐する。右に曲がり草薙駅方面に向かう。正面に竜爪山を見ながら下っていくと右に農免農道が分岐し、“草薙駅40分、日本平山頂50分”の道標が立っている。草薙駅に向かいながら、美術館に戻る左に折れる適当な道を探す。

こまめに設置された東海自然歩道の道標

西ノ谷公園裏のハイキング路

  草薙団地 西ノ谷公園のブランコ後にハイキング路がある。これを登ると直ぐに稜線の路に突き当たる。左右どちらに行くか迷ったが、右に行くことにする。これまでの中で最も登山路らしい路だ。近所の人の散歩路なのだろう、しっかりと良く踏まれている。Y字路や分岐を適当に見当をつけ歩いて行くとテニスコートが右下に見えるレンガを敷き詰めた広い路となり、これを下ると県立大学に出た。西ノ谷公園から10分ほどだ。さらに隣の美術館まで約10分で出発点に戻った。

山の神