【三頭山】ブナの森を周遊

山 名  三頭山(みとうさん)
山行日  2005年12月10日(土)
同行者  グループ・せせらぎ 9名
歩行時間  ゆっくり歩いて3時間以内
コース 都民の森駐車場→鞘口峠→三頭山→ムシカリ峠→三頭大滝→駐車場

 三頭山は大岳山、御前山を加えた奥多摩三山の最高峰である。また、日本三百名山であるとともに花の百名山(ハシリドコロ)にも数えられ、関東百名山、山梨百名山にも選ばれた名山である。

 6:40 焼津駅出発。焼津ICから富士ICまで東名高速、R139の道の駅 朝霧高原で清水駅集合のグループと合流。本日のメンバー9名が揃う。河口湖ICから中央高速、上野原ICで降り、甲武トンネル経由で登山口のある都民の森に 9:35 到着。焼津駅から3時間足らず、意外に近い感じだ。

 トイレや案内所など完備された都民の森駐車場は優に100台は停められそうな立派なものだ。案内所でコース案内のビラをもらい、商店街の遊歩道のようなカラー舗装された道を登る。森林館の建物下のトンネルをくぐり鞘口峠に向かう。峠に近づくにつれ登山路に雪が目立ち始める。

 鞘口峠は三頭山山頂への登山路(ブナの路)の他、回廊の路、里山の路などの遊歩道が分岐している。右眼下に奥多摩湖を見ながらブナの路をしばらく行くと巻き路のブナの路が左に分岐する。われわれは右の直登登山路を行く。凍結しているところもあり安全のためアイゼンを付ける。

名残の紅葉、笹の緑と白い雪、ブナの稜線を行く

 再びブナの路と合流し、薄っすらと雪に覆われた自然林の尾根路を登る。ブナの巨木が点在する稜線を登りつめると東峰の展望台、御前山や大岳など奥多摩の山々が展望できる。展望台の少し先の三等三角点で集合写真を撮り中央峰に向かう。

三頭山(中央峰)山頂

 鞍部に下って登り返しても10分足らずで、たくさんのベンチが置かれ広々とした中央峰に着く。南面に御正体山、三ツ峠山を左右に従えた富士山が聳え、反対側にはひと月ほど前に登った雲取山が良く見える。

 三頭山は2つピークの山のようであるが、3つの頂があるから三頭山のはず、田中澄江氏の“花の百名山”にも「私は三頭山の三つの頂上の、ひとつだけに足を入れると……」と書かれている。疑問に思いネットで調べると、同じ疑問を調べたHPがあった。

凍結しているところもある登山路

 恒例のお汁粉を作り昼食後、三頭大滝に向かう。ムシカリ峠で尾根路を離れる。しばらくは落葉の積もった歩きやすい路だが、やがて雪を被った石ゴロの歩きにくい三頭沢沿いの路となる。案内板によると、この辺りは日本のカエデ24種のうち17種が見られるそうだ。新緑や紅葉の季節はおおいに目を楽しませてくれるのだろう。

沢沿いの路を大滝目指して

 石ゴロ路が整備された道となるとほどなく滝見橋の袂に出る。この橋は滝を見るためのものであり行き止まりとなっている。わざわざ橋を造るだけのことはあって落差33mの三頭大滝はなかなか見応えがある。

 大滝からは足底の感じがよいウッドチップを敷き詰めた遊歩道となる。途中、森林館に立ち寄り駐車場に戻る。

三頭大滝

         

数馬の湯 公式サイト 東京都西多摩郡檜原村の温泉
tel:042-598-6789  10:00-19:00  ¥800
1996年にオープンした東京の一番西、檜原村にある村営の温泉施設。内湯はジャグジーや圧注浴があり、サウナ水風呂もある。露天風呂は3〜4人用と狭く、眺めもあまりよくない。泉質はアルカリ性単純温泉、PH9.06。
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更新日:2013/08/23

都民の森駐車場

舗装の遊歩道で森林館に向かう