【竜爪山】鉄塔経由で文殊岳へ直登

山 名  竜爪山(りゅうそうざん)
山行日  2005年11月26日(土)
同行者  I さん
歩行時間  4時間4分(昼食休憩除く)
コース 駐車場→鉄塔→724峰→文殊岳→薬師岳→穂積神社→23丁目→駐車場
行 程      アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 鳥居前駐車場 8:45 8:55
 鉄塔 9:24 9:30
 724m峰 10:00 10:06
 文殊岳 11:17 11:54
 薬師岳 12:07
 穂積神社 12:42 12:45
 23丁目 12:53
 鳥居前駐車場 13:36 13:46

  薬師岳、文殊岳と穂積神社のある峰を総称して、竜爪山と呼ばれている信仰の山。駿府城の鬼門の方向にあり、徳川家康は特に崇敬していたそうだ。竜爪山はすでに5,6回登っているので今日は鉄塔から直接文殊岳に登るコースを行くことにする。

  静清バイパス瀬名ICを北上し平山、竜爪茶屋を経由して鳥居前の駐車場に 8:45 頃到着。好天の土曜日だが駐車場にはまだ数台分のスペースがあった。

鳥居前登山口駐車場

  身支度を整えながら通り掛りのハイカーと挨拶を交わす。安倍口の自宅を朝5時前に出てここまで歩いてきたとのこと。私が「鉄塔辺りから文殊岳に直接登るコースを歩くつもりだ」と伝えると、「そのコースは歩いたことないので、一緒に行きたい」という。初めてのコースなのでこれ幸いと同行してもらうことにした。

  登山口の鳥居とは反対に舗装道路を300mほど戻ると道端の草むらに小さな道標があり“鉄塔から文殊岳”とかろうじて読み取れる。ここから一旦下り沢を渡って登り返す。急坂で多少ガレ気味とはいえしっかり踏まれた路がある。自然林の中、ジグザグ路の急登がゆるむと展望が開けた鉄塔下にでる。

小さな道標の登山口

展望の良い広々とした鉄塔下

  鉄塔下からは勾配がゆるやかで樹脂製の階段も整備された歩きやすい路となる。あまり手入れされていない植林帯だがここも良く踏まれた歩きやすい路だ。しばらく進むと植林帯の中、木製の古い階段路の急登となる。急登がゆるみ右に薬師岳が見えるとまもなく724m峰。“S62.3.22 SHC清静支部”が設置した山頂表示板がある。直ぐ下に建つ鉄塔の左側に清水港が望める。

724m峰標識

  ピークを後にすると正面に文殊と薬師が見える。下って登り返すと視界が開け日本平、駿河湾の海岸線が一望できる。付近はクマが出てもおかしくない雰囲気であり、2人ともクマ避け鈴をザックに付ける。


  小さなアップダウンを数回繰り返し大きく下り、文殊岳の登りとなる。お喋りしながらトラバース気味の路を歩いていると踏み跡が薄くなる。路は続いているようだが念のため戻って見ると、よりはっきりした踏み跡の路が上方に分岐していた。

行く手正面に文殊岳(左)、薬師岳

  文殊岳への登りは急登の連続、ロープが張られた難所もある。右手に薬師岳が木々の間越しに見え現在標高の目安になる。東に高山が見えると山頂は直ぐだった。20人ほどのハイカーが休んでいた。富士山の見えるベンチで昼食にする。

文殊岳山頂、富士山の見えるベンチ

  山頂を後に薬師岳に向かう。色づきの雑木林から直ぐに植林帯の路となり十数分で展望のない薬師岳山頂を通過する。数分で俵峰への路を左に分けとほどなく展望台、富士山が雲の上に頭を出している。名残の紅葉の中、しっかり踏まれた路を穂積神社に向かう。工事現場のような階段を避け旧登山路を下る。

展望台より富士山を望む

  穂積神社で一休みして駐車場に向かう。紅葉がだんだん鮮やかになる。旧道23丁目からは新道を行く。沢沿いの路を右岸から左岸へ渡りゆるやかに下る。やがて植林帯を抜けると右手稜線に往路に通った鉄塔が2つとも見える。下ってからの文殊岳への急登が見て取れる。舗装された林道に出ると駐車場は近い。同行頂いたIさんに「途中まで送りましょうか」と言ったがIさんは「歩いて帰ります」とのこと。週に数日は10時間ほど歩くとのこと。近隣の山でまたお会いすることを願って別れた。

23丁目手前付近

一浴温泉情報
平山温泉
tel:054-266-2461 9:00-17:00  ¥500
静岡市街の北にある竜爪山の南麓にある渓谷の湯治場。宿が出来たのは、昭和33年。昔の湯治場風の温泉宿で、17度の冷泉だが、硫黄泉が諸病に効くそうだ。