兜山】マイカー向きの軽ハイクコース

山 名  兜山(かぶとやま)
山行日  2005年11月23日(水)
同行者  グループ・せせらぎ 7名
歩行時間  2時間40分(昼食休憩休憩除く)
コース 駐車場→岩堂峠分岐→最高点→兜山→展望台→兜山→岩場→夕狩沢分岐→駐車場
行 程      アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 駐車場 9:20 9:32
 岩堂峠分岐 10:10 10:12
 最高点 10:50 11:01
 兜山・展望台 11:16 12:24
 岩場 12:38
 夕狩沢分岐 13:09
 駐車場 13:20
13:30

  兜山は少し前まで読図技術を有した人向きの山であったようだが近年、登山路や道標が整備され家族向け・一般向けのコースになったようである。


  JR興津駅7時出発、精進湖、甲府南経由でフルーツライン(広域農道)に入り春日居ゴルフ倶楽部を目指す。クラブハウスに向かう途中に兜山の道標がありゴルフ場の外周に沿い駐車場に9時20分頃着いた。最近整備された駐車場でトイレや立派なコース案内板もある。

登山口駐車場

  ゆっくり身支度を整え舗装された林道を岩堂峠方面に向かう。紅葉に彩られ、ゆったりした上りの林道をてんでんにお喋りしながらのんびり歩く。山腹コースを右に見送りしばらくして、すれ違った地元ハンターから「この先に、クマが壊した爪跡が残る案内板がる」と教えられた。さっそくにクマ避け鈴をザックに取り付けるメンバーもいる。しばらくすると爪痕生々しく壊された案内板が立っていた。

クマの爪痕残る壊された案内板

  舗装道路が終ると岩屋峠への道から右に尾根コース登山路が分岐する。植林帯からすぐに赤松の目立つ雑木林の路となり、落葉と紅葉の中、適度の登り坂の路が続く。左後方に棚山が見え、大きな岩の脇を抜けるとすぐに990mピーク。岩の上に赤く×が記されていのところが最高地点だろう。

990m(最高点)岩の上面に赤い×印

  小さなアップダウの尾根道を行くと10分足らずで夕狩沢コースが左に分岐、しばらくして今度は、山腹コースの路が右から合流する。さらに尾根路を下り加減に数分行くと兜山山頂に着く。最高点よりも77mも低い山頂には三等三角点が埋め込まれているが樹林に囲まれ展望はない。ちょうど山頂を出発するパーティーにシャッターをお願いして、山梨百名山の標柱を中心に集合写真を撮る。

兜山山頂

 南にちょっと下ったところに展望台がある。甲府盆地の向こうに京戸山、黒岳、釈迦ヶ岳、節刀ヶ岳など見えるが富士山は頭をすこし出しているだけだ。久しぶりに餅入のお汁粉を作るなど、ゆっくりと昼食をとる。


 山頂まで戻り岩場コースに向かう。紅葉の残る自然林の尾根路を15分ほど下ると岩場、横の切り立った岩には残置ハーケンがある。その先の方にはザイルが下がっている。覗き込むとザックが見えるので使用中かもしれない。


 急斜面の岩場を鎖に助けられ慎重に下ると傾斜もゆるみ落ち葉の積もった歩きやすい路となる。前方でガサガサの音と共に黒いものが動きドキッとしたが犬連れのハイカーだった。しゃがみ込んで手招きすると尻尾を振って寄って来た。ハイカーによると岩場の一ヶ所は抱っこして登るとのことだった。

クサリの張られた岩場

  いかにも晩秋の雰囲気が漂う中、なだらかな路を下っていくと夕狩沢出合いの道標がある。沢の向こう側には朝通った林道のガードレールが見え隠れしている。午後の陽に照らされた紅葉の中、沢沿いの路を駐車場に向かう。10分ほどで駐車場に戻る。

沢沿いの路を駐車場に向かう

一浴温泉情報

ほったらかし温泉
tel:0553-23-1526  (4:00〜6:00)〜22:00  ¥700
右手に富士山、左手に大菩薩嶺を望み、眼下に甲府盆地を見下ろす海抜700mの露天風呂。深度1300mの破砕帯からの源泉を掛け流し、熱湯とぬる湯がある。