【真富士山】富士山の展望競う双耳峰

山 名  真富士山
山行日  2005年10月25日(火)
同行者  単独行
歩行時間  4時間(昼食休憩除く)
コース 登山口→ヲイ平→第一真富士山→真富士峠→第二間富士山→真富士峠→ヲイ平→登山口

交通

バス:しずてつジャストライン 静岡駅前バス案内所 tel:054-253-8635
静岡駅発時刻表(2005/10/17改正) 静岡駅〜平野 約55分
土日祝:6:37、7:02(有)、8:38、10:38 梅ヶ島温泉行 (有):有東木行
平日 :6:37、7:15(有)、8:37、10:33
行  程
場 所 着時刻 発時刻
 登山口 9:26
 ヲイ平 10:12 10:18
 稜線 10:56 11:03
 第一真富士山 11:10 11:50
 真富士峠 12:00
 第二真富士山 12:30 12:55
 真富士峠 13:20
 ヲイ平 13:35
 登山口 14:06

  梅ヶ島街道を北上しドライブイン“真富士の里”の約700m先を右に曲がる。“真富士山”の小さな道標があるだけの細い道なので見落としそうだ。林道を2.2km行くと第一登山口、さらに1.1km行き小さな橋を渡ったところにも登山口がある。ここから3.4km先が第二登山口だ。登山口の前後に数台分の駐車スペースがある。

安部川対岸から南アの山々を望む

登山口(この前後に数台分の駐車スペース有り)

 登山口から植林帯の路を行く。あまり手入れされているとは思えない薄暗い植林帯、傾斜がきつくなるとほどなくして若い植林帯。明るくなるが相変わらずの急登。さらに十数分ほど登り路が平坦になると、右側の展望も開け気分よく歩けるようになる。

 しばらく行くとお地蔵さんが安置されている。以後、何体ものお地蔵さんが登山路脇に鎮座していてよい目安となる。路はなだらか、右の谷を隔てた斜面の木々が色づきはじめ、鳥のさえずりも聞こえる。固定ロープが備えられた大岩を登ると21番のお地蔵さん。路はよく踏まれ、下草刈など手入れも行き届いていて安心して歩けるのがうれしい。

登山路に鎮座するお地蔵様(23番)

  沢の音が聞こえだすとほどなく苔むした岩の上に23番目のお地蔵さん。しっとりと苔むした岩がちの沢筋の路を行く。涸れ沢を何度か横断し24番地蔵。ここからしばらく急登が続き、平になった辺りから木々が色づきはじめる。再び植林帯、登山路が抉れ、直ぐ右に新たな登山路ができつつある。時おりかすかに聞こえる鳥の鳴き声だけの静かな植林帯、鬱蒼とした雰囲気の中に分岐のヲイ平はある。25番地蔵、“何の喜びか憂いに非(アラ)ざらんや 何の憂いかまた喜びに非ざらんや”と添えられている。

 平坦な植林帯の路を数分行くと27番地蔵。この辺りから松と雑木の林となり、ややきつい登りだが明るくて気持ちよく歩ける路となる。28番、29番地蔵を見送りながら落葉の路を行く。真後ろに第二真富士山が見える。ほどなくして30番地蔵の稜線にでる。


 左に上る路が第一真富士山への路、先ずは右の数十メートル先の真富士神社をお参りして第一真富士山に向かう。ひと登りで山頂、ややかすみ加減だがお目当ての富士山がしっかりと見える。真南に双耳峰の竜爪山、その左に清水港も見渡せる。独り占めの山頂でガスコンロを出し早めの昼食とする。

第一真富士山より富士山を望む

 山頂を後に第二真富士山に向かう。やや色づきはじめた自然林の尾根路をしばらくのんびと行く。やがて路は急傾斜となり5分ほど下ると真富士峠。オイ平への路を左に分けしばらく行くと、固定ロープが張られた岩場の難所。木の根や岩角にも助けられてようやく登りきっても急登は続く。再び固定ロープの急斜面、なかなか楽にならない。傾斜が緩み、気持ちよく歩ける自然林の中の小さなアップダウンの路をしばらく行くと真富士山。先行者2人と入れ替わりの山頂、ここでも美しい富士山の眺めを独り占め。コーヒーを飲みのんびりとした時を過す。

第二真富士山山頂より富士山を望む

 山頂を後にして、往路を真富士峠まで戻る。途中、横浜からきた人とすれ違いしばらく立ち話をする。真富士峠から薄暗い植林帯の路をヲイ平まで下り、あとは往路を登山口まで戻った。

参考資料

静岡県の山 新・分県登山ガイド 21 2005/06 山と渓谷社
マイカー登山【東名高速道】 1998/04 山と渓谷社
アクセスカウンター

ヲイ平(25番地蔵)