行  程         アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
道の駅 道志 8:00 8:18
グリーロッジ 8:32
林道終点 8:37
鳥ノ胸山 9:40 10:10
雑木ノ頭 10:43 10:48
大池 11:31 11:35
道の駅 道志 11:57 12:05

【鳥ノ胸山】小雨降る、静かな静かな山歩き

山 名  鳥ノ胸山(とりのむねやま)
山行日  2005年 6月 9日(木)
同行者  単独行
歩行時間  時間 分(除く昼食休憩)
コース  道の駅 道志→グリーンロッジ→鳥ノ胸山→雑木ノ頭→大池→道の駅 道志

立ち寄り湯

道志の湯    
tel:0554-52-2384  10:00-20:00  \580
道志川の支流を1キロほど遡った山あいの静かな場所にある日帰り施設。男女別の内湯と露天風呂が1つずつ、内湯は10人くらい、露天は5・6人ほどの大きさで、ちょっと窮屈感がある。

  8時頃、道の駅 道志に着いた。たまたま道の駅が今日の防災訓練基地として使用されるため第二駐車場へ誘導される。駐車場のすぐ目の前に鳥ノ胸山が見えている。あまりの近さに驚いたが、標高差は 500m 程度、今の私にはちょうど良い山だ。ゆっくりと身支度を整えて出発。

  第二駐車場前の吊橋“かっぱ橋”で道志川を渡り、体験農園を通り抜け、害獣避けの金網フェンスの扉を開けて(必ず閉めるよう表示あり)先へ進む。オートキャンプ場で舗装道路にぶつかり左折。5分ほどで、“ふれあいの森遊歩道”を左に分ける。この分岐付近から予報に反して雨が降り出す。雨降りに登るほどの元気はないのだが小雨だし、ほとんど風も無く傘をさして歩けるのでそのまましばらく先へ進むことにする。直ぐに、グリーンロッジを左に見送る。舗装道路はロッジまでだが、林道終点はさらに5分ほど歩いた先だ。

道の駅 道志の第三駐車場越に鳥ノ胸山

  林道終点に車数台は停められそうだ。登山口には山頂を経て秋葉様から観光農園への路が大きな絵看板に描かれている。グリーンロッジから山頂まで1時間と書かれている。

 植林帯の路を5分ほど行くと、枯れ枝で直進方向が通せん坊してあり、左に登山路がついている。道標はないが迷うことはないだろう。この分岐付近はフタリシズカの群生地で、今が盛りと咲いている。

林道終点に立っている案内図

 小雨は相変わらず降り続いている。分岐から引き続き植林帯の路を10分ほど行くと、林道に出る。道標に従い左へ数分すすむと再び山道に入る。風・雨が強くなってきたが潅木帯でありあまり苦にならない。しばらくいくと一直線の急登となる。

再び林道

  さらなる急登の階段路、雨がますます強くなる。階段が終り、雨で滑りやすくなった急坂を傘を差しながら登るのはきつい。しかし、急登はせいぜい10分程度、傾斜が緩むと“鳥の胸まで15分”の道標が立っている。傾斜の緩んだジグザグ路を10分ほど登るとピークに出る。ここが頂上かと思ったが、展望はないし山頂標識もない。ここはニセピーク、一端少し下って登り返し、観光農園への路を左に分けると頂上はすぐだ。

鳥の胸まで15分の道標(15分?無理)

林道終点(数台駐車可)

  山頂には“山梨百名山”の標柱が立ち、朽ちた丸太組のベンチが置かれ小広い。富士山側が切り開かれているのだが、残念ながら姿はまったく見えない。誰もいない静かな山頂、ひとり物思いに沈む。小雨は止まず、私の心も雨模様。

鳥ノ胸山山頂

 山頂から南の雑木ノ頭経由で下ることにする。少し下って登り返したピークの少し先にわが故郷の地名が目に入る。“2000.8.5 浦和18団カブスカウト”この後も、同種の表示板が何枚も目に付いた。子供たちの訓練登山にちょうどよい山なのだろうと思ったとたん、とんでもないほどの急斜面の一直線下り、路が濡れて滑り易いこともあり、やむなく少しの間、傘を畳んで慎重に下る。

カブスカウトの立てた道標

 急下りといっても5分程度、傾斜が緩やかになる辺りに“道志の湯”の道標を左に見て、気持ちよい雑木林の平坦な路をすすむ。小ピークを2,3越え、雑木ノ頭に出る。左に道志の湯への路を分け、右の道志の森への路を行く。


 路にかぶさる笹の葉でズボンが濡れる。幸い気温も高く少々濡れても問題はない。痩せ尾根を過ぎ、明るい小ピークに出ると、前方から左に山がかすんで見える。菰釣山から城ヶ尾山の山並みだろう。

雑木林の中の気持ちよい登山路

  しばらく行くと、平坦に直進する路と、左に下る路に分岐する。道標は無く、どちらも踏み跡はしっかりしているし目印のテープも見える。左に下る路が正しそうだが念のため、直進する路を少し行ってみることにする。踏み跡がやや薄くなる感じであり、目印のテープも見当たらない。引き返して下るとすぐに赤テープが見える。どんどん下り、鳥のさえずりがさかんになると正面下方に川が見え、ほどなくして林道に出る。

下山口の林道(この道を行ってしまう)

  左は城ヶ尾峠への道、正面下に池と管理棟らしき建物が見える。林道を右に行くことにする。しかし、ゆるい上りが続く上、だんだん荒削りの道になるので地図と磁石を出して確認する。本来、北西に向かうはずだが、北東に向かっている。どうやら道を間違えたようだ。元に戻り、池の方に下る。この池は水泳ができると書かれている。管理棟と思った建物はトイレだった。

水泳可能な大池

  菰釣山への道を左に分け、三ヶ瀬川沿いにすすむ。途中、道志の山に詳しい単独行の男性と一緒になり、いろいろ話を聞かせて頂きながら道の駅まで戻った。また、その男性の方から「別荘が近くにあるので寄っていけ」と誘われ、シャワーを使わせていただいた上、美味しいお蕎麦までご馳走になるという思わぬ幸運に恵まれた山歩きでした。