行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
登山口駐車場 | 8:50 | 9:10 | |
登山口 | 9:20 | − | |
休憩所(石仏) | 10:18 | 10:25 | |
新道分岐 | 10:57 | − | |
山頂 | 11:03 | 11:28 | |
新道分岐 | 11:34 | − | |
林道 | 12:13 | − | |
登山口駐車場 | 12:32 | 12:37 |
【竜ヶ岳】梅雨入り前の静かな山歩き
山 名 | 竜ヶ岳(1485m) | |
山行日 | 2005年 6月 7日(火) | |
同行者 | 単独行 | |
歩行時間 | 2時間57分(除く山頂休憩) | |
コース | 本栖湖キャンプ場→登山口→休憩所(石仏)→分岐→竜ヶ岳→分岐→新道→本栖湖キャンプ場 |
ここ2ヵ月以上どうしようもないくらいに落ち込み、ほとんど引きこもり状態の日が続いている。何か行動せねばと、無理矢理心を奮い立たせ、少し遠くの山に出かけることにした。4年ぶり、4回目の竜ヶ岳。予報では曇天、しかも平日、静かな山歩きで心の澱がわずかでも洗い流されるのを期待して・・・・・。
本栖湖畔にある竜ヶ岳登山口の駐車場に9時頃着いた。駐車場は優に100台以上は停められるが、予想通り1台も停まっていない。ゆっくりと身支度を整えキャンプ場の中を登山口へ向かう。キャンプ場には一人用のテント一張が目に付いたものの、人の気配はまったく感じられない。
竜ヶ岳登山口まではこまめに道標があり、迷うことはない。みどり鮮やかな自然林の中、よく整備されたジグザグの登山路を登る。路端には黄色いヘビイチゴ(たぶん)やニガナが群生している。たいした登りでもないのに鈍った身体に汗が吹き出る。
ひと登りすると平坦地に出る。今日の気分としては曇天の方が良いのだが、予報からすると意外なほどに青空が広がっていている。小ピークからは笹原を大きく切り開いた防火帯のような路、陽射しがきつい。首筋の日焼けガードの付いたつばつき帽をかぶる。数年前の父の日に、娘より贈られた登山帽だ。この帽子は山歩きの常備品にしているが、汗かきの私はバンダナ鉢巻派であり、樹林帯の多い低山歩きではめったに帽子を使わない。誰もいない静かな山で、はからずも遠くに旅立った娘を想い出していた。
よく整備された路
小ピークを下り再び登りに転ずる辺りから右前方に竜ヶ岳、山頂に向かって大きく蛇行した路が見える。ほどなくして東屋の展望休憩所。富士山の頭が少しだけ見えている。
笹の中の単調な登りのジグザグ路、しばらく行くと小ピークから展望休憩所に続く路が見下ろせる。広々とした良い眺めだ。ジグザグ路をさらにしばらく登ると路は平坦となり、本栖湖からの新道と合流する。そこから5分余りで誰もいない広々とした山頂に着いた。
富士山は相変わらず頭が少し見えるだけだが、心地よい風に当たりながら簡単な食事をする。静かな静かな山頂、ゆっくりと時が流れる。しばらくすると、女性4人のパーティーが登ってきた。八王子から来たそうだ。入れ違いに下山することにする。
緑豊かな下山路(新道)
分岐まで戻り、左の本栖湖への新道を下る。笹原の路は直ぐに樹林帯の路となる。新道は、とても4年前(2001年5月)に完成したとは思えないほどしっかりと踏み込まれ、よく整備されている。ブナの巨木も生える緑豊かな自然林の路。鳥のさえずりもさかんだ。
山腹につけられたジグザグの路をどんどん下る。林道にV字にぶつかり、バックするように右に曲がる。ベンチが置かれているが、道標は無いので逆コースをとる場合、この分岐は非常に分かりにくい。この後も道標はほとんどないが、どのように歩いてもキャンプ場に戻れるだろう。広々した駐車場には他に5台の車が停まっていた。
資料
推薦山行記 富士・竜ヶ岳(ハイキング)7-5-03 月刊誌:山と渓谷 2001年 9月 p118 |
広々した竜ヶ岳登山口の駐車場
中腹から小ピーク〜休憩所への路を見下ろす
幅広の登山路、正面に竜ヶ岳
休憩所より山頂を望む