行  程      アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 県営駐車場 9:15 9:41
 女坂峠 10:45 10:54
 三方分山 11:32 12:04
 精進山 12:13
 精進峠 12:35 12:38
 根子峠 13:15
 パノラマ台 13:30 13:40
 根子峠 13:47
 登山口 14:19
 県営駐車場 14:25

【三方分山、パノラマ台】精進湖畔の周回コース

山 名  三方分山(さんぽうぶんざん)
山行日  2004年7月22日(木)
同行者  単独行
歩行時間  4時間12分(除く昼食休憩)
コース  県営駐車場→女坂峠→三方分山→精進山→精進峠→根子峠→パノラマ台→根子峠→駐車場
精進湖 山田屋ホテル
tel:0555-87-2311 10:00-21:00 ¥800

参考ガイドブック

【富士を眺める山歩き】 山村正光 2001 毎日新聞社
【山梨県の山】 山村正光 1993 山と渓谷社

立ち寄り湯

  8年間履き続けた登山靴の底がすっかり磨り減っている。急斜面の下りなどで若干滑りやすい感じはするが、履けないわけではないのでついずるずると履き続けてきた。来週は北アルプス常念岳、再来週は南アルプス塩見岳に登る予定だ。8月後半には剣岳も予定している。もう躊躇してはいられない。昨日、静岡市の好日山荘で無雪期 高山用の登山靴を買った。足慣らしに安倍奥の山を予定したが、昨日に続き本日も午後から雷雨予報、仕方なく少し遠いが富士五湖周辺の山に登ることにする。

  この時期、単独行のときはいつも5時前後には家を出るのだが連日の熱帯夜、寝不足気味で出発したのは6時を大きく回っていた。登山口の精進湖県営無料駐車場着、9時15分頃。朝食後、ゆっくり身支度を整え昨日買った登山靴を履いて出発。

県営無料駐車場

大堰堤前の登山届けポスト

 湖畔を右回りに舗装道路を行く。6・7分で精進バス停“精進の大杉”の案内板が立っているところを左に曲がり、沢沿いの集落の中の舗装された一本道を北に向かう。この路は駿河と甲斐の国を結ぶ最短距離の街道だったそうだ。

  舗装が切れ、5分ほど歩くと目の前に大きな堰堤が現れる。その手前に登山届けの箱が木に括り付けられている。箱の中の登山者名簿に氏名・連絡先・コースなどを記入する。2つ目の堰堤を越え、ゆったりとした歩きやすい昔からの峠路だが、しだいに両かかとに靴擦れの痛みを感じはじめる。女坂峠で両方のかかとに大きなカットバンを貼り付けた。

女坂峠

  小広い峠の真ん中に立つ道標には“阿難坂(女坂峠)標高1210m”と記されている。4体の首なし地蔵が古い峠の面影を残している。峠から三方分山への路は痩せ尾根だがよく踏まれた路だ。何箇所か右側が崩壊しトラロープが張られている。少し下った後は、これまでとは打って変わっての急登が続く。

  しばらくすると草刈機の音が聞こえる。急坂が緩んだカラマツ林の先に、丈の低いクマザサに覆われた登山路の下草を刈ってくれている人が見えた。感謝の言葉を伝えると、「山頂はもう直ぐですよ」と優しく応えてくれた。

登山路の下草刈り

  山頂は南側が切り開かれているが富士山は雲の中、眼下の精進湖もかすんでいる。簡単に昼食を済ませ先に進む。下って少し登り返したところが、三角点のある精進山(湖西山)山頂。三方分山から10分足らずだ。

三方分山山頂

  精進山から急坂を下り何度か登り下りを繰り返す。“中島征帆終焉の地”の標柱(合掌)を目にするとまもなく精進峠(三ツ沢峠)。左に下れば出発点の県営駐車場に戻れる。峠からちょっと登った露岩の台地から眼下に精進湖、その後ろに大室山がかすんで見える。富士山は雲の中だが絶好のビューポイントだろう。

眼下の精進湖、かすむ大室山

 引き続き上り下りしながら尾根路は続く。この辺りから、右足親指の付け根(外反母趾)付近もヒリヒリする。両かかとの靴擦れも痛みを増してきた。新しい登山靴の足慣らしは、もっと短いコースにすべきだったかとちょっと後悔する。

 精進湖への分岐、根子峠から路は一段とよくなり遊歩道の感じとなる。分岐から15分ほどで小広い広場のパノラマ台、富士山は頭が少し見えるだけだが目を左に転ずると精進湖の背後に王岳、十二ヶ岳、西湖の右に足和田山などその名に恥じない展望が広がる。

パノラマ台より王岳方向を望む

  往路を根子峠まで戻り、精進湖への路を下る。緑に覆われ、傾斜がゆるやかな歩きやすい路だ。よく整備された家族向けコースである。下りた所がパノラマ台登山口、直ぐ前に10台ほど停まれる駐車場もある。左に曲がると直ぐに山田屋ホテル、800円で汗を流せる。県営駐車場はその隣だ。

よく整備されたパノラマ台への遊歩道

renew:2013/09/04