行  程      アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 信州峠 9:50 9:55
 カヤトの原 10:55 − 
 横尾山 11:31 12:14
 信州峠 13:14  

【横尾山】花の山だが花は少なめ

山 名  横尾山
山行日  2004年6月8日(火)
同行者  グループ・S 5人 
歩行時間  2時間36分(除く昼食休憩)
コース  信州峠⇔横尾山
黒森鉱泉
tel:0551-45-0331 \500 要確認
増富温泉と山一つ隔てた山あいにある、小さな古い一軒宿。泉温は10℃程度で、薪を使って沸かすのに3時間ほどかかるとのこと。湯が熱い時は、隣の源泉槽に溜められている冷たい源泉を入れる。

立ち寄り湯

 今日のメンバーは5人、JR興津駅に集合し7時出発。国道52号線から南アルプスICで中央高速道に乗り須玉ICで下り、信州峠へ10時前に着いた。10台程度は停められそうなスペースに軽自動車1台が駐車していた。

  信州峠の標高は1470m、山頂までの標高差は350m足らず。楽々ハイキングなので超のんびりペースで歩ける。

  駐車場の向側が登山口。15段ほどの階段を上り山路となる。しばらくは、緑が美しい雑木林の中のよく踏まれた路をゆったりと登って行く。新緑が薄っすらとした霧に包まれ、周りの空気までも緑に染めている。やがて傾斜は急になり、岩がゴロゴロした急登となる。

信州峠駐車場

雑木林の登山路

  登りつめるとレンゲツツジの群生地に出るが、6月上旬だというのに盛りは過ぎてしまったようだ。ここからはナルコユリ、アヤメ、グンナイフウロ、スズラン、キンポウゲ、マイズルソウ等々、花咲く楽しい路だ。10分ほどでカヤトの原に出る。横尾山稜線、東の肩にあたる。展望が利けば、さぞやと思う広々とした広場だ。ここにも名残のレンゲツツジが何株か咲いていた。

岩ゴロの急登

  カヤトの尾根をしばらく行くと、再び樹林の中の路となる。やせ尾根もあり、細かい岩の出たアップダウンが続く。そこそこ花は咲いているのだが、噂に聞くほどでもなく、異常気象の今年はどこでも花には恵まれないようだ。

カヤトの原

横尾山への稜線の路

大岩を縫う路

 三角点のある横尾山山頂に登り着いた。八ヶ岳側が刈り払われているが真っ白で展望は望めない。山頂で昼食をして往路を戻る。少ない花ゆえ、ひとつひとつをゆっくり見ながらのんびり下った。

横尾山山頂

  登る前に電話したが誰も出なかった黒森鉱泉に再び電話をする。「お風呂に入れますか?」と、ダメ元で聞いてみる。幸運にも「入れますよ」とのこと。やわらかなお湯で評判通りのすばらしい鉱泉だった。浴槽がひとつなので、待ってる間にお茶と、直径2センチはある極太のフキの煮物をタップリ出してくれた。とても美味しかった。

  風呂から出て戻る途中、黒森鉱泉に向かう大きなザックを背負った4人パーティーとすれ違った。そうか、この人たちのために沸かした鉱泉だったのだ。平日なのに電話して直ぐに入れたことを納得した。

renew:2013/09/02