行  程       アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 姫の沢公園 10:00 10:10
 東光寺 10:54 11:04
 日金山(十国峠) 11:24 11:34
 東光寺 11:48 − 
 岩戸山 12:20 13:02
 石仏の道分岐 13:33 − 
 十一町目 14:20 − 
 笹良ヶ台団地上BS 14:33 14:36

【日金山、岩戸山】中高年ハイカー、真冬のお勧めコース

山 名  日金山(十国峠)、岩戸山
山行日  2004年2月11日(水)祝日
天 候  晴れ
同行者  グループ・S 5名
歩行時間  3時間40分(除く昼食休憩)
コース  姫の沢公園→東光寺→十国峠→東光寺→分岐→岩戸山→分岐→石仏の道→笹良ヶ台団地上
参考図書
【続・富士を見る山歩き】 工藤隆雄 1997 小学館

  静まり返った姫の沢公園の案内板で進路確認。どのようなコースをとっても行けそうなだけにウロウロしていると、公園を整備している人が 「日金山(十国峠)に行くなら姫の沢橋のところから野鳥の森の道がよい」 と、教えてくれた。

 よく整備された公園の道を行くと、ほどなく水呑場とトイレのある姫の沢橋。“野鳥の森・日金山”方向を示す道標に従い、小鳥さえずる自然林の中に分け入る。、せせらぎを耳にし、落ち葉を踏みしめながらの道はまことに感じがよい。ひと歩きで、尾根筋の日金山東光寺に着いた。バスで一緒だった、京都からの10人ほどのパーティーと出会う。十国峠かのんびりと来たそうだ。少々言葉を交わし、岩戸山に向かう彼らと別れる。

野鳥の森の道

  地蔵信仰で栄えたという東光寺、大小のお地蔵さんや石仏が随所に納められている。ここから日金山(十国峠)までの往復は見晴らしのよい明るく広々したカヤトの中のそぞろ歩きでまことに気持ちはよいのだが、舗装道路というのが戴けない。

東光寺に納められたお地蔵さん

  十国峠は常陸、上総、武蔵、駿河、甲斐など十ヶ国が見渡せることから名付けられたという。

  空気が澄んでいれば、伊豆七島も眺められるそうだが、今日は伊豆の島々は確認できない。しかし、富士山はじめ360度のパノラマ、箱根や伊豆の山々など広大な展望が欲しいままだ。ゆったりした起伏の向こうには目指す岩戸山も見える。

日金山山頂より岩戸山、真鶴半島

  東光寺まで戻り岩戸山へ向かう。アセビのトンネルの道を行くとすぐに“石仏の道”を右に分ける。今度は背よりも高い笹薮の道だが、相変わらずよく整備された幅広の明るい尾根道。日当たりの良い緩やかな起伏の道はまさに日溜りハイクにふさわしい。

  苦も無く岩戸山山頂を周回するコースの分岐に出る。左の近道と表示されたコースを行くと5分ほどで岩戸山山頂。ここからの展望も申し分ない。熱海市街の左に初島を浮かべた相模湾。その海に突き出た真鶴半島がしっかりと見える。振り返れば、先ほど登った十国峠(日金山)が思いの外、遠くに見える。ゆったりした起伏の道、標高差は100mもない、ルンルンの道だから近くに感じるのだろう。

岩戸山山頂

笹薮の道

アセビのトンネル

  山頂で昼食を取り、周回コースで“石仏の道”分岐まで戻る。ここからが本日の圧巻、一番のお勧めコースだ。防火帯のように広々したカヤトの道に、町(丁)目石を兼ねた石仏が点々と置かれたまことに雰囲気の良い道だ。まっすぐに海に向かう“石仏の道”の正面には初島を浮かべた相模湾、白波を立てながら行き交う船が見える。

  十一町で車道に出るが直ぐに“石仏の道”が右側に続いている。展望はなくなるが、苔むした道端の古びた石仏がいっそうの情緒を醸し出している。再び車道に出ると熱海行きのバス停は直ぐだった。

  熱海駅まで戻り案内所で紹介された、駅から歩いて2分ほどの“志ほみや”で汗を流す。露天風呂で掛け流しの温泉を堪能する。休憩室もあるこの温泉は自信を持って推薦できる。駅前の案内所で割引券をもらっても(\1200→\1000)汗を流すだけにしてはちょっとお高いのが難点かも。

正面に相模湾の石仏の道

カヤトの中の石仏の道

苔むした道端の石仏

立ち寄り湯
志ほみや旅館
tel:0557-81-3651 \1200→\1000(案内所で割引券)

  岩戸山は箱根山塊の南端、熱海の北約2km に位置している。展望抜群で、ゆるやかな笹と草原のコースは中高年ハイカー真冬のハイキングとして最適の山だろう。

  熱海駅9:40発、十国峠行きのバスに中高年ハイカーが大勢乗っていたが姫の沢公園で降りたのは我われだけ。みな十国峠まで行くようだ。我われも十国峠からの予定だったが、調べてみると十国峠の標高は岩戸山よりも37m高い。のんびり登山が大好きとは云え、これではちょっと気が引ける。姫の沢公園バス停付近の標高は450m、これなら何とか登山の面目もたちそうだ。

renew:2013/09/02