行  程        アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 初狩駅 10:30 10:35
 玉子石コース分岐 11:00 11:04
 男坂分岐 11:29 − 
 男坂合流 11:56 − 
 高川山山頂 12:12 12:45
 小形山分岐 13:14 − 
 林道 13:25 13:30
 禾生駅 14:15 − 

【高川山】雪景色は楽しめども富士山は曇の中

山 名  高川山
山行日  2004年1月18日(日)
天 候  晴
同行者  OAA 山の仲間 14名
歩行時間  3時間7分(除く昼食休憩)
コース  初狩駅→沢コース分岐→男坂分岐→高川山→小形山分岐→禾生駅
【富士を見る山歩き】 工藤隆雄 1996 小学館
【展望の山旅】藤本一美、田代博 1987 実業之日本社
【山梨県の山】 山村正光 1993 山と渓谷社

 7:25 静岡市役所前出発、清水駅でメンバー2人を乗せ清水ICから富士ICに向かう。前日降った雪で、左に見える山々がすっかり雪化粧をしている。

 富士ICから河口湖ICに向かう139号線も上るにつれて道路上に雪が目立ち始める。朝霧高原のだいぶ手前の下り車線で、道路わきに突っ込んだばかりの車を見て、わがマイクロバスの運転手さんも早めにタイヤチェーンを付ける気になったようだ。R139の静岡と山梨の県境付近の標高は1000m、高川山が976m、積雪状態も同じだろう。程よいスノウハイクが楽しめそうだ。河口湖ICから中央高速に乗り 大月ICで下り7,8分で登山口のJR初狩駅に着いた。

 初狩駅前から中央線のガード下に向かう道の雪かきをしている地元の方々から、「滑りやすいから気をつけて」などと声を掛けていただく。ガードをくぐると高川山登山路の詳細案内板はじめ、こまめに道標があるので迷う心配はない。墓地の横を過ぎ檜林を抜けると自然林の林道となる。真っ白な道、雪の積もった枝々、まったくと言っていいくらい雪の積もらないらない街に住む身には心弾む風情だ。いつもはあまりありがたくない林道歩きも苦にならない。

林道歩きも苦にならない

初狩駅

 駅から20分余、5・6台分の駐車スペースがあり、3台の車が停まっている。その木立の傍らに山梨県の山でよく見かける“熊出没注意”と書かれた黄色地に熊のシルエットを描いた看板が立っている。1,2分で玉子石(沢)ルートと新ルート(男・女坂)に分かれる。左の新ルートの路を行く。ここの標高が585m、山頂まであと400m足らずだ。

登山口の駐車スペース

  時おり枝から落ちる雪に悲鳴が上がる。植林帯から自然林の雪に覆われた急登となるが手がかりの枝などに掴まるとバサッと雪が落ちてくる。うっかり木立も掴めないので非常に登りにくい。10分ほどそんな苦労の後、男坂と女坂の分岐に出た。右の女坂を行く。ゆったりした傾斜、神経を使わなくて済むのがありがたい。

雪に埋もれる女坂

 気温が上がってきたためか、玉子石からの路と合流する辺りから枝の雪が雫と共に落ちてくる。路もややぬかるみはじめる。男坂と合流してしばらくすると、里から昼を告げる鐘の音が聞こえてきた。ほどなく“山頂まで3分”と書かれた小さな道標に従い左に上る。実際はそこから山頂まで7分もかかった。

 狭い山頂は人で溢れている。優に100人以上、みな昼食の真最中だ。座るに適当な場所が見つからない、仕方なく立ったまま食べることにする。

 山頂からの展望はいまひとつ、真上は青空なのだが富士山は厚い雲の中、周囲の山々も山頂付近を雲に覆われ立派な展望盤もあまり役に立たない。都留市の街並みやリニアモーターカーの実験線などがよく見える程度だ。集合写真を撮り30分ほどで山頂を後にする。

山梨百名山標柱

  ほどよく雪の積もった路を30分ほど快調に下ると、小形山へ分岐する路が左に分岐する。右の古宿への路を行くと10分ほどで林道に出た。これを20分ほど下ると舗装道となり一軒家がある。この辺りに2,3台は駐車できそうなスペースがある。ここから禾生駅まのんびり歩いて30分ほどだった。迎えのマイクロバスに乗り法能温泉で汗を流し帰路に着く。

下山路

立ち寄り湯
法能温泉 tel:0554-43-2094 \500 要確認
日の出鉱泉 tel:0554-25-6528 \500 9:00-17:00
参考図書

人が溢れんばかりの狭い山頂

renew:2013/09/02