行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
葵高原 | 8:10 | 8:20 | |
細島峠分岐 | 8:37 | − | |
稜線出合 | 10:02 | 10:07 | |
青笹山 | 10:28 | 11:16 | |
稜線出合 | 11:32 | − | |
仏谷山 | 12:18 | 12:23 | |
地蔵峠 | 12:36 | 12:46 | |
真先峠 | 13:20 | − | |
一般車林道終点 | 13:41 | − | |
葵高原 | 13:46 | 13:55 |
【青笹山】澄み渡る空、360度の大パノラマ
山 名 | 青笹山、仏谷山 | |
山行日 | 2003年12月21日(日) | |
天 候 | 快晴 | |
同行者 | グループ・せせらぎ 10名 | |
歩行時間 | 4時間38分(昼食休憩除く) | |
コース | 葵高原→稜線出合→青笹山→稜線出合→仏谷山→地蔵峠→真先峠→葵高原 |
続・富士を見る山歩き 工藤隆雄著 1997 小学館 | |
マイカー登山【東名高速道】 1998 山と渓谷社編 |
朝7時10分頃、静岡駅前からマイカー2台に分乗し登山口の有東木に向かう。有東木のバス終点から先の林道には数日来の寒波のせか、薄っすらと雪が積もっていたが、登山口の葵高原の駐車スペースまで何とかノーマルタイヤのままで無事たどり着いた。
駐車スペース前に“地蔵峠周辺ハイキングコース案内”の大きな看板が立っている。当初、地蔵峠から青笹山に向かう周回コースの予定だったが、予想以上に雪が積もっていそうなので、急登が続く新道コースから登る逆コースをとることにする。
8:20 身支度を整え出発。新道コースに向かう林道には一面薄っすらと雪が積もっている。冷え冷えした空気が心地よい緊張感をもたらしてくれる。楓小屋手前から林道と別れ山路に入る。杉の植林帯だが、沢が現れると決まったようにワサビ田がある。有東木はワサビ栽培発祥の地で、400年以上も前から生産し続けているそうだ。
葵高原の駐車スペース
楓小屋手前から山路に入る
歩き始めて20分足らずで、細島峠への路を左に分ける。分岐からしばらく植林帯の路が続くが、やがて雑木林となり雪の反射も手伝って明るい雰囲気の路となる。
先頭を行くSさんが、登山路から少し外れた所にあるはずの風穴を探したいと言う。過去、二度探したが見つからなかったとのこと。手分けして、探すと直ぐにA4判大の板に“風穴 ここです”と書かれた比較的新しい表示板が立っているのを見つけたが、付近にそれらしき穴は見当たらなかった。何となく割り切れない気持ちながら諦めて先に進むことにする。
雪の反射で明るい登山路
風穴分岐を過ぎた辺りから急登が続く。雪は積もっているがアイゼンは必要ない。笹の生い茂る急登を登りきると稜線出合。突然、目の前に裾野を大きく広げた富士山が目に飛び込んでくる。みな思わず、歓声あげる。
稜線出合からは富士山を左に見ながらの稜線漫歩。笹原の自然林にブナが点在する快適な雪路。最高点のうつろぎ山(1558m)を過ぎると10分ほどで青笹山(1550m)山頂に着く。
目の前に広がる金色に輝く駿河湾、ザックを下ろすのも忘れ、しばし息を飲むほどの感動に浸る。いつになくくっきりと見える伊豆半島、雲ひとつない青空に聳え立つ白い富士山。さらに左に目を転ずれば十枚山から安部奥の山々の向こうに一段と白く輝く南アルプスの峰々。360度の大展望を見ながら早めの昼食をとる。
稜線から見る富士山
青笹山山頂:安倍奥の後に白い南アの山々
逆回りとしたため、だいぶ早い昼食になってしまった。11:15山頂を後にする。行く手正面に十枚山、その左に安倍奥の山々と奥に広がる南アルプスを見ながらの贅沢至極な尾根歩き、これだから登りの苦しさを忘れてまた来たくなってしまうのだ。
正面に十枚山、左に安倍奥の山と南ア
稜線出合まで往路を戻り細島峠へ下る。急登を登り返し、ブナの大木が点在する仏谷山山頂。この下りが上りにも増して一直線の急降下、北斜面でたっぷりと雪がついた路だが、手がかりの木立も多くさしたる苦労もなく地蔵峠に着いた。先頭を行くSさんから「下十枚まで往復してきましょうか?」と提案されるが、乗り気なのは数人だけ。下る途中に見た下十枚は指呼の間だが、案内板のコースタイムでは下十枚まで登りだけで2時間近い。まだ12時半だが、全員で往復となるとちょっと厳しい。温泉でゆっくりすることにして、そのまま下ることにする。
仏谷山から地蔵峠への下り
地蔵峠を東に少し下ったところに数人は雨宿りできそうな社がある。中の温度計は氷点下、ポツリと佇む地蔵尊に無事の下山を祈願して出発。
地蔵峠のお地蔵さん
これまでとは大違いの緩やかな下り、自然林から植林へと変わるとほどなく林道に出る。これを数分下り、再び山路に分け入る地点が真先峠。やや急坂の登山路からは雪がすっかり消えている。
ワサビ田の横を過ぎ直ぐ林道を横切り、さらに山路を6・7分下るとまた林道(一般車終点)に出る。付近に4台の車が駐車していた。この林道をさらに5分ほど下り、出発地点に戻った。
梅ケ島温泉 黄金の湯 |
tel:054-269-2615 9:30-17:00 \500 山伏岳や大谷嶺に抱かれた格好で、H11年4月にオープンした公設民営の日帰り温泉浴場。一般風呂のほか、ぬる湯、足湯、うたせ湯、露天風呂がある。内湯/露天とも消毒臭がちょっと気になる。200名収容の休憩室は食べ物の持ち込み可。隣接して食事処の「黄金の里」も営業している。 |
林道終点(一般車)の駐車スペース