民家脇の登山道入口
登山口駐車場前、ハサミ岩を望む
南北に延びる稜線の太刀岡山を北西から撮る
山頂からの南ア:鳳凰三山(中央)、甲斐駒(右)
カラマツ林の林道を行く
太刀岡山山頂
ハサミ岩から望む茅ヶ岳(左)と曲岳(右)
登山路に突然現れる巨岩
登山口駐車場
行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
登山口駐車場 | 9:55 | 10:07 | |
ハサミ岩 | 10:38 | 10:50 | |
太刀岡山山頂 | 11:18 | 12:04 | |
越道峠 | 12:29 | − | |
登山口駐車場 | 13:18 | 13:26 |
【太刀岡山】小粒でも登りがいのある山
山 名 | 太刀岡山(たちおかやま) | |
山行日 | 2003年11月18日(火) | |
天 候 | 晴れ | |
同行者 | グループ・S | |
歩行時間 | 2時間25分(昼食休憩除く) | |
コース | 登山口駐車場→ハサミ岩→太刀岡山→越道峠→平見城→登山口駐車場 |
山と渓谷 2001/07 p103 百低山巡礼<26>小林泰彦 | |
分県登山ガイド 山梨県の山 山と渓谷社 山村正光著 1993/05 |
興津から約2時間半、太刀岡山の駐車場に10時前に着いた。10台ほど停まれるスペースに、平日にもかかわらず既に4台も駐車している。Uさんが「平日なのになんでこんなに来ているのかしら・・・・」と、自分のことを棚にあげ、さかんに不思議がる。秋晴れの風もない絶好のハイキング日和、心浮き立つ気分で身支度を整える。
駐車場から100メートルほど戻り、亀沢川に架かる橋を渡ると直ぐに、干し柿を吊るした民家脇に
“太刀岡山登山道” の小さな道標が目に入る。
山路に入ると、いきなり落葉の降り積った急傾斜の登りとなる。喘ぎながら20分ほど登ると突然、岩の祠が祀られた巨岩の前に出た。クライミングの練習岩壁とのことだが、祠の上とは畏れ多くはないのだろうか。
ひと休みしてさらに急坂をひと登りすると、ハサミ岩のハサミの基部に着いた。岩の右側から少しよじ登り回り込むと、石の祠が傾いて鎮座していた。黒富士(平見城)農場の背後に広がる茅ヶ岳から曲岳の展望がすばらしい。
ハサミ岩、右の人影の所から回り込む
ハサミ岩を後にしても容赦なく急登は続く。途中の岩場で富士山を見ながら一呼吸入れ、ひと踏ん張りで山頂に辿り着いた。大きな三脚上のカメラを富士山に向けた熟年男性2人と挨拶を交わし、好天を喜び合う。お2人は数日前に曲岳〜黒富士も登っているとのことで、近々登る予定のわれわれにいろいろとアドバイスをしてくれた。
皆で餅入りのお汁粉を作って昼食とする。食べ終わった頃、先のお2人が下山の準備を始めたので記念写真のシャッターをお願いする。しばらくしてわれわれも山頂を後にし、北側の稜線を辿る。すっかり葉が落ち明るくなった雑木林の路を下り、登り返した後は一気に越道峠まで下る。黒富士への登山路を右に分けカラマツ林の林道をのんびりと歩く。
南北に稜線を伸ばした太刀岡山を左に見ながら、多くの牛や馬が飼育されている黒富士農場の中を通り抜け、やがて観音峠からの舗装道路と合流。この道を南下するとハサミ岩がだんだんとその名にふさわしい形に見えてくる。駐車場まで戻ると正面にハサミ岩が聳えているが、ここからは突起が一つしか見えず、ハサミには見えない。
太刀岡山のシンボル、ハサミ岩
頂上で別れた2人が、われわれが登った路をちょうど下りてきたところだった。ハサミ岩に寄ったとしても、あの落葉の積もった急傾斜を下るのに相当苦労したものと思われる。
竜王町の住宅街の中にあるアワアワ温泉と呼ばれている大評判の山口温泉で汗を流して帰路に着く。
山口温泉 | tel:055-279-2611 9:00-21:15 \500 竜王町の住宅街の真っ只中にありながら、毎分686リットルもの源泉がコンコンと湧き出ている。加熱も加水も一切してない、本当の掛け流しの温泉だ。源泉の温度は41.6℃、この時期だとちょっとぬるい感じもするが、ゆったりといつまででも入っていられるのがよい。 |
renew:2013/09/04