行  程      アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 林道ゲート 8:55 9:00
 二俣 9:21 − 
 後沢乗越 10:12 − 
 鍋割山 11:16 12:09
 金冷し 13:05 13:09
 堀山の家 14:01 14:07
 二俣 14:57 − 
 林道ゲート 15:17 15:30

【鍋割山】鍋割山荘の鍋焼きうどんに大満足

山 名  鍋割山(なべわりやま)
山行日  2003年11月15日(土)
同行者  グループ・S 5名 
歩行時間  5時間24分(昼食休憩除く)
コース  林道ゲート→二俣→後沢乗越→鍋割山→金冷し→堀山の家→二俣→林道ゲート

  静岡駅発6時の鈍行に乗り、御殿場線・小田急と乗り換え渋沢駅からタクシー(\2100)を使い9時前には閉鎖中の林道第一ゲートに着いた。静岡駅から3時間足らず、「丹沢って思ったより近かいんですね」と、Sさんがつぶやいたが同感だ。

 20分ほど林道を歩き登山口の二俣の沢を渡る。さらにしばらく林道は続き、その終点に水の入ったペットボトルが積み上げられた台が置かれている。鍋割山荘までボランティアボッカのためのものだ。もちろん持って行かなくてもよいのだが、メンバー5人で7.5Lをザックに入れた。

二俣の沢渡り

 植林帯のよく踏まれた登山路を追い越したり、追い越されたりしながら登る。既に下山する人ともすれ違う。さすがに人気の山、雨模様にもかかわらず人が多い。

 後沢乗越からは自然林の気持ちよい路だが、時おり小雨がぱらつき、落葉に当たって乾いた音を発てている。あと少しで頂上というところで、少し強く降りだしたが、雨仕度を整えたら止んでくれた。

  鍋割山荘の中は30人ほどの人で賑わっていた。さっそく名物の鍋焼きうどんをメンバー分5つ注文する。待つこと十数分、ボリュームたっぷり具沢山の鍋焼きうどんができてきた。

鍋割山への自然林の路

鍋割山荘

鍋焼きうどん

鍋割山山頂

  「土鍋を使ってるんですね。使い捨てのプラスチック容器みたいなものと思ってました」と、Yさん。一口食べるや「おいしい。本格的だ」と、Uさん。小屋内には“食べ残さないで”と、張り紙が貼ってある。私は充分お腹を空かしてきたので何とか平らげることができた。Sさんは最後はギブアップしたが、小柄なUさんは何と、さらに持参のおにぎり2つも食べてました。これがUさんのタフな源なのでしょう。

  鍋割山荘を後にして金冷しに向かう。霧がたちこめる小丸、大丸付近のブナ林は素敵なプロムナードだ。所々に数年前にはなかった木道が少し残念な気もするが、オーバーユースの山ではこれも仕方がないだろう。

大丸付近のブナ林

  金冷しから塔ノ岳まではわずか600mだが、展望はまったく期待できないのでそのまま花立山荘に向けて下山する。金冷しを過ぎてから行き交う人に2・30代の若い人が目立つ。都会に近い丹沢山塊の主脈縦走路だからだろう。どの山でも出会うのはほとんど中高年ばかりなので、何となくうれしくなる。

金冷し付近の整備された登山路

  花立山荘から天神尾根分岐を過ぎた辺りで野生のシカを見る。丹沢では珍しいことではないが、今日ははじめてである。さらにひと下りして堀山の家が建つ二俣、大倉の分岐でひと休み。二俣まで下りると携帯電話が通じないかもしれないので、ここで帰りのタクシーを予約する。

  ひと休みし下りかけると、「二俣に下るのですか? 珍しいですね」と、声を掛けられる。「下りだから問題はないと思いますが、上りに使うと勘七沢に迷い込み易いんですよ」と教えてくれた。路はこれまでに比べれば問題にならないくらい未整備で、歩かれていない感じである。云われたとおり、上りだと少し迷いそうな分岐(下りでは合流)が何箇所かあったがさしたる不安もなく二俣に着き、タクシー予約の林道ゲートまで往路を戻った。

間近に見た野生のシカ