行  程       アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 タクシー降車 −  10:25
 登山口駐車場 11:00 11:10
 甘利山 11:30 11:42
 奥甘利山 12:13 12:35
 千頭星山 13:45 14:03
 甘利山 15:20 − 
 登山口駐車場 15:35 15:45

【甘利山・千頭星山】レンゲツツジには遅かった

山 名  甘利山、千頭星山
山行日  2003年6月29日(日)
同行者  グループ・S 
コース  タクシー降車→広河原駐車場⇔甘利山⇔奥甘利山⇔千頭星山

  西焼津発 5:35 上り一番電車に乗る。6:40 JR身延線富士駅のホームに今日のメンバー7人が揃う。甲府で乗り換え、韮崎駅に着いたのは 9:45。ジャンボタクシーで甘利山登山口の駐車場に向かう。

  しっかりと舗装された山岳道路を何度もV字を切りながら高度を上げる。椹池を過ぎ、標高1400m の表示板を見てしばらくするとタクシーのボンネットから煙が噴出す。オーバーヒートだ。登山口の駐車場まで車道を歩かざるを得なくなってしまった。しばらく舗装道を歩くと、しっかりした登山路が右に分岐している。セミの鳴き声が盛んな緑の路、キンポウゲ、フタリシズカ、ミヤマハンショウズルなどの山野草が目に付く。歩く人は少ないと思うのだが、路はよく踏まれていて意外と歩き易い。

  35分ほど歩いて甘利山登山口の広河原駐車場に着いた。梅雨の合間の好天とはいえ、レンゲツツジには遅すぎた、駐車場には若干の余裕さえ感じられる。

  両側にロープが張られた整備の行き届いた遊歩道、サンダル履きでも歩けそうだ。レンゲツツジに代わり、アヤメやグンナイフーロ、キンポウゲ、マイズルソウなどが目に付く。ヤナギランも蕾が開きかかっている。山野草の会会長のI.K.さんの解説を聞きながら、のんびり歩いて20分ほどで甘利山山頂。360度展望の、広々とした草原状の台地だ。富士山は見えないが、八ヶ岳や奥秩父の山々が霞んで見える。

  頂上までの標高差は100m足らず。距離にして700mほど。

甘利山登山口の駐車場

甘利山より千頭星山を望む(帰路撮影)

  ササ原の中のカラマツ林。木肌の模様と緑の彩り。知らず知らずにに足取りが軽くなる。鶯が盛んに鳴いている。澄んでいて、力強い音色だ。「ホ− ホケキョ」この時期になると鳴声もすっかり様になってくる。

  縦走路は奥甘利山山頂直下を巻いている。右に折れ、山頂に登ってみるが小さな山頂標識があるだけ、展望はない。少し戻って、明るい南斜面の草原で昼食とする。

カラマツ林

  少し下って、樹林帯の急坂を登り返すが、青木鉱泉への路を右に分けるとゆるやかとなる。樹林が途切れ、目の前に息を飲むほどみごとな笹原が広がる。ゆったり広々としたうねりの中にシラビソやモミの木がまばらに立っている。目指す千頭星山が左前方に見える。

広々した笹原のプロムナード

  二等三角点が設置された千頭星山山頂は樹林に囲まれ展望はない。山梨百名山の標柱が立っている。しばらくして、反対側から男性単独行者が来た。「鳳凰三山の方からですか」と聞くと、頷きはしたが立ち止まらずに足早に通り過ぎていった。

千頭星山山頂

甘利山頂上下の木道(帰路撮影)

  記念写真を撮って往路を下る。途中、至近距離に猿の群れを見たが、すれ違う人もなく奥甘利山まで戻り、携帯電話で迎えのタクシーを頼んだ。甘利山を見下ろす辺りで、行きには見えなかった富士山も姿を現す。甘利山山頂を経てのんびり下ると、登山口に迎えのタクシーが待っていた。

一浴温泉情報
韮崎旭温泉
tel:0551-23-6311 10:00-20:00 ¥500
2001/01 韮崎市旭町にオープンした民営の日帰り温泉施設。シンプルな外観、浴室は5m四方ほどの湯船が1つのみ。地下1200mの石英閃緑石の岩盤より湧出する源泉を加水・加熱・循環することなく掛け流しで利用している。湯温は39℃前後、身体のうぶ毛に細かい泡がたくさんつく。窓の外には山並みも見える。

  山頂をあとにして少し行くと、Y字に分岐している。どちらを行っても同じだろうと確認もせず右の路を行く。どんどん下る先に道路が見える。左の道が正しかったようだ。気づいたのはグンナイフーロの群生地。ちょうどその付近に、左側の稜線に上る登山路があり、これを登ると数分で稜線上の縦走路に出た。

ヤマツツジ越に振り返り見る甘利山

山岳道路とエンコしたタクシー

renew:2013/09/04