行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
天子湖入口 | 9:41 | 9:43 | |
石神峠 | 10:25 | 10:29 | |
白水山 | 11:35 | 12:05 | |
作業道工事現場 | 12:42 | − | |
県道 | 13:22 | − | |
ユートリオ | 13:38 | 15:30 |
【白水山】少し手をかければ人気のコースに
山 名 | 白水山(しろみずやま) | |
山行日 | 2003年6月3日(火) | |
同行者 | グループ・せせらぎ 5名 | |
歩行時間 | 3時間25分(除く昼食休憩) | |
コース | 天子湖入口→石神峠→白水山→尾根分岐→砕石作業道→県道→ユートリオ |
新稲子川温泉 ユー・トリオ |
tel:0544-66-0175 10:00-20:00 \500 1994年にできた芝川町営の山の中にある日帰り入浴施設。大浴場、露天風呂、温泉プールと3つのタイプのお湯が楽しめる。稲子川のせせらぎと対岸の山並みをパノラマ状に眺められる。泉質は、カルシウム・ナトリウム・塩化物温泉。 |
今日のメンバー5人、身延線富士駅のホームに集合する。8:37発、身延行きの電車に乗り30分、芝川駅で降りる。車掌が切符を回収する無人駅だ。9:17発の町営バスに乗ったのはわれわれだけ。運転手さんから「お客さん、写真撮ってもらえないかね」と頼まれた。昭和14年生まれ、あと一年足らずで定年を迎えるそうだ。「照れくさくて、家族には頼みにくいので・・・・」と言ってました。
15分ほど歩くと小さな墓地のところでY字路となる。平らな石にマジックで殴り書きされた道標が、傍らの斜面に置かれている。どちらをいっても良さそうだが、道標の案内図によると直進する路は、大和田部落経由で遠回りのように描かれている。直進する路より明らかに踏み跡は薄いのだが、左の道を行くことにする。5分ほど登ると先ほど分岐した路(多分)と合流する。
天子湖入口でバスを降りる。民家のすぐ裏側から山道になる。木の枝に下げられた道標は小さくて見落としそうだが、登山路は良く踏まれていて歩き易い。
平石に描かれた道標
登山口(天子湖入口)
案内板はないが、古びた石仏や石碑などが建つ石神峠は鎌倉時代からの歴史ある峠だそうだ。木立に囲まれ静寂とした雰囲気は日蓮上人がここを越えた頃を思い起こさせてくれる。
峠からは尾根路を南下し白水山に向かう。そこそこ踏まれた路だが、相変わらずの杉林。ときおり現われる雑木林の新緑がとても鮮やかに目に沁みる。
緑萌える路
白水山山頂、木立に囲まれ展望無し
杉の根こそぎ倒木が目立つ辺りで踏み跡が分からなくなる。高みを目指してしばらく登ると再び登山路に出る。しっかりした路だ。ゆったりした起伏の尾根路をさらに南下し、ひと登りすると白水山山頂に着く。木立に囲まれ展望はない。昼食後、出発。
相変わらず杉木立の路だが踏み跡はしっかりしているし、目印のテープなども目立つ。北ヶ谷戸への下山路分岐付近で、「そろそろ分岐なので左側を注意して見て欲しい」と皆に伝え慎重に歩を進めたつもりだったが、分岐を見落としてしまったようだった。踏み跡が薄くなり、念のため赤テープを枝に付けながらしばらく進むと展望が開け富士川の右岸に白鳥山が形よく姿を現す。崖下20m程のところに工事中の林道が見える。ガイドブックによると林道はずっと下のはずだが、ここまで延びてきたのだろう。少し戻って、回り込むようにして林道に出た。
展望が開け、富士川と白鳥山が見える
こうなると青空もありがた迷惑。日陰のまったくない林道をひたすら下るが、どうも様子がおかしい。やたらと急坂だ。しばらくすると、下からものすごく大きなトラクターが上ってくる。どうやら砕石場の作業道のようだ。下降点を間違え、予定外の道を下ってしまったのだろう。
朝、バスで通った稲子川沿いの道路に出た。本来はこの道を右折して数百メートルでユートリオのはずだが、左折して1.2kmと道標に記されていた。
砕石運搬トラクターが上ってくる
2時間ほどある富士行の身延線に合わせ、ユートリオでのんびりと温泉に入る。ビールの美味いこと。
電車の時間に合わせ、稲子駅までユートリオのバスで送ってくれる。無料の上、特濃ミルク飴のお土産や、希望者に山野草の小鉢まで持たせてくれる。至れりつくせりだ。
身延線稲子駅
芝川町にひとこと申し上げます。この白水山の周回コースは少し手をかければ、すばらしいハイキングコースになると思います。稜線から北ヶ谷戸への分岐など数箇所の道標の設置はぜひお願いしたい。歴史ある石神峠の保存や富士山などを望める展望台が1・2ヶ所あれば、下山口の温泉とあいまって、中高年に人気の山になること請け合いです。
renew:2013/09/04