行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
スキー場駐車場 | 11:12 | 11:20 | |
前大日 | 13:08 | 13:14 | |
大日ヶ岳 | 13:30 | 13:43 | |
一服平 | 14:41 | − | |
胸突八丁 | 15:17 | − | |
登山口 | 15:35 | 15:42 |
【大日ヶ岳】山菜と山野草を楽しむ山歩き
山 名 | 大日ヶ岳(1708.9m) | |
山行日 | 2003年6月1日(日) | |
同行者 | 静岡OAA | |
歩行時間 | 4時間15分(含む昼食休憩) | |
コース | スキー場→前大日→大日ヶ岳→一服平→胸突八丁→ひるがの高原 |
静岡市役所前を発って約4時間、東海北陸自動車道の高鷲ICを出た。そこから15分ほどで登山口のダイナランドスキー場下のガランとした駐車場に着いた。
「ギャー!」、突然聞こえるボロ切れを裂くような悲鳴。トイレに急いだ女性の目の前に大きな2匹のヘビがのたうっている。大雨が止み浮かれ出たのは良いが、だだっ広いアスファルトの駐車場で方向を失ったのだろう。
11:20、身支度を整えて登山開始。ゲレンデとはいえやけに急勾配だ。直滑降のコースらしい。ヒイコラするような登りでも、元気な女性はわらび採りに余念がない。余裕なのか本能なのか・・・・。
スキー場の駐車場
しばらくすると、上から完全雨武装のパーティーが次々と下ってくる。Tシャツ1枚のわれわれとは余りに対照的だ。「登る時は土砂降りだった。雨具を脱ぐ気にもならない」とぼやいてました。
リフト降り場で昼食となる。振り返えれば、ひるがの高原と翼を広げたような鷲ヶ岳の展望が正面に広がっている。食事を終え、さらに10分ほどスキー場を登ってようやく登山路となる。とたんに前方の笹藪から大きなガサゴソ音。イノシシが直ぐ前を駆け抜けたようだ。
ゲレンデ直登、後方にひるがの高原と鷲ヶ岳
山菜で満杯になったスーパーの袋を持って下ってくる人たちとすれ違う。わが女性たちも道々、ワラビをはじめネマガリダケ、コシアブラ等々、目ざとく食材を見つけては摘み取っている。この山は山菜の宝庫のようだ。
右下直ぐの所にリフト駅が見える。この辺りは山野草の群生地でもある。サンカヨウ、エンレイソウ、ツバメオモト等が咲き誇っている。
残雪の傍らにロープがぶら下がっている急斜面。前大日への急登だ。少し下って登り返えすと、目の前に大日ヶ岳が姿を現す。その右手には白山も意外な近さで見え、一気に開けた展望に大満足。
前大日より大日ヶ岳
13:30 周囲をクマザサに囲まれた山頂に着いた。一等三角点と並ぶように大日如来像が建ち、信仰の山の雰囲気が漂う。時ならぬ台風の影響による雨を覚悟していただけに、白山、鷲ヶ岳などぐるりの展望に大いなる幸運を感じる。
山頂からは大雨の名残かグチャグチャ路だ。両脇のササを手がかりに慎重に下る。しばらくして振り返り見る大日ヶ岳。広がり始めた青空の下、ゆったりとした稜線が左右に広がり、濃淡の新緑に覆われた山肌の谷筋に残雪の白がクッキリと浮かび上がっている。目に優しい、心休まる光景にしばし見とれる。
大日ヶ岳山頂
振り返り見る大日ヶ岳
一服平は雑木の緑に囲まれた広々した休憩地だが、数十人の団体が休んでいるのでそのまま通過。ブナやミズナラの気持ちよい路を快調に下る。胸突き八丁の急斜面を下りしばらくすると目の前に鉄塔が現われる。視界が開けひるがの高原が見下ろせる。ここから10分ほどで登山口に着く。“大日ヶ岳登山口 ここより山頂まで約7km”と書かれた大きな標識が立っていた。その直ぐ先の駐車場に迎えのマイクロバスが待っていた。
緑萌える下山路
下山口の駐車場
renew:2013/09/04