行程:着時刻(*:発時刻)   アクセスカウンター
場 所 往路 復路
 駐車場 *9:07  15:55
 林道出合  10:18 15:01
 安倍峠分岐  10:49  14:39
 富士見台  11:04  14:28
 富士展望岩  11:52  −
 八紘嶺山頂  12:31 *13:10

【八紘嶺】下界は晴れでも、頂上付近は雪が降る

山 名  八紘嶺(はっこうれい)
山行日  2003年1月18日(土)
天 候  晴れ、山頂付近は雪
同行者  元勤務先の山の友
歩行時間  6時間9分(除く昼食休憩)
コース  梅ヶ島温泉駐車場⇔林道出合⇔富士見台⇔八紘嶺
一浴温泉情報
梅ヶ島温泉
「湯元虹ノ湯」
 
tel:054-269-2318 11:00-17:00 \500  以前、市営浴場があった場所(現在は公園)の正面にある、食堂兼お土産屋に併設された温泉浴場。数人が入れる程度のタイル貼りの内湯と、2,3人程度の露天風呂。
梅ケ島温泉
「梅薫楼」
tel:054-269-2331 10:00-18:00 \800  梅ヶ島の温泉街では、最初に営業を始めた温泉宿。浴室は男女別の大浴場のほか、石風呂と穴風呂とがある。露天風呂はない。湯本来の魅力を大切にしているそうだ。
おもいでの宿 湯の島館 tel:054-269-2032 10:30-15:30 \500  岩風呂1、木風呂1の他に2001年6月、貸切洞窟風呂オープン。単純硫黄泉42度で、特に美容にすぐれた効能があり、胃腸病・神経痛・打撲傷・創傷などにも効きめがあるといわれている。

 元勤務先の山の仲間との久しぶりの山行である。2台の車に分乗し、梅ヶ島温泉駐車場に9時過ぎ到着。寒波到来で寒さが身にしみる日だ。すぐに、安倍峠に通じる林道を歩き出す。

 シーズンオフで物寂しさが漂う梅ヶ島温泉街を抜け、数十メートルほど先の林道をショートカットする山路に入る。いきなりの急登、路は凍っている。身体が慣れないうちからいきなりの難所だ。まだアイゼンを付けていないので、やたら緊張する。林道を横断して再び登山路に入るが、ここからは雪のない道となり、快調な登りとなる。現役主体のパーティーは元気がよい。寒い日とはいえ、たちまち汗が吹き出てくる。

アイゼンを付けて嬉しそうなE.Yさん

 アイゼンを付けて10分ほど登るとすっかり雪に埋もれた林道に出合う。梅ヶ島地区ハイキングコースの大きな案内板が立っている。林道を数十メートルほど戻った辺りの駐車場は数十センチの雪に埋もれていた。
 ひと休みして出発。安倍峠との分岐付近からはサラサラの乾いた雪路となる。踏み跡がしっかりついていることもあり、とても歩き易い。しかし、トレースを外せば膝までもぐる積雪だ。

林道出合手前の登山路

雪に埋もれた林道出合駐車場

 分岐から15分ほどで富士見台展望台に着く。右側が切り立った崖であり展望が一気に開ける。残念ながら富士山は見えないが、八紘嶺から七面山へ連なる稜線はよく見えている。
 富士見台から10分ほどするとガレた急登、ところどころフィックスロープも付けられている。ここを過ぎると曇に顔を隠した富士山も姿を現してくれた。しばらくして、富士展望岩付近から粉雪がちらつき始める。キラキラと輝くチリのような雪が冬山の雰囲気を醸しだしてくれる。登山路にはサラサラのほどよい積雪。実に快適なスノーハイクだ。

富士見台

 先頭を行くリーダーの O.S.さん、携帯電話が落ちているのに気づき、先行する人のものだろうと拾って行くことにする。

 路がなだらかとなる辺りから、粉雪はいつの間にか本格的な雪となった。正面に八紘嶺が見え、いったん下りゆるく上り返す。左に大谷崩ノ頭方面の山々が見渡せると10分足らずで山頂に着いた。落ちていた携帯電話は案の定、先行者の落としたものだった。

富士展望岩を過ぎた辺り

 ボタン雪が降りしきる山頂は樹木に囲まれていることもあり、展望はほとんどない。七面山方面に踏み跡はなく、足を踏み入れると難なく膝上までもぐってしまう。
 山頂で昼食を取る間に雪はますます激しくなる。風がないのでさほど寒さは感じないが、気温はマイナス2度。記念写真を撮って山頂をあとにする。
 乾いた雪は服に積もっても掃えば直ぐ落ちるので苦にならない。往路を下る。富士見台付近まで下ると雪は止み、青空が見える。薄っすらではあるが富士山も全容が望まれる。

ボタン雪舞う山頂

 林道出合からしばらく下った辺りでアイゼンを外す。やがて登山路の雪はまったくなくなる。この付近に雪は降らなかったようだ。登りで難儀したショートカット路は避け、林道を下る。午後4時5分前、滑り込みで(入場4時まで)「虹の湯」に飛び込んだ。

下山路(富士見岩付近)

renew:2013/09/03