行  程     アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 浅川バス停 8:05 8:21
 林道終点 8:37
 浅川峠 8:58 9:01
 権現山 10:10 10:50
 浅川峠 11:25
 扇山 12:16 12:51
 浅川峠 13:20
 林道終点 13:32
 浅川バス停 13:44 13:48

【権現山・扇山】浅川峠から両山往復

山 名  権現山・扇山
山行日  2002年11月29日(金)
天 候  晴れ
歩行時間  4時間9分 (除く頂上休憩)
コース  浅川→浅川峠→権現山→浅川峠→扇山→浅川峠→浅川
一浴温泉情報
松姫鉱泉 下山口:浅川方面 tel:0554-24-7977  大月から丹波山へ向かう山の中の一軒宿。1983年の創業。平日など湯を沸かしていない日も多く、入浴を断られる事もしばしば。営業時間など要確認。浴室はタイル貼りで、3,4人が入れる浴槽が一つ。湯は無色透明無味無臭の特徴のないお湯。 
君恋温泉 下山口:犬目方面 tel:0554-66-2688 12:00-21:00(土日、平日は要確認) \500
旧甲州街道、犬目宿近くの民宿。浴室は男女別に一つずつ。男湯は岩風呂。ボイラーで沸かした湯は無色透明だが鉱泉なのだろう。

 自宅から3時間弱、浅川のバス停に8時過ぎに着いた。駐車場は特にはないが、バスが方向転換するための大きなスペースがある。申し訳ないとは思ったが、邪魔にならないよう片隅に停めさせてもらう。

浅川バス停 右が峠への林道

 舗装された車道はバス停から狭くなって先に続いている。そこから分岐した未舗装の林道が浅川峠への道だ。道標も立っている。普通車でも十分通行可能な砂利道を15分ほど歩くと林道終点、ここに数台は駐車できそうである。ここまで車を乗り入れればよかったと思った。
 登山路となって数分で植林帯を抜け展望が開ける。麻生山から権現山へと連なる稜線が屏風のように連なっている。固い霜柱を踏みながら、葉がすっかり落ち裸になった雑木林の路を登り浅川峠にでる。

林道終点(登山口から振り返って)

 右は扇山。左が権現山だ。落ち葉が散り積もった路を権現山へと向かう。行く手正面に権現山の西の稜線が展望できる。左前方は大菩薩の山々だ。いったん下ってゆるやかな起伏の路をしばらく行くと、やがてうんざりするほど急登が続く。『ガンバレ!!山頂迄10分 福岡かんだ猿』の表示板が枝にぶら下がっているところから稜線に出るまで5・6分、そこから山頂まで4・5分、表示通り約10分で山頂に着いた。

権現山〜麻生山の稜線(浅川峠付近)

 小広い山頂の2等三角点は機械彫りの左書きで戦後のものらしい。南西方向に雪をかぶった富士山が美しい。そのちょうど反対側は奥多摩の大岳山、さらにその右手に青梅の街並みが見渡せる。北側は大きく聳える三頭山、その左奥に雲取山など奥秩父の山々がくっきりと見える。富士山を独り占めにしてゆっくりと食事をする。

権現岳山頂より富士山

 苦労した急登も下りは楽くだ。落ち葉のクッションが靴底に気持ちが良い。登りのちょうど半分の時間で浅川峠を通過。次は浅川峠を挟み権現山と反対側の扇山を目指す。松林の道は陽が射さずひんやりとしているが、しばらくすると雑木林となりホッとする。峠から15分ほど登ると平坦な道となる。『曽倉山山頂』と書かれた幅広の黄色テープが木の幹に巻きつけられていたが、これがなければとても山頂とは気づかないだろう。

権現山山頂

 やや下り気味のゆったりした路はやがて急登となり、ここにも権現山頂上近くと同じ『山頂迄10分』の表示板があった。そこからますますの急登となるが、表示通り約10分で山頂についた。
 広々とした山頂には熟年の8人パーティーと単独行の男性がひとりいた。今日、初めて出会った人だ。大月市の秀麗富嶽12景の富士山は頭を少しだけ出して雲に隠れてしまった。東側の相模湖や北側の奥秩父はよく見渡せた。
 浅川峠から車を停めた浅川バス停まで往路を戻った。

扇山山頂

renew:2013/09/03