行  程        アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 奥大井湖上駅 11:30  11:32 
 林道 11:45  11:49 
 天狗石山 14:08  14:16 
 智者山 14:43  14:48 
 林道 15:22  15:24 
 智者山神社 15:34  15:37 
 11番地蔵 16:47  タクシー 

【天狗石山・智者山】湖上駅からハイク道 一転険路の智者山下り

山 名  天狗石山、智者山
山行日  2002年11月9日(土)
同行者  F
天 候  晴れ
歩行時間  5時間15分(含休憩)
コース 奥大井湖上駅→林道登山口→→天狗石山→智者山→林道→智者山神社→11番地蔵
一浴温泉情報
白沢温泉 もりのいずみ
tel:0547-59-3733 10:00-19:00 \1000
7種のお風呂が楽しめる森の中のスパリゾート。木々の緑と清流がすぐそばに迫る。純和風の露天風呂で野鳥のさえずりを聞きながら、森林浴も同時に楽しめる。

 予定より30分以上遅れ10時頃、千頭駅に着いた。河原に臨時駐車場が設けてあり、地元の方が大勢で誘導してくれていた。駅まで歩いて5分くらいか。大井川鉄道井川線のトロッコ列車で奥大井湖上駅(\690)まで行く。トロッコは紅葉の大井川沿いをゆっくりと走り1時間ほどで湖上駅に着いた。150人ほどの乗客で降りたのは我々だけ何となく寂しい感じがする。予定より約45分遅い歩き始めとなる。

奥大井湖上駅

 駅中央の上り階段からいきなり登山路のようだ。少し登ると直ぐに無人の立派な休憩舎がある。その脇を抜けさらに登ると林道に出た。案内板に天狗石山まで約3時間とある。本川根町観光協会のイラストマップに、天狗石ハイキングコースは湖上駅から片道2時間と書いてあったので、1時間半もあれば登れるだろうと思っていた。出発の遅れと重なり少し不安になる。

 林道からの登山口に鉄製の階段が備えてある。登山路はよく整備されていて歩き易く、危険を感ずるような所はまったくない。要所に道標もあり安心して歩けるコースだ。しかし、だらだらと登る植林帯の路は展望もなく余り楽しいとは言えない。

 前方が崖となり左に折れる。振り返って見下ろすと紅葉に囲まれたダム湖が美しい。崖淵の路は、これまでと比べるとかなり荒れている。様子が変なので、念のため戻ってみると崖の10mくらい手前で左に折れる路がある。崖淵の路が危険なので、こちらに変わったのだろう。

 強風がうなりをあげて吹いていいる。日向も風を避ける所もなく、なかなか昼食休憩の場所が見つからない。1時間ほど登った頃、若い男女各2人のパーティーとすれ違う。「天狗石山まであとどれくらいありますか?」と聞くと、「今、標高850mくらいですから・・・・」と、まだかなりありますよのニュアンスで応えてくれた。「そうですか、あと標高差500mですね」ずいぶんと登ったつもりだったが、先はまだ遠い。

 とても休憩に適した所とはいえないが、多少の風除けとなりそうな倒木の陰に店を広げる。風花も舞っている中、湯を沸かしてラーメンを作る。セーターも着込むがじっとしていると寒い。早々に食事を終え出発。しばらく登ると、右前方に天狗石山が見える。稜線に出て七ツ峰への分岐を過ぎると、天狗石山は直ぐだった。

崖淵より大井川を見下ろす

天狗石山山頂

 広い山頂は林の中だがすっかり葉が落ちているので明るい。ひと休みして智者山に向かう。雑木林の中のゆるやかなアップダウンの路は快適だ。道標もしっかりしている。智者山は登山路を右に数十メートルほど外れたところだ。南側の展望が開けている。付近にイワシャジンがあちこちに咲いていた。

 智者山神社への下山路は急坂だ。湖上駅からここまでとは大違いの厳しい路だ。「痛い!」と小さな叫び声。あまり山慣れない連れが脚をつったようだ。急斜面に座り込み筋を伸ばしたり、マッサージをしてしばらく休憩。再び、慎重に急斜面を下ると次は、滑りやすく細いトラバース路。緊張の連続だ。林道の下山口に着いたときは正直ホッとした。標識を見ると「尾根行き急登コース」と書いてあった。
 ここから右に行くのか左に行くのか、標識は智者山山頂を指すだけだ。向かいのガードレールに「左:登山口、右:神社」と、読めそうな文字が赤ペンキの殴り書きに記されている。右にしばらく行くと、左に神社への路が分岐する。ここからの下りがまたまた厳しい。ホッとした後だけになお更だ。しかしこれまでと同様、赤布や、赤ペンキがこまめにあり迷う心配のないのがありがたい。

智者山山頂

下山口(急登コースの表示)

 智者山神社の裏手から再び林道に出た。ここから登り口までは参道だ。ほぼ等間隔に33体の石地蔵が並ぶ。のんびり下るのも良いが、既に3時半を回っている。連れは歩きたくない様子だ。しかし、タクシーを呼ぼうにも携帯電話は圏外。仕方なく、ゆっくりと下る。お地蔵さんに記された数値は三十三からひとつずつ減っていく。十四番のところでようやく携帯が通じタクシーを呼ぶことができた。十一番のお地蔵さん前からタクシーに乗り、河原の駐車場に戻った。

智者山神社

renew:2013/09/03