行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
登山口 | - | 4:51 | |
荒菅沢 | 6:11 | 6:23 | |
雨飾山荘分岐 | 7:38 | - | |
雨飾山 | 7:58 | 8:32 | |
荒菅沢 | 9:39 | 9:56 | |
登山口 | 11:06 | - |
【雨飾山】盛りだくさんに楽しめる山
山 名 | 雨飾山(あまかざりやま) | |
山行日 | 2002年7月28日 | |
天 候 | 晴れ | |
歩行時間 | 6時間15分(含休憩) | |
コース | 登山口(駐車場)⇔荒菅沢⇔笹平⇔雨飾山 |
小谷温泉 露天風呂 |
村営の宿「雨飾荘」が管理している無料(寸志)の露天風呂。原生林のなかに男女別に作られていて、女性用は高いところにある為安心。夜8時まで照明をつけてくれる。沢の水をホースで引いてあるので適宜調節して入浴する。利用可能な時期は6月上旬頃から11月上旬頃まで。 | |
小谷温泉 | 【熱泉荘】TEL:0261-85-1241 10:00-15:00 \500 旅館は古い建物 をほとんどそのまま使い鄙びた雰囲気。県道から少し奥に登った尾根上に建ち眺望は素晴らしく大 きい。手作りっぽい径2.5mほどのコンクリ浴槽に、パイプ湯口から45℃の源泉が打たせ湯で15 L/minほども注がれている。 | |
【雨飾荘】TEL:0261-85-1607 10:00-20:30 \300 浴室は3x2mほどのタイル浴槽があるだけ。シーズンにはすぐ外にある大きな露天風呂にも湯が張られるそうだ。パイプ湯口から源泉が40 L/minも大量に注がれ、全面的に溢れ出している。 | ||
【山田旅館】TEL:0261-85-1221 10:00-15:00 \500 木造3層の建物が有名な老舗旅館。浴槽は2mの正方形で深め、浴槽の脇に直接、一人用の寝湯がついている。浴槽横から高さ2mくらいの湯滝で約40 L/minの源泉が落下、打たせ湯にするにはやや熱くて勢いがありすぎる。 | ||
雨飾温泉 雨飾山荘 | tel:090-9016-3212 \500 雨飾山北麓の標高900メートルにある秘湯。平成11年に道路が通った現在でも山小屋として営業。 男女別内湯と混浴の露天風呂「都忘れの湯」がある。 |
笹平越に見る雨飾山
早朝4:45分頃、休憩舎のある駐車場に着いた。すでに15台ほどが駐車していたが、50台以上は駐車できそうでありまだ十分に余裕はある。
歩き始めは河原までの下りだ。数分で大海川の河原となる。早朝のさわやかな空気の中、鳥のさえずりを聞きながら湿原帯の木道を行く。登山口から15分ほど歩いた頃、登山口まで30分、荒菅沢まで60分と刻まれた標柱が立っている。いくらなんでも、30分はオバーだろう。とすると、荒菅沢までの60分の表示もいくらか割り引けそうだと思ったが、それは甘かった。
登山口の駐車場
標柱からはブナ林の中の急登となる。ルートの途中に、山頂までの4400mを11等分した表示板(例:3/11
1200m)があり、よい目安となる。何回かゆるやかな上り下りを繰り返し、大きく下ると樹林帯から抜け出て荒菅沢に出る。大汗をかいた身体に雪渓から吹き下ろす涼風がまことに気持ちが良い。見上げると、残雪の向こうに布団菱と呼ばれる岩峰が聳えている。ここで、朝食休憩とする。
沢からは再び急登となり、20分ほど登ると、視界が一気に開ける。まだ7時頃だというのに、日差しは強い。早く登りだしてよかったと思う。トンボが飛び交う急登の登山路の両側にシモツケソウ、ウツボグサ、ヤマハハコ、フーローなどの花々が咲き乱れている。写真を撮るのに託けて何度も足を止める。それにしても、キツイ登りだ。
荒菅沢
雨飾山頂と後立山の山並
ピークに出ると、ゆるやかな起伏の笹原に一筋の登山路が雨飾山の頂へ向かって延びている。のんびりと稜線漫歩が楽しめそうであるが、きつい登りを終えたばかりでもあり、山頂への厳しそうな最後の登りの方が気になってしまう。
真正面に雨飾山の頂きを見ながらの笹平の路は快適だ。最後の登りも心配するほどのこともなく南峰に着いた。数十メートルほど離れた北峰をあわせも10人ほどの先客がいるだけだ。
山頂からの白馬岳(右)、鑓ヶ岳(中)。中央はトンボ
鹿島槍ヶ岳から白馬岳まで後立山連峰が間近に見渡せる。その右には日本海もはっきりと見える。その名の通り雨の多い山と聞いていただけに望外の幸せである。
下山後は、ブナ林に囲まれた小谷温泉露天風呂にゆっくりと浸かり帰路についた。
小谷温泉露天風呂
往路を戻ったが、次から次へと登ってくる登山者に閉口する。はしご場などは数十人の団体が登ってくるのをじっと待つしかない。荒菅沢には上り下りの登山者が大勢休んでいた。冷たい沢の水を何杯も飲んだ。
renew:2013/09/03