行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
駐車場 | 3:50 | 5:40 | |
別当出合登山口 | 5:47 | 5:52 | |
殿ヶ池小屋 | 8:29 | - | |
黒ボコ岩 | 9:41 | 9:45 | |
室堂センター | 10:13 | 10:37 | |
御前峰 | 11:40 | 11:48 | |
大汝峰 | 12:45 | 12:54 | |
室堂センター(泊) | 13:38 | 7/6 7:22 | |
南竜ヶ馬場 | 8:38 | 8:42 | |
甚之助小屋 | 9:22 | 9:32 | |
中飯場 | 10:22 | - | |
別当出合登山口 | 10:47 | 11:04 | |
駐車場 | 11:14 | - |
【白山】花と展望の観光新道
山 名 | 白山(はくさん) | |
山行日 | 2002年7月5日(金)、6日(土) | |
天 候 | 晴れ | |
同行者 | いつもの山の仲間 | |
歩行時間 | 7/5:7H34M 7/6:3H52M | |
コース | 駐車場→別当谷休憩舎→観光新道→黒ボコ岩→室堂センター→御前峰→→大汝峰→室堂センター(泊)→展望歩道→南竜ヶ馬場→甚之助小屋→砂防新道→別当谷休憩舎→駐車場 |
鳩ヶ湯温泉 | tel:0779-65-6808 10:00-14:00 \500 廃業? | |
白峰温泉 永井旅館 |
tel:07619-8-2339 11:00-19:00 \600 白山の登山口市ノ瀬にある一軒宿。車で横付けできるので、秘湯愛好の年配者が多いが、ここに宿泊して白山へ登山する人も多い。 |
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白峰温泉 総湯 | tel:07619-8-2839 14:00-21:00 \350 村の中央にある公衆浴場。泉質は全国でも4ヶ所しかないという純重曹泉で、湯上がりの肌が絹のようにツルツルすべすべになり”絹肌の湯”といわれている。筋肉の疲れにも効果大。 | |
親谷の湯 | 6月〜11月 8:00-18:00 \0 白山スーパー林道ふくべのお大滝の近くにある岩で囲まれた天然露天風呂。風呂から眺める姥ヶ谷の景色は絶景。姥滝は老婆が白髪を振り乱した様に例えた滝。源泉のお湯はかなり熱いが、湧き水で温度を調整できる。 |
弥陀ヶ原より白山(御前峰)
登りはきついが、花と展望の観光新道で室堂へ。御前峰から大汝峰と周回し室堂センターに戻る。翌日は展望歩道、南竜ヶ馬場経由で砂防新道を下る。
静岡市役所前を午後10時15分頃出発、静岡ICから東名高速に入り、小笠PAでT.Kさんを乗せ今回のメンバー10人がそろう。Tさんは明るい性格の古参の女性会員だが数年振りの山行参加、同乗したとたん社内がにぎやかになる。
別当出合登山口(休憩舎前広場)
別当出合駐車場
東海北陸道の白鳥ICを経て、朝4時前に別当出合の駐車場に到着、少々の仮眠と朝食後出発する。
すがすがしい空気とにぎやかな鳥のさえずりの中をひと登すると立派な休憩舎のある広々とした白山登山口だ。観光新道と砂防新道が分岐している。多くの人は、比較的楽な砂防新道を登り、展望は良いが急坂の続く観光新道を下りに使うそうだ。しかし明日は、室堂から別山・三ノ峰を越え、刈込池キャンプ場へ下る予定なので、観光新道を登ることにする。
30分ほど登り、林道を横断してしばらくすると展望が開け、右手の谷越に荒涼とした山肌に細長い滝が見える。ウツギやミソガワホウズキなどの花々も目立ち始める。姿の良い別山の眺めもすばらしいが、うわさ通り階段状のものすごい急登が続く。タカネニガナ、ゴゼンタチバナ、ハクサンチドリなどが咲き乱れているのできつくても後悔はない。左手には白山釈迦ヶ岳も見える。
不動滝と別山の稜線
アカモモ、カラマツソウ、ニッコウキスゲ、トウダイグサ等々、咲いてる花の名前を挙げればきりがない。殿ヶ池ヒュッテの残雪付近にはショウジョウバカマの群生地だ。しばらく歩くとキヌガサソウ、サンカヨウ、タケシマラン・・・・・・。
蛇塚を過ぎると、右下方に黒ボコ岩で合流する砂防新道が見下ろせる。あっちの道はこれからが急登、こっちは別山の眺めがますますよくなるなだらかな道。火照った身体に雪渓を渡る風も気持ちが良い。クロユリも目に付きだすとまもなく黒ボコ岩に着いた。
行く手に殿ヶ池小屋
急登の観光新道
別山とニコウキスゲ(馬のたて髪付近)
岩の上に上ると(上らなくても)室堂センターの赤屋根の向こうに白山が見える。左にちょこっと大汝峰が頭を出している。ここから室堂までは30分足らずで到着する。
室堂センターは新しく立派な施設だが、平日のせいか閑散としている。予約してあるが部屋には入れてもらえないようだ。昼食後、ほとんど空身で標高差200mの山頂を目指す。いきなりクロユリの大群生、シロウマタンポポ、ミツバオウレンなども咲き誇っている。イワギキョウも一輪見つけた。白山奥宮を過ぎ10分ほどで御前峰山頂に立つ。リーダはこれで二廻り目の日本百名山完登となったそうだ。10人のメンバー中初登頂は私を含め2人だけだ。
山頂より室堂センターと別山
御前峰山頂より大汝峰
山頂からの展望はまずまずだ。大部分雲に覆われているとはいえ、御岳や乗鞍岳もはっきりとわかる、。下方に大小の蒼い池を配し、荒々しい岩肌に真っ白な雪渓をまとった剣ヶ峯と大汝峰を間近に見る。まさに至福のときだ。
デジカメのシャッターが切れない。電池切れだ。ザックは置いてきたので打つ手なし。無念!。
一旦下って火口湖の淵を通り大汝峰を目指す。皆アイゼンを置いてきたので中腹の急斜面の雪渓にやや危険を感じたのか、リーダーは直前で皆を待機させ、杖代わりのピッケルをメンバーから借りてステップを刻んでくれる。待つ間に、振り返えり見る御前峰と剣ヶ峯、見下ろす火口湖。いくら見ていても飽きることはない。10分ほど待っただろうか、思ったより硬い急斜面の雪渓だったが刻まれたステップのおかげで不安を感じることなく雪渓をクリアした。急斜面のガレ場を登りきると大汝峰山頂だ。堅固な石垣に囲まれた大汝神社はまるで砦のようだ。
白山奥宮
白山(御前峰)山頂
白山を見ながら酒盛り
七倉山への分岐から大きな雪渓を2度トラバースして室堂へ戻る。途中、咲き始めのチングルマの小さな花がよく目に付いた。
部屋に案内されると、10人とも上段だという。だれもいない部屋がたくさんあるのに理由がわからない、抗議すると別室の下段に代えてくれた。
翌朝は濃いガスのため視界は数十メートル、予定の別山越えを躊躇する。トンビ岩コースが通行禁止のため、遠回りの展望歩道で別山登山口の南竜ヶ馬場へ下る。数箇所の雪渓を越え、アルプス展望台に着くも何も見えず。大きな雪渓のトラバースに本山行初めて軽アイゼンを付けたが、一旦下って上り返すルートをとり、難なく雪渓通過。アイゼンを付けたのは私を含め3人だけだった。
ハクサンコザクラの群生地を過ぎるとまもなく別山分岐だ。相変わらずガスは濃い、私個人は大勢に従うつもりだったが、1・2人を除き別当出合いに戻るという。正直、ホッとした。
今日は土曜日、多くのグループとすれ違う。50人以上の団体とすれ違って直ぐに甚之助小屋に着く。周辺にも数十人の人が休憩していた。以後、人ひとヒトに少々うんざり。別当覗きから見下ろすも工事現場が見えるだけ、つまらん。滝をバックにした風力発電の風車が周辺の異様さを際立たせている。
出発点の砂防新道と観光新道の分岐で軽い昼食をとり、駐車場に戻った。
この後、車で2時間半も離れた冠山に向かう。
不動滝をバックに
renew:2013/09/03