行  程       アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 沢入登山口 11:10  11:17 
 昼 食 12:00  12:25 
 鈴蘭小屋前 12:44  − 
 マナスル山荘 12:55  13:00 
 入笠山々頂 13:25  13:47 
 車道 14:04  − 
 大河原湿原 14:22  14:27 
 沢入登山口 15:34  15:40 
立ち寄り湯
塩沢温泉「信甲・館」 tel:0266-64-2750  10:00-20:00 \500    最新入浴日:2002/03/17
内湯、露天風呂とも加熱浴槽と源泉(32.8℃)浴槽有り。内湯⇔露天間約10mは男女共通路、タオルひとつでの移動にドキドキ。
ゆ〜とろん水神の湯 tel:0266-66-2131  10:00-21:30 \700  最新入浴日:2001/08/11
1995/12 オープン。男女それぞれ内湯と4種類の露天風呂及び打たせ湯がある。樽風呂が良い。無料休憩所と食堂も有る。

【入笠山】中部山岳の大展望台

山 名  入笠山
山行日  2002年3月17日(日)
天 候  晴れ
同行者  いつもの山の仲間
歩行時間  3時間52分(除:昼食休憩時間)
コース  沢入登山口→鈴蘭小屋前→マナスル山荘→入笠山→首斬地蔵→大河原湿原→沢入登山口

 頂上直下まで観光道路が延びる入笠山は、豊富な高山植物と360度の大展望で人気のある山だ。登山目的で遠くからわざわざ出かける山とはいえないが、この時期は初心者でも登れる雪山としての魅力がある。

正面に八ヶ岳を見ながら車道を下る

 静岡市役所前を出発し3時間ほどで中央高速八ヶ岳PAに着いた。高速の途中、甲斐駒や鳳凰など南アルプスの峰々や茅ヶ岳などが良く見えていたので、入笠山頂からの展望に期待が広がる。
 諏訪南ICを出て7・8分、「水神の湯」の看板が目に入る。帰りのひと風呂にとリーダーが値段を聞きに降りる。700円、ちょっと高い。ためらうことなくパスすることにしたようだ。
 沢入登山口の大駐車場もさすがにこの季節はがらんとしており、5・6台の車が駐車しているだけだ。頂上直下まで車道は通じているが、ここから先は通行止め。付近に雪はほとんど見当たらない。

沢入登山口の駐車場

 指導標に従いカラマツの中のゆるやかな登山道を登る。少し進んだあたりから雪が徐々に目立ち始める。30分ほど歩いて、登山道脇の斜面で昼食にする。ここから先の登山道はかなりの積雪だ。アイゼンが必要というわけではなさそうだが、「せっかく持ってきたし、使えば重量は半分になる」と言いながら赤池さんはさっさとアイゼンを付けている。それにつられて自分もアイゼンを使うことにした。昼食後は本格的雪道となり、踏み外して膝までもぐった跡が散見されるようになる。しかし、すれ違った6人パーティーはアイゼンを付けていないようだ。

 小屋前の広場は一面真っ白、踏み跡もない。マナスル山荘手前のスキーのゲレンデのような広い緩斜面はスズラン畑だそうだ。シュプールも踏み跡もない真っ白な斜面を思い切り転げまわりたい誘惑に駆られるが、そこはロープが張られて立ち入り禁止。

カラマツ林の中の登山路

鈴蘭小屋

 入笠山目指しての道はこれまでに比べ急登だが一気に展望が開ける。何度か振り返り写真を撮るうちにまったく雪のない頂上の広場に着いた。風が強く寒いが展望は抜群だ。指呼の間に仙丈、甲斐駒等南アルプスの峰々、反対側には八ヶ岳もよく見え、その右に金峰山の白い頭もかすかに見える。

入笠山への登り

入笠山々頂と八ヶ岳

 頂上を後にし、南に下る。15分ほどで観光道路に出た。首斬清水を過ぎ大河原湿原の辺りでアイゼンを外す。あとは雪に覆われた車道をひたすら下るだけだ。バスを降りた沢入登山口まで、まだ優に5kmはありそうだ。

 行く手の正面にときおり八ヶ岳が姿を現す。真っ白な道端から青い空に向かって生える白樺。絵になる風景だ(最上段の写真)。ガードレールの高さまで雪が積もっているかと思えば、わずかではあるがアスファルト道が見えるところもある。道が凍っているところもあり、何人かは足を取られて転んでいた。私も1回転んだ。車道を下ること1時間半、ようやく出発点に戻った。麓では福寿草の花が満開、バスを停めカメラに収める。

 国道20号に出て甲府に向かって約4km、塩沢温泉「信甲・館」で汗を流し帰路についた。

福寿草

 厚く積った雪の中のせせらぎ。空は真っ青、春の足音を告げる沢を渡ると直ぐに、鈴蘭小屋が建つ観光道路(林道かな?)に出た。

更新:2013/03/14