行  程     アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 ヤビツ峠 9:39  9:50 
 大山 10:55  11:24 
 唐沢峠 12:12  12:19 
不動尻分岐 12:24  − 
 不動尻道合流 12:49  − 
 三峰山 13:20  13:29 
 煤ヶ谷分岐 14:22  14:32 
 物見峠 14:47  14:58 
 林道ゲート 15:42  15:50 
一浴温泉情報
広沢寺温泉
玉翠楼
tel:046-248-0011 11:00-16:00 \1000(1hr)  丹沢山塊の北の端にある広沢寺温泉の一軒宿 玉翠楼は瓦屋根の和風旅館。日帰り客には露天風呂のみ解放。強アルカリ性のお湯は透明で、入ると肌がつるつる。
別所の湯 tel:0462-88-3900  10:00-21:30 \700  平成7年4月開業、清川村にある村営の温泉施設。大浴槽とぬるめの東屋風浴槽、サウナと打たせ湯もある。小さめの露天風呂はすぐそばの林に面していいて、小さい風呂に対し広く取られたスペースでくつろぐ人が目立つ。

【大山〜三峰山】連続する梯子場・鎖場

山 名 大山、三峰山
山行日  2002年3月3日
天 候  曇
同行者  いつもの山仲間
歩行時間  5時間24分(昼食休憩除く)
コース  ヤビツ峠→大山→唐沢峠→三峰山→物見峠→林道ゲート

 三峰山は大山の北東に位置する1000mに満たない低山だが、山頂付近は小さなピークが連なり切り立った痩せ尾根、ハシゴやクサリ場の連続など変化に富んだ山歩きが楽しめるとうので野暮用を何とかキャンセルし、いつもの山仲間の月例山行にドタエン(entry)した。

大山から唐沢峠向かう道から望む三峰山

 静岡市役所前を7時半頃出発し、清水・富士とメンバーを乗せ9時40分ヤビツ峠に着く。曇天のせいか、人気の駐車場にも空きが目立つ。

 身支度を整え歩き出してしばらくするとこまかな雪が降ってきた。気温が低いせいか、小雪が粒となって笹にあたりパラパラと小さな音をたてている。日影の道は凍ったところもあるが遊歩道といえるほどによく手入れされた道は歩きやすい。1時間ほどで、27丁目の鳥居をくぐると山頂は直ぐだ。こんな日でも相模湾まで見渡せる。

大山山頂下の社

 大山を出発し不動尻に向かう。凍った道をしばらく下り、見晴台への道を右に分けると左前方に三峰山が見え始める。さらに下り続け、唐沢峠でひと休み。大山から2.2km、東屋のある絶好の休憩ポイントだ。振り返ると木の枝越に大山も望める。

唐沢峠手前のガレ場

 峠を出て5分ほどで不動尻への道から左に分岐し、尾根道を行く。1995年のエリアマップには全く記されていない道だ。これまでの整備された道とは異なり、標識はおろか目印のテープさえほとんど見当たらない。しかし、踏み跡はしっかりとついているので迷う心配はない。最近のエリアマップには道が記されているかもしれない。

唐沢峠〜三峰山の稜線

唐沢峠〜三峰山の稜線

 865mピークをV字に曲がると、ゆるやかなアップダウンの快適な尾根歩きとなる。三峰山が正面に横並びに見えるとまもなく、あっけなく不動尻からの道と合流し、また階段などよく整備された遊歩道然とした道となってしまう。不動尻経由に比べ、だいぶ時間短縮できたのは確かだ。危険も、迷う心配もありませんので、お薦めのコースと言えるでしょう。

 前方からやたらと鳥のさえずり風の音が聞こえる。ほどなくして、前から手渡しでお菓子が配らててきた。親指の頭ほどの大きさのドーナツ状のお菓子で、これを口先にくわえ息を吹き出すと音が出る。一度はピーピーと鳴らしたくなるのだろう。しばらくさえずり音が聞こえていたが、すぐに痩せ尾根の急登となったためかいつしか音は聞こえなくなっていた。

稜線の道と不動尻からの道との合流点

 ピークでひと休み。三角点が見当たらないので、目の前の次のピークが三峰山だろう。下って登り返すと三峰山山頂に着く。狭い頂きに大きなテーブルがある。風化のせいか三角点がかなり地上に露出している。
 三峰山からの梯子や鎖場は多少緊張させられる。歩くとキュキュと鳴る鴬張りの渡り板はご愛嬌だが、斜めに傾いた緩やかな階段状の渡り板は薄っすらと凍り付いているのか、踏み込んだとたんにツルッと滑る。アイゼンをつけるほどではないので慎重に下る。

 人気の山域だからだろう、「これでもか!」というほどにクサリ・ハシゴ・渡り板・手摺と超過剰なほどに整備されていて、雪のない季節であればアスレチック好きの子供にも大いに楽しめそうなコースに思えた。

 三峰山から20分足らずで北峰通過。やがて左手の展望が開け丹沢山から北東に延びる稜線の山々が見渡せる道となり、快調に歩を進め物見峠と煤ヶ谷分岐に到着する。山の神には気付かずに来てしまったようだ。「山の神は持ち去られてしまったのだろう」と誰かが言うと「うちの山の神も持っててくれないかな・・・」(笑)とつぶやく人がいた。

北峰から望む大山

三峰山々頂

  分岐から煤ヶ谷まで3.05kmと道標に書かれている。ばかに細かな数字だがどうやって計のだろうとひとしきり談義が続く。物見峠までは400m。「急坂につき注意」の看板通り相当な急斜面を真っ直ぐに下る。階段が造られていなかったらちょっと難儀したかもしれない。いつもは有難迷惑と思える階段だが助かることもありそうだ。物見隋道の西側出口に下りトンネルを歩き東側に出るも、待ち合わせ場所にマイクロバスは見当たらない。登り返して登山道を行く気力もなく、林道を下ることにする。林道入口のゲートはしっかりと閉じられていて、そのすぐ前にマイクロバスは待機していた。

物見トンネル

 小雪がちらついていることもあり、少し早くはあるが山頂付近の社など屋根のあるところで昼食とする。

 どちらかといえば臆病な私ですがコース中、アイゼンはまったく不要でした。

更新:2013/03/14