【守屋山】手軽で好展望のスノウハイク

山 名  守屋山(もりややま)
山行日  2002年2月11日
天 候  晴れ
同行者  いつもの山仲間
歩行時間  3時間33分(全休憩時間含む)
コース  登山口⇔アカエ沢源頭⇔東峰⇔西峰

守屋山西峰より往路を東峰へ

 南アルプス最北端の展望台、雪の北アルプスの大景観を期待して、2000年11月以来、1年3カ月ぶりに守屋山を再訪した。

 静岡市役所前を7時半頃出発。杖突峠を越えて高遠方向へ少し下った国道152号線脇の登山口に着いたのは11時を大きく回っていた。付近は一面雪に覆われている。マイクロバスを降りると、雪の下は凍っているようだ。すでにみなバスの中でスパッツなど身支度を整え終えていて、リーダーの「滑って転んでも手を付かないで、お尻で受けるように」との一言を合図に直ぐに出発する。確かに、転んで手首を骨折した例をよく聞く。

R152 沿いの登山口

 風もなく絶好のスノウハイク日和である。雪はほどよくしまり歩きやすい。木立の中のなだらかな道を20分ほど登り少し下ったところで林道を横切る。しばらくして、15人ほどのパーティーに追いつく。雪なれしていないのか、道を譲られ前へ出る。道はほとんど平坦、再度、林道を横切るとほどなくして避難小屋とトイレのある広場に着く。アカエ沢源頭と呼ばれるところだそうだ。ここで昼食休憩とする。

アカエ沢源頭付近

 昼食後は急斜面の直登だ。ご夫婦に続き、7・8人のパーティーを追い越す。「アイゼンは付けないのですか」とか「静岡からよく来ましたね」など声を掛けられる。わがパーティーが決して早いわけではないと思うのだが、追い越したパーティーはどんどんと離れていく。急登にもかかわらず、寒波のせいかほとんど汗はかかない。午後1時前に東峰にたどり着く。アルプスなどの遠望はきかないものの、入笠山、諏訪湖、蓼科山とぐるりの展望が素晴らしい。

守屋山東峰目指して

守屋山東峰より西峰への稜線

 東峰ではゆっくり写真を撮る間もなく、西峰へ向かう。運悪くデジカメの電池が切れかかっているのに気付かず、うまく撮れないとあれこれと触っているうちにおかしくなってしまい、元へ戻すべく操作しながらみなの後を追う。やたらと多機能なカメラとうのも考えものだ。

守屋山西峰より諏訪湖から蓼科山方面の展望

 コブを一つ越えた西峰は一等三角点のある小広い山頂であり、東峰より展望に恵まれているようだ。ここではじめて集合写真を撮る。その後、思い思いに山頂標識を入れての記念撮影後、往路を戻る。

 一昨年の11月、同じコースを歩いたときは復路に守屋神社に下る道を選んだが、西峰直前、右に曲がるその道は深い雪に覆われトレースの痕跡もなかった。先ほど通り過ぎた西峰山頂で名残の展望を楽しんだ後、往路を下る。追い越した人たちとその後、すれ違わなかったのだが、みな西峰で戻ったのだろう。
 写真を撮るためトレースを外れると、時として股下までもぐることもあり、雪山の怖さをあらためて知る。また、避難小屋近くで「チッチッチチ」と、小鳥のさえずりに、氷点下の気温にもかかわらず春の訪れを感じる。

守屋山西峰の復路、東峰山頂直前

行  程       アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 登山口 11:19  11:23 
 アカエ沢源頭 11:54  12:13 
 守屋山東峰 12:57  13:01 
 守屋山西峰 13:20  13:42 
 守屋山東峰 14:00  14:06 
 アカエ沢源頭 14:24  14:30 
 登山口 14:56  15:00