静岡OAA会報より抜粋

山行記  あまり聞き慣れない山名ですが場所は丹沢山塊図右上に位置する山です。山名の由来は南北朝時代京都にいた高僧が混乱を避けこの地に住み、仏との出合いを意味して仏果と名付けた。仏果とは修業の因によって得る仏の位、成仏の証果、さとりのことだそうです。
 厚木インターより国道412を北上し愛川町和平の集落を目指す。宮ヶ瀬ダム建設で道路が付け替えられたのか案内板が無く行き過ぎてしまったが、少々引き返しただけで標識を見つけひとまず安心。雨支度を整えいざ出発、急なコンクリ道を下りT字路を右折してしばらく登ると道路に出て、ここに関東ふれあいの道の標識があった。
 高度を上げるにしたがってミゾレとなりさらに横なぐりの雪に変わった。良く整備された道なので傘をさしていても十分な道幅である。所々鹿避けのフェンスをくぐりぬけ、2ピッチ程で展望台のある747mの仏果山山頂に到着昼食にする。私は早々に食事を済ませ小川さんと展望台に登るが、見晴らしは無くただ寒いだけなのですぐ降りた。天気が良ければ西方に丹沢山塊が見えるはずだがこの雪ではどうしようもない。
 すぐ出発、少し急な下りだったので慎重に下っていくと経ヶ岳から来たという男性と行さ交う。しばらく痩せ尾根が続き途中弘法大師が経文を収めたという岩穴があった。いつの間にか八州ヶ峰も通り過ぎ鹿避けのフェンスをくぐり、大きく下って半原越の車道に出た。すぐ上の林の中の標柱に″宝の山″と書いてあるがどういう意味か説明がないので分からない。
 経ヶ岳へは急な階段の連続も1ピッチで633mの経ヶ岳山頂。あとは下るだけ、下山路は東側斜面という事で雪も無く道が乾いている所すらあった。途中より雨もあがり、半原越から経ヶ岳を捲く法華林道を横切って、予定通り15時少し前に半僧坊手前の国道のスピンカーブ脇に待つバスに到着。静岡は雨だったのでキャンセル者もいたようだが、今回の山行は雪の中にて楽しい一日を過ごすことが出来ました。
タイム・
テーブル
10:30 登山口出発
11:52-12:14 仏果山山頂
13:28-13:34 半原峠
13:56-14:05 経ヶ岳山頂
14:53 下山口(マイクロバス待機)                         アクセスカウンター
山 名 仏果山、経ヶ岳
山行日 2002年2月3日(日)
歩行時間 4時間(除:仏果山頂休憩時間)
会報No. 168
シリーズ名 周辺ハイク No.16
報告者 富山 彰さん
HP管理人 参加
立寄り湯 なし

仏果山山頂