行  程
場 所 着時刻 発時刻
 かんぽ下登山口 9:55 10:00
 花沢の里駐車場 10:12 10:15
 日本坂峠 10:52 10:55
 花沢山 11:18 11:22
 道了権現 11:54
 大日堂 12:01
 かんぽ下登山口 12:42
参考資料 ・【山といで湯】永野敏夫著 静岡新聞社  2000/09/22 初版発行
・【花沢山】駿河湾沿岸、大崩海岸のすぐ北に聳える山

【花沢山】万葉の趣 花沢の里から日本坂峠を経て

山 名  花沢山(はなざわやま)
山行日  2002年1月6日
天 候  晴れ
歩行時間  2時間27分 
コース  かんぽ下駐車場(自転車 12M)花沢駐車場→法華寺→日本坂峠→花沢山→道了権現→かんぽ下駐車場

花沢山頂上付近より静岡市街と富士山を望む

 黒潮温泉「かんぽの宿」は小高い丘の上に建ち、展望風呂は最上階の8階にある。地下1500m、約1900万年前の地下層から泉温51℃で湧き出る温泉浴を目的にその近くの山に登ることにする。

 年末年始9連休の最終日、ここ数日の寒波も収まり絶好のハイキング日和である。家人の用事を済ませ家を出たのは9時半に近かった。かねてから、黒潮温泉「かんぽの宿」の展望風呂に入ってみたいと思っていたので、その近くの花沢山に登ることにした。

 「かんぽの宿」の数百メートル手前に花沢山の登山口がある。そこの駐車スペースに車を停め、花沢の里の駐車場まで折りたたみ自転車で行くことにする。満観峰から日本坂峠を経て花沢山に登り「かんぽの宿」を目指す予定だったが、電話で確認したところ「2時半から浴室の掃除をします」とのことであり、満観峰経由は諦めることにした。

登山口前の駐車スペース

花沢山登山(下山)口

 花沢の里の駐車場付近で40人前後の団体が出発前の体操をしていた。名古屋からの初詣登山で満観峰に登るのだそうだ。満観峰はすでに30回以上登っているが、いつ行ってもその素晴らしい展望に満足する。今日は最高の天気である。富士山はもちろん、駿河湾越しの伊豆の山々から南アルプスまで見えるのは間違いない。遠くから来た方々も満足して頂けると思うと何故かうれしい。
 いつもの通り歩き出しはゆっくり、法華寺から山道となる。林道を横断し日本坂峠に向かう。途中、若い夫婦が追い越して行った。

花沢の里の広々した駐車場

 日本坂峠で一息入れ、花沢山を目指す。ここからは急登だ。満観峰に比べ山頂からの展望に恵まれない山ではあるが、絶好のハイキング日和だからだろう、次々にハイカーとすれ違う。振り返ると南アルプスの峰々がよく見える。左手には梢越しの富士山だ。花沢山山頂直前に電波反射板が建っている。富士山方向だけ狭々と伐採されているが、他の展望はない。登山路から少し外れたところに、3等三角点とベンチとテーブルがあり、「花沢山山頂」の表示板が立っている。木の枝越しに焼津市街を見下ろせるがお世辞にも好展望とはいえない。休んでる人はだれもいない。

花沢山中腹より丸子富士と南アの峰々

花沢山山頂表示

焼津市のシンボル高草山と志太平野

 そさくさと山頂を後にする。杉林の薄暗い急斜面の階段下りがしばらく続く。ここでもハイカーとよくすれ違う。山頂から20分ほど下った頃、突然、前方に駿河湾が開け、伊豆半島の先端まで見える。振り返ると花沢山も見える。ひと登りすると道了権現、浜当目の海岸が見下ろせる。ここら辺りから茶畑の展望コースとなる。左に駿河湾、右に高草山、前方に志太平野が広がる。小さなアップダウンはあるものの快適な道だ。

 「かんぽの宿」が正面に見えると下山口は5分足らずだ。駐車した車を回収し1分ほどで「かんぽの宿」に着く。日曜日の午後だというの60台の駐車スペースが一杯だ。お目当ての温泉は最上階の8階だ。まさに駿河湾の大海原が一望の下にある。焼津港や志太平野の街並み、そして御前崎まで見通せる。軽く汗を流した後の温泉、これ冬場の最高の楽しみといえるだろう。

登山路正面にかんぽの宿

「かんぽの宿」一浴データ
・利用時間:10:00-14:30
・料 金 :800円
・定休日 :年中無休

renew:2013/09/03

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