行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
登山口 | - | 11:26 | |
ナダクマシロ山 | 12:22 | 12:28 | |
常光寺山 | 12:41 | 12:46 | |
ナダクマシロ山 | 13:02 | 13:19 | |
登山口 | 13:53 | - |
【常光寺山】冬準備完了 静けさに寂しさ漂う山歩き
山 名 | 常光寺山(1438.5m) | |
山行日 | 2001年12月01日 | |
アクセス | マイカー | |
同行者 | Y.F. | |
歩行時間 | 2時間27分(休憩含む) | |
コース | 登山口⇔常光寺山 |
スーパー林道の開通によって、誰でも登れる家族向きハイキングコースとなった常光寺山に、家老平から往復。
以前、通行止めのゲートからスーパー林道を門桁山登山口方面へと歩いた時、左手に見えた存在感のある山が気になった。常光寺山である。お手軽に登れそうな山であり、いつか登りたいと思いながらもあまりにも遠いのでわざわざ出かけるほどもないと敬遠してきた。ほとんど山に行ったことのない
Y.F. が「晩秋の山道を歩きたい」と言うので良い機会とばかりに遠出した。
国道152号線を北上し、JR飯田線水窪駅の手前で右折して約30分、山住神社のある山住峠に着く。時間が遅いこともあり、お参りは後にしてスーパー林道をさらに北上し、水窪町の学習施設「カモシカと森の体験館」の建つ家老平の林道ゲート付近の駐車スペースに車を停める。
林道ゲート手前の登山口
野鳥とカモシカの観察舎から見た常光寺山
林道ゲートの直ぐ左が登山口だ。しばらくは林道を右やや下方に見ながらよく整備された道を行く。門桁子供会の案内標識がある辺りから、展望のない杉林の急登が始まる。登山路に大きな岩のある辺りで休憩をとる。どうも相棒の調子が良くないようだ。「ここから戻る」と言う。15分ほど休憩すると元気が出たのか「もう少し登る」と気が変わった。右手に頭だけ出している真っ白な山は南アルプスだろう。相棒の体調を考えゆっくり登る。いつしか自然林に変わり明るくなった林をゆるやかに登るとガレ淵に出る。この崩れの源頭であるナダクマシロ山頂はそこから直ぐだ。山頂からこんもりとした常光寺山が見える。
よく整備された登山路
やはり相棒の調子はよくない。一端大きく下って登り返せば常光寺山だが、「ここで待っている」と言う。しばらく様子を見たが待っててもらうことにして急いで山頂までピストンすることにする。かなりの急斜面を3分ほど下ると、鞍部に着きここから登り返し10分ほどで常光寺山の山頂に着く。とりあえず「山頂に着いたぞ!」と大声をあげると、元気な声で返事が返ってきた。3等三角点のある山頂は木立に囲まれているが南方向は伐採されていて、車を停めた家老平辺りが見下ろせる。
常光寺山々頂
何枚か写真を撮り、早々に往路を下山する。山頂からやや下ったところに赤石がゴロゴロしている。気になって周囲を調べてみたいと思ったが、待たせている相棒のこともあり諦めた。相棒は休むと元気が出るようであり、ピークから少し下ったところまで迎えに来ていた。
ピークに戻り一休み、すっかり葉の落ちた雑木林の山頂は風もなく暖かだ。とても初冬の1418mもある山中とは思えない。まさに日溜りハイクにふさわしい。往路をゆっくり下り登山口に戻った。
山住神社御神木
車でスーパー林道を先に進み、野鳥とカモシカの観察棟まで行く。今登ってきた常光寺山がどんと聳えている。右方向に麻布岳や前黒法師岳の山並が見える。飽きない眺めだ。
帰路、山住神社にお参りする。樹齢1300年の御神木の杉がみごとだ。峠の茶屋で食べた五平餅が美味しかった。茶屋の親父さんによると「先週まではみごとな紅葉だったが、ここ数日の風雨ですっかり葉が落ちてしまった」とのことであった。
山住神社から国道152線に戻る途中、ペンション布滝付近の切通峡の布滝は一見の価値がある。車すれ違いのためのスペースに車を停めてしばし見とれた。