行 程           アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 大洞観察棟 10:10 10:15
 北峰(神社) 11:55
 篠井山  12:02 12:55
 大洞観察棟  14:05 14:10
参考資料 【富士を見る山歩き】工藤隆雄著 小学館1996/10/10 初版 ISBN4-09-343081-0

【篠井山】富士山展望と下山後の温泉堪能

山 名  篠井山(1394m)
山行日  2001年10月20日(土)
天 候  晴れ
同行者  M.M.
歩行時間  2時間57分(頂上休憩不含)
コース  大洞観察棟⇔篠井山

篠井山々頂よりの富士山と富士川

 山頂から見下ろす富士川の彼方に浮かぶ富士山の眺めは素晴らしい。下山後、広々した露天風呂のある奥山温泉は自信を持って推薦できる。

 篠井山へは3年前の7月初旬に登って以来2度目である。その時は御堂からのピストンで蛭に悩まされ、富士山も見えずさんざんの山行だった。ようやく寒くなり、蛭も出ないだろうと言うことでM.M.を誘い再挑戦することにした。

 マイカーで国道1号線から国道52号線へ曲がり「道の駅とみさわ」の少し手前を左に入り、徳間へ向かう。ここからは東海自然歩道を奥山温泉目指してすすみ、奥山温泉への分岐を左に見送り、さらに先へ進むと登山口の大洞観察棟につく。道の駅から登山口までは30分余だ。道は狭く、荒れているところもあるが乗用車でもまったく心配はない。登山口付近に数台は駐車可能である。

登山口の駐車スペース

登山口(大洞観察棟)

 登山口標識の下に「ヘビ(マムシ)やヤマビルに注意しましょう」と書かれている。
 観察棟の前の車が通れるほどの道を数分行き、丸木を組んだ橋を渡ると本格的な登山道になる。女性の単独行が傘をさしながら下りてくる。青空が広がっているので、「日傘ですか?」と聞くと、「そうです」と応えてくれた。しかし、その後の登りはほとんど薄暗い檜の植林帯であり、日傘が必要とはとても思えず、ひっよすると蛭よけだったのかもしれない。

 登山口から山頂までは3km。登山路端の小さな表示板に山頂までの距離が100m毎に標示されている。しばらくは沢の水音を聞きながら橋を渡ったり、沢を越えながら高度を稼ぐ。明源の滝などもある。やがて沢の音も消え、展望のない植林帯の急登となる。山頂まで残り500mほどの辺りで、非常にゆっくりと登っている女性を追い越す。「きついですね!」と言いながら比較的元気の良い声をかけられ、あいまいに「そうですね」と応えた。かなり立派な身体の方だったので、それだけでも登りは大変だろうと同情した。

沢に架かる苔むした橋

篠井山々頂(二等三角点)

 篠井山頂の南峰へ谷筋沿いに直登(3分)する道と北峰の神社経由で7分の分岐に出る。神社経由の道をひと登りすると雑木林に囲まれた社殿のある北峰につく。展望はない。これを下り御堂への分岐を左に見送り数分で谷筋沿いに直登してくる路を合わせると直ぐに篠井山々頂についた。夫婦連れが一組と単独行と思えた男性一人(先に追い越した女性とご夫婦であることが後で分かった)の先客が休んでいた。富士川の流れの向こうに富士山がしっかりと見える。

 ガスコンロで湯を沸かしコーヒーを入れ富士山を見ながら昼食にする。しばらくして男性が「お先に」と言って下っていった。数分後、先ほど追い越した女性を連れ再び戻ってきてた。「先月、大菩薩峠に登ったがそれより大変だった」と言う。
 頂上を後にして、谷筋沿いの路を下り往路を戻る。車で奥山温泉に立ち寄る。露天風呂も広々としており思いの外立派な温泉である。山奥の温泉にも関わらず、賑わっていたのもうなずけた。

奥山温泉

露天風呂

更新:2013/08/22