山 名 | 暗沢山(520.3m),大峠(470.2m) | |
山行日 | 2001年1月7日 | |
天 候 | 晴れ | |
同行者 | いつもの山の仲間 | |
歩行時間 | 3時間20分(休憩時間含む) | |
コース | 蛇石峠→暗沢山→大峠→岩科学校 |
暗沢山(一等三角点)山頂
【暗沢山】巳年の初歩きは蛇石峠から
新世紀の初歩きは巳年に因んで蛇石峠が出発点だ。これから12年続く、干支ハイクのスタートでもある。一等三角点の暗沢山、静岡百山の大峠を経て、重文岩科学校へと下る。
池の段越に暗沢山を望む
南伊豆は思いの外遠い。県道 南伊豆松崎線の蛇石峠でバスを降りたときには11時を回っていた。付近に標識はもちろん、踏跡さえも定かではない。暗沢山の方向を確認し、山芋堀りのかすかな踏み跡から山中へと分け入る。
10分ほど路なき路を急登すると尾根にでる。尾根伝いに歩くのだが、どうも方角がおかしい。違う尾根を歩いているようだ。地図と磁石を頼りに山腹をトラバースし、再び登った小さなピークで昼食にする。
大峠の石仏
蛇石峠 かすかな踏み跡から山中へ
湿地と思われる平坦で広々した池の段を左に見ながら暗沢山を目指す。相変わらず路は定かではない。ベテランたちが、何度も地図を広げ方向を確認する。このまま池の段をもう少し回り込み尾根に登ればよいと思ったのだが、リーダーは林道から暗沢山を目指すことにしたようだ。直径3・400m程の池の段を半周余り引き返すように回り込み、別荘地と蛇石ランドの間にある林道と思われる所に出た。池の段付近一帯は山芋の宝庫のようであり、いたる所に堀跡の穴がある。中には枯れ葉などで塞がれ落とし穴のようになっている所もある。「まるで地雷原を歩くようだ」と、誰かが言っていた。
岩科学校(重要文化財)
どんど焼き
林道を離れショートカット気味に、山茗荷や冬苺の赤い実が目に付く山路を行く。再び,暗沢山々頂の電波塔へ通じる簡易舗装の林道に出て、大きく右に回り込むように登ると一等三角点の山頂に着いた。曇り空や3基の電波塔のためか、一等三角点の展望としては期待はずれであった。
来た道を下りV字状に折り返すと直ぐに大峠に着く。単なる三叉路の辻であり、とても静岡百山のひとつとは思えない。峠にはとても良いお顔の石仏が祀られていた。
登山路もいつしか車も通れる道となる。道端には蕗の薹があちこちから芽を出していた。さすが伊豆である。所々に石畳の跡が見られ、重要な道だったことが窺い知れる。
岩科集落に下りると田圃の真ん中に「どんど焼き」が組み立てられていて、正月の終わりを告げていた。ほどなくして岩科川を渡ると本日のゴール、明治13年小学校として建築された重要文化財の岩科学校に着いた。
場 所 | 着時刻 | 発時刻 |
蛇石峠 | − | 11:20 |
暗沢山 | 13:30 | 13:40 |
大峠 | 13:42 | 13:45 |
岩科学校 | 14:40 | − |