行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
登山口(?) | 9:30 | 9:37 | |
兎荷山 | 10:26 | 10:36 | |
三岳山 | 10:46 | 11:03 | |
立須岩峰 | 11:43 | 12:08 | |
角地峠 | 12:58 | − | |
下山口 | 13:30 | − |
【三岳山、滝沢山】眺望と梅の香漂う里山歩き
山 名 | 三岳山、滝沢山 | |
山行日 | 2000年01月09日(日) | |
報告者(文) | 折山幸夫さん | |
同行者 | OAA 山の仲間 | |
コース | 登山口→兎荷山→三岳山→三岳神社→立須峰→滝沢山→角地峠→下山口 |
新年の山歩きは今年も三遠ハイクからである。今回は静岡百山の一つで中世の山城があったという三岳山。里山で地図上からもしっかりした道が認められ先ずは安穏気分。
しかし、OAAは神社からのコースではない西尾根から入る。里山に付き物の登り口がはっきりせず、地図を見ながら農道を進み舗装が切れたところでバスを降りる。「おめでとう、今年もよろしく」と挨拶も早々に出発。農道を離れ雑木と荒れた畑の中に入るが踏跡はなく、スタートからヤプ漕ぎが始まる。やはり三遠かと先を危うんだが、間もなくミカン畑の農道へ出た。要は農道を直登した結果のヤブ漕ぎであった。
尾根に出るとしっかりした道となり落葉を踏みしめる軽快な歩き、今日初めて出合う兎荷山の標識と三岳山への案内板も現われ小休止。ところが博林さんがいない。数人が捜しに戻り大声で呼びかけるとまもなく三岳山方向から現われた。兎荷山へ登る30m 程手前で博林さんと似た人が足早に横切るのを認めたが、後にいると思っているから声を掛けようもないし、それにしてもよく似ているなあと話し合っていた。要は暑くて服を脱いでる間にグループが曲った個所を知らず真直ぐ行った結果の事。
城跡の空濠・土塁を越えると三岳山に出た。頂上からは細江の町並みの向こうに浜名湖、浜松のアクトタワー、太平洋へと広がる眺望が素晴しい。暖かな日差しの中で暫し眺望を楽しみ記念写真。三岳神社へ下ると技を大きく這わせた桜が数あり、季節には花見にもよさそうな所だ。
神社から程近くに奇岩のそそり立つ立須の岩峰がある。昔は修験道場とされていたとのことで、鋭く切れ込んだ岩に肝を冷すが、今越えてきた三岳山を始め、山頂で楽しんだ眺望と共に昼食をとって次の目的地・滝沢山へ進む。滝沢展望台を越し登りつめたところに反射坂があり、この辺りが山のピークかと三角点を探すが見当らず、更に歩を進めると浜松市最高地点の標識が現われた。最高地点と言っても高さは 394m、加えて立木で遮られ眺望はなし。小さな石祠の御嶽神社を経て滝沢の下山口へ。下山時刻13時30分、何と早い時間か、これまでに記憶がない。
立須の岩峰
三岳山山頂
兎荷山山頂
バスで今日最後の目的地“太平洋富士見平”へ。高い丘にあって名称の通り太平洋と富士山を一望出来るのだろう。あいにくのカスミの中で富士山は見えず残念。更に浜北の徳泉寺に立ち寄り11体の木喰仏を拝して帰途に着く。
今回は梅の花も咲き匂う里の低山ながら眺望は素晴しく、おまけまでついた盛り沢山のハイクとなり満足出来るものであった。