行  程        アクセスカウンター
場 所 着時刻 発時刻
 赤坂紅里交差点手前 9:30
 宮路山 10:40 10:50
 五井山 11:50 12:30
 国坂峠 13:20 13:30
 御堂山 14:10 14:20
 相楽ヒメハル会館 15:00 − 

【宮路山、五井山、御堂山】三河湾展望コース

山 名  宮路山(361m)、五井山(454m)、御堂山(364m)
山行日  1999年11月3日
天 候  晴れ
同行者  いつもの山仲間
歩行時間  5時間30分(休憩含む)
コース  赤坂紅里交差点→宮路山→五井山→国坂峠→御堂山→相楽ヒメハル会館

五井山々頂

  ドウダンツツジの紅葉と三河湾展望のハイキングコースを歩く。

  東名音羽蒲郡ICを出て2km足らずで、赤坂紅里交差点に着く。
  旧東海道赤坂宿に点在する、江戸情緒豊かな店を丁寧にのぞき込みながらブラブラと500mほど歩くと「宮路山登山口」の標識がある。左折して宮路山へ向かう。百名山完登者5名を含むいつもの山仲間は、私他数名を除きみな健脚揃い。本日の行程からしていたってのんびりムードだ。

 駐車場からの道が合流する辺りで、ドウダントンネルコースとドウダン展望コースに別れる。トンネルコースはようやく色づきはじめたドウダンツツジ群落の山腹を登る道だ。みなてんでんにおしゃべりしながら登っている。汗をかく間もなく宮路山山頂に着いてしまった。 

 やわらかな日差しを受けて、十数名の人が休んでいた。三河湾や渥美半島などの展望が素晴らしい。鉄塔の立つ五井山の山頂は頭だけがが見える。その左のゴルフコースに沿って本日登頂予定の御堂山の山塊が連なっている。

宮路山頂より御堂山

 五井山への道は常緑樹の多い雑木林に囲まれ、格好の森林浴コースだ。それまでTシャツ一枚でちょうど良かったが、木陰の道は風が冷たく早足で歩いてもなかなか身体が暖まらない。

 電波反射塔に占拠された五井山の頂上は興ざめだが、ここも眺めは一級。おだやかな陽を受けて、多くの人が休んでいた。昼食後、山頂標識が何もないので三等三角点を囲み、全員で記念写真。

五井山頂より御堂山

  12時半頃、五井山頂上を後にする。ボイスレコーダーに出発時刻を記録しようと、ズボンのベルトに付けた時計を見ると無くなっている。五井山頂に到着したとき記録したのだから、山頂で落としたのは間違いない。最後尾の方にいたので、すでにみな下りだしている。サブリーダーに事情を告げて、狭い山頂を一通り見たが見あたらない。諦めかけたところで、写真を撮るとき身支度を整えるべくベルトを外したのを思いだした。その近くで食事をしていた人も一緒になり探してくれた。草むらの中に時計を見つけ、自分はもとより、一緒に探してくれた人も喜んでくれた。
 普段、腕時計をしないので、手首に時計を付けるとうっとうしく、いつもベルトに巻いている。以前もトイレでベルトを外したときに落としたことがあるので、注意せねばと思ってはいたのだが、何の対策もせぬまま今日に至っている。
  急いで、みなを追いかける。分岐のところでサブリーダー他2名が待っていてくれた。

  国坂峠へ向けての下りは参道らしく、数メートルから十数メートル間隔で置かれた祠の中にお地蔵さんが安置されている。数十体のお地蔵さんすべてに真新しい赤い前垂れが掛けられているのがとても印象的だった。

 沢筋を下ると、舗装道路に出る。あいまいな表示だが、国坂峠は右を指しているように見える。感覚的には下っている左に曲がりたいところだ。リーダー他数名が2.5万図を広げて確認している。表示通り、上り気味の右に曲がる。舗装道路をしばらく行くと、大きくヘ左へカーブする手前の山腹にかすかな踏み跡り、そちらへ入る。道は次第に不鮮明になり、ついにはまったく径と呼べるものは無くなる。枯れ枝・枯れ草が積もり積もった中を歩くのはしんどいが、多人数でもあり不安はない。それでも尾根筋に出ると、道はないものの歩きやすくなる。尾根をしばらく下ると舗装道路が下に見える。県道と三河湾スカイラインのT字路の所に出た。ここが国坂峠であり、マイクロバスが待機していた。

  ここで1名がリタイアしてバスに乗る。他は御堂山を目指して再び登り出す。雑木林の中の登山道はよく踏まれていて歩きやすい。御堂山の頂上は展望はないがちょっと下った所から、相楽の集落越しに三河湾が見下ろせる。ここも良い眺めだ。

  御堂山からの下り道は雨水の通り道らしく歩きにくいが、道はしっかりしている。たわわに実ったミカン畑の舗装道路に出る。マイクロバスが向こうの方に見える。予定と違った道に下ったようだ。合図を送ると気づいてこちらに向かってきた。相楽ヒメハル会館前でバスに乗り、好天に恵まれ、変化に富んだ楽しい低山歩きを締めくくった。

更新:2013/09/03