【釈迦ヶ岳】紅葉と展望のお手軽ハイク

山 名  釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)
山行日  1999年10月30日
天 候  晴れ
コース  ドンベイ峠⇔府駒山⇔釈迦ヶ岳
一浴温泉情報                                            アクセスカウンター
上九の湯 tel:0555-88-2525 10:00-19:00 \700  
芦川渓谷清流のほとりの村民憩いの場。大浴場、男女別の露天風呂、サウナやジャグジー、うたせ湯など充実した施設に加え、ふれあいプールも備えている。2階には休憩広間があり、飲食物の持ち込み自由で一日ゆっくり過ごせる。

 八ヶ岳や北アルプス方面に行くとき、東名富士IC〜精進湖〜中央高速甲府南ICのコースをよく使う。上九一色村の上九の湯の前はいつも通り過ぎるだけ。いつも気になっていましたので、上九の湯を目的に釈迦ヶ岳に行くことにした。

府駒山下りから行く手に釈迦ヶ岳を望む

 R358 の芦川大橋を渡って直ぐ芦川村役場方面へ曲がる。村役場を過ぎ、上芦川バス停の辺りに『4km先工事中、10/4-11/30』の看板がある。一瞬迷ったが、通行止めのところから歩いても大したことはないだろうと、先に進む。
 300m先工事中の看板の所から急に道が狭くなる。近くの路上に数台駐車している。自分も路肩に駐車し、支度をしていると、歩いて工事場の様子を見にいった人が「行けそうだ」と車に乗って行く。路肩に駐車しようとしていた車が後に続く、帰りのことが少し不安だったが、自分もその後を付いていくことにした。
 工事は始まっていたが、通過させてくれた。予定ではすずらん畑の駐車場から歩くつもりだったが、先行の二台にくっついてドンベイ峠まで行くことにする。峠には大きな四駆が一台駐車していた。
 先行の一台は富士宮の三人連れで、この季節に何度か来ているとのこと。記念にと先頭の車の方も入れ5人で写真を撮り、そろって出発。

 自然林の中、小さなアップダウンを繰り返し、府駒山に向かう。歩く先を見上げると、澄み切った青空に、紅葉・黄葉・緑の葉・茶色の枯葉などがサイケデリックなほどにちりばめられ、秋の盛りを告げている。

 左側には樹林越しに雪をかぶった大きな富士山。道はなだらか。暑くなく、寒くなく、絶好のハイキング日和である。ちょっと景色が良ければ立ち止まり、絵になる紅葉だと写真を撮り、といったのんびり山行だ。

 府駒山を過ぎ、再びゆるいアップダウンを繰り返す先に、紅葉に彩られた三角形の釈迦ヶ岳があらわれる。少し下って、ようやく登山らしい急登となり、釈迦ヶ岳山頂に着く。これだけのんびり歩いても、ドンベイ峠から1時間も経っていない。

釈迦ヶ岳山頂の夫婦地蔵

 山頂からは3週間前に登った仙丈岳をはじめ雪をかぶった白根三山、塩見、赤石、聖等、南アの山々が展望できる。秩父や八ヶ岳もよく見える。黒岳の向こうに三ツ峠、富士山の右には十二ヶ岳等、見える山をあげればきりがない。360度の展望は、心ゆくまで山座同定を楽しめる山である。飽くことなく1時間半ほど、山頂にとどまった。

釈迦ヶ岳山頂

更新:2013/09/03