行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
二俣 | − | 9:00 | |
後沢乗越 | 9:45 | − | |
鍋割山 | 10:55 | 11:35 | |
小丸 | 11:55 | - | |
大丸 | 12:15 | − | |
塔ノ岳 | 12:40 | 13:05 | |
書策小屋 | 13:45 | 13:55 | |
戸沢山荘 | 15:20 | 16:30 |
【鍋割山】 冠雪の富士山見ながら鍋焼きうどん
山 名 | 鍋割山、塔ノ岳、木ノ又大日 | |
山行日 | 1999年10月23日 | |
天 候 | 晴れ | |
同行者 | K.S. | |
歩行時間 | 4時間45分(休憩含まず) | |
コース | 二俣→後沢乗越→鍋割山→小丸→大丸→塔ノ岳→大新日→書策小屋→白竜の滝→戸沢山荘 |
鍋割山頂より富士山を望む
Nifty の<山のフォーラム山歩き&トレッキング館>等で大評判の鍋割山の鍋焼きうどんを食べに、新幹線を使って行ってきました。
後沢乗越を経てさらにきつくなったと思われる道をあえぎながら登る。途中、奥さんが背負子で2歳くらいの子を背負ったファミリー、続いて4,5歳前後のお子さん2人を連れた家族を追い越す。けっこうきつい登りなのにと感心する。
鍋割山荘に着くや先ずはと、鍋焼きうどんを注文する。お盆に乗せられた土鍋を外に持ち出し,前景の山々の向こうに白帽子をかぶった富士山を見ながら食べる鍋焼きうどんは最高だ。下界で食べてもトップクラスの味なのだから、これほどの贅沢はないと思った。ボリュームはたっぷりだったが、一滴残さず食しました。900円は安い。
静岡発一番の新幹線に乗る。車窓を見ると、頭に雪をかぶった富士山が青空にすそ野を広げてそびえている。絶好の登山日和りに心がはやる。
小田原で小田急に乗り換え渋沢駅へ。渋沢に居を構える友人Kの車に乗る。二俣に向かう林道の途中までKの奥さんが送ってくれた。
二俣を過ぎても、紅葉の気配はまったくない。樹林帯の急登を黙々と登る。途中、10分ほどの休憩中に単独行の中年男性5、6人が1,2分間隔で追い越していく。さすがに人気の山である。
鍋割山荘
ざっと4,50人はいたと思われる鍋割山頂を後に、塔ノ岳に向かう。ここでも紅葉は見られなかったが、小丸から大丸へと続く稜線歩きは気持ちの良い散歩道だ。
塔ノ岳山頂は100人以上いる感じだ。ポットのお湯でお茶を入れ、目の前の蛭ヶ岳や檜洞丸を眺めながら飲んだ。かすんできてはいるが、富士山もまだ見える。
大新日を経て書策小屋で一休み。「富士山の頭だけがかすかに見える」と指さしながらKが言う。指さす彼方に目をこらすと、山裾から突然ハンググライダーがあらわれ、たちまち富士山の頂より上に見える青空へと舞い上がった。
書策新道はこれまでの散歩道然とした登山道と異なり俄然、山道らしくなる。10段ほどの梯子は古くて降りるのが少々怖かった。白竜の滝付近の水場の道端に、ダイモンジソウが咲いていた。幾度か沢を横切り、Kがときどき利用する戸沢山荘に着く。
塔ノ岳山頂
ボランティアもどきに小屋の世話をしている、Kを知る気っぷの良い「サダおばさん」に本格的コーヒーを入れてもらう。鍋焼きうどんの腹持ちがよく、あれからお茶以外なにも口にしていない。用意した昼食用の弁当などは手つかずだがまだ、食べる気は起こらない。
しばらくしてホームページ「木の又便り」の作者が、小さなデジカメを取り付けた大きな三脚を手に持ってあらわれる。さらに、書策新道の下草狩りを終えた「サダおばさん」のご主人を加え、話がはずむ。しばらくすると、Kの奥さんが迎えに来た。奥さんも加わわり、さらに四方山話に花が咲く。楽しい小一時間でした。