【礼文岳】日本最北の島の最高峰

シリーズ  花の百名山   利尻岳   白馬岳
山名  礼文岳(490m)
山行日  1999年6月21日
交通  飛行機、バス、フェリー
参加者  19名
歩行時間  3時間20分
コース  内路→礼文岳→分岐→起登臼

 礼文岳は日本最北の離島の最高峰の山であるが標高は490m。しかし山頂付近は森林限界を超え高山を思わせ、山頂は360度の大パノラマ。四方が海に囲まれ「花の浮き島」が実感でき、眼前には利尻岳が迫っている。登山口の内路から山頂までは4km、約2時間の行程である。

   前日、利尻岳の頂を踏んで、沓形港から船で礼文島に向かう。船から見る礼文島は全島が姿を現していたが、利尻岳は頂上付近をドーナツ状の雲に巻かれ、ほんの少し頂を覗かせているだけだった。

出展:ホテル 花れぶん HP

フェリーより利尻島

フェリーより礼文島

ストコン岬
 礼文島 香深に宿泊、翌朝8時に宿を出て先ずは観光、バスでスコトン岬へ、次いでゴロタ岬から澄海岬へと散策。かなりの急坂を競歩さながらに歩き回る。登山前に疲れてしまいそうだが、レブンソウ、チシマフウロ、レブンアツモリソウ等々珍しい花の百花繚乱で大満足。再びバスに乗り礼文岳登山口の内路に向かう。

ゴロタ岬

澄海岬
 11時過ぎ内路から礼文岳を目指す。標高490m、距離は4km、高を括って登りはじめたが、標高はほぼ0mからの登り、行程は長くダラダラとした登り、チシマザサの路をつづら折れに登って行く。振り返ると内路の集落が一望できる。
内路登山口

チシマザサのつづら折れの路

樹林帯

樹林帯を抜け展望が開ける
 やがて樹林帯に入り展望は遮られる。登山口から45分ほどで、内路/起登臼の分岐に着く。ここで昼食となったが、10分ほどで慌ただしく出発。

 樹林帯を抜けると再び視界が開け、礼文岳の山頂が姿を現す。

 標高350m前後からハイマツ帯となり、森林限界上部の高山帯のような雰囲気になる。しかし、頂上が近づくにつれガスってきて次第に展望が効かなくなる。下界は晴れていてもこのあたりまで来るとガスにまかれることが多いそうだ。

礼文岳山頂
 展望のない山頂を早々にあとにする。帰路は途中の分岐から起登臼へ向かう。下山口近くになって利尻岳の全貌を見ることができた。

内路・起登臼分岐

下山口の起登臼の少し手前で利尻岳を望む
【行程】
11:14 内路登山口
11:25 利尻岳見える H100m
11:44 礼文岳山頂まで 3Km
11:58-12:08 内路/起登臼 分岐(H275m) 昼食
12:38 稜線に出る:ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ
12:50-13:00 礼文岳山頂
13:30 内路/起登臼 分岐
13:55 利尻岳見える コウリンタンポポ
14:00 シシウドと利尻岳
14:05 起登臼下山口

下山口 起登臼
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