剣山:秘境祖谷の奥深くに座す信仰の山

シリーズ  日本百名山       次
山 名  剣山(1955m)
山行日  1999年5月3日
参加者  5名
歩行時間  2時間
コース 見ノ越→西島駅→刀掛ノ松→剣山→大剣神社→西島駅→見ノ越


 剣山は、徳島県の秘境祖谷の奥深くにどっしりと座し、古くから信仰の山として崇められてきた霊山である。西日本で石鎚山に次ぐ第二の高峰であり共に日本百名山の山である。

かずら橋
 前日は、石鎚山に登りロープウエイ山頂駅付近の白石旅館に泊まり翌早朝、宿を出て日本三奇橋の奥祖谷二重かずら橋に立ち寄り見ノ越に向かう。かずら橋はツタで作られた吊橋である。平家の落人が、この周辺に隠れ住んでいたそうだ。ツタの橋は襲撃されたさいに、容易に橋を切断できる利点があったという。
 曇天の空模様に躊躇なく、剣山中腹の西島駅までリフトを利用する。最短コースの刀掛ノ松経由の“尾根コース”を行くと、頂上までは40分ほどだ。小雨でほとんど展望のない山頂、風も強く寒い。早々に山頂を後にして大剣神社経由で下る。西島駅からは天然林の中の遊歩道をたどり見ノ越へ戻る。
剣山山頂
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