【皇海山】足尾山麓の名峰

シリーズ 日本百名山  前
山 名 皇海山  鋸山
山行日 1998年5月4日
参加者 3人
歩行時間 約3時間
コース 登山口⇔不動沢のコル⇔皇海山(不動沢のコル⇔鋸山
  足尾に住む友人Mに「皇海山に登りたい」と相談した。Mは皇海山に何度も登っている友人からいろいろと情報を仕入れてくれた。登山口の皇海橋までの林道は相当の悪路であるが、車で送ってくれるという。ついでにMも登ると言う、秦野の友人Kを誘い、3人で5月連休に登ることにした。
   皇海橋までの林道は、悪路中の悪路、未舗装ですれ違いさえ困難なところが多いが、皇海橋には広い駐車スペースがある。
皇海山登山道駐車場

沢沿いに登る
 駐車場から林道を5分ほど行くと登山口、テープとペンキが頼りの沢沿いの路を右岸へ、左岸へと渡りながら登る。30分ほどすると下山者とすれ違う。「5時から登りはじめた、朝は水量が多く渡るのが大変だった」とのこと。5時間ほどでここまで下りてきたことになる。
 すれ違いから20分ほどすると登山口1.8km/山頂1.8km の中間点に着く。ひと休みして出発、残雪帯も現れるが30分ほどで尾根に出る《不動沢のコル》だ。鋸岳の岩峰群が見事だ。
不動沢のコル、背後に鋸山

2m以上の青銅剣
  一休みして《不動沢のコル》を出て、栃木・群馬の県界尾根を行く。針葉樹林帯を抜けると灌木帯の笹原、急登をひと登りして、再び針葉樹林帯、高さ2mほどの青銅の剣が祀られたところを過ぎると平坦になり、ほどなく皇海山山頂にたどり着く。
 山頂は、小広い平坦地、白根山から太郎山、男体山と日光の山々が見渡せる。
 突然、聞き覚えのある声が聞こえる。何と、静岡の山仲間のOとN、超健脚の2人は、庚申山・鋸山を越えてここまで来たとのこと。こんなところで会うなんてまさに奇遇。2人は再び庚申山を越えて行かねばならず早々に山頂を後にした。

皇海山山頂

皇海山山頂より日光の山々(左:日光白根山、中:太郎山、女峰山、右:男体山)

青銅剣付近の展望:鋸山から庚申山の山並み、後方に袈裟丸山

鋸山山頂より皇海山を望む
  山頂を後にし、青銅剣を過ぎると前方に鋸山から庚申山にかけてのパノラマが広がる。その後方には袈裟丸山も見て取れる。

 《不動沢のコル》まで戻り、鋸山を往復したいと言うと、連れは「待っている」という。「先に下ってくれてもOK」と伝えて鋸山に向かう。
 けっこうな急登だ。山頂からは、皇海山が大きく見える。一息ついて写真を撮り、急いで《不動沢のコル》まで戻る。2人とも待っていてくれた。鋸山の往復45分ほどだった。往路を1時間ほど下り登山口に着いた。竜宮の湯で汗を流し帰路につく。

コースタイム
登山口9:30→中間点10:20→不動沢のコル11:10→12:00皇海山山頂12:50→不動沢のコル13:20→13:40鋸山13:45→不動沢のコル14:10→15:10登山口

鋸山山頂、バックは皇海山
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