山 名 足和田山(1356m),三湖台(1203m)
山行日 1997年11月9日
天 候 快晴
同行者 職場仲間中心に15人(夫妻6組+男性3人)
歩行時間 3時間16分(休憩時間含まず)
コース 一本木→足和田山→三湖台→紅葉台→氷穴→風穴
行 程    アクセスカウンター 
場 所 着時刻 発時刻
一本木登山口 10:30 11:21
足和田山々頂 12:32 13:40
三湖台 14:20 14:45
紅葉台 15:00 15:10
鳴沢氷穴 15:50 16:25
富岳風穴 16:45  

参考資料 【東海自然歩道@ 日帰りハイキング】武村岳男著 山と渓谷社 初版:1994/6/20
ホームページ 足和田山 河口湖と西湖の間から登りはじめる詳しいコース案内
交通 一本木:富士急 河口湖駅よりバス20分,氷穴:同35分
富士急行バス:0555-72-5111
マイカー 氷穴・風穴:駐車場有り.一本木登山口:駐車場はないが数台は停められる.

【足和田山】屈指の富士山展望コース山歩記

足和田山山頂

  東海自然歩道を代表するコース。視界いっぱいにひろがる麗峰富士を見ながら登る足和田山は別名五湖台と呼ばれるように、富士五湖すべてが見渡せる。紅葉台のもみじの中を氷穴に下り、神秘的な青木ヶ原樹海の中を散策し、富岳風穴をゴールとした山歩記。

  8時50分、富士ICで車3台に分乗したメンバー全員がそろう。
  ハイキング慣れしていないメンバーが多いせいか、富士宮のコンビニにで40分、車のデポ地(氷穴)や出発前のトイレで50分など、予定より1時間以上も遅れて、11時20分過ぎにようやく一本木登山口を登り始める。

  紅葉の雑木林のなか、よく整備された登山道を一列になり、おしゃべりしながらゆっくりと登る。久しぶりやン十年ぶりの山歩きの人が多いためか、色鮮やかな落ち葉を踏み締めながら歩くことに嬉々としている感じである。しかし、いきなりの急登のせいかほどなくして「苦しい」の呟きも聞こえる。

 15分ほどで服脱ぎ休憩を取る。今回のメンバーは山歩き経験に極端な差があるためか、「あまりのゆっくりペースにとまどう人」と「このペースでも息を切らせる人」がいる。ここからは2組に分かれて登ることにする。後発隊7名は、樹木の切れ間越しに裾野を大きく広げた富士山を見ながらゆっくりゆっくりと登る。その上「景色がよい」と言ってはすぐに休憩、まさに亀足+うさぎのお休みペースでゆっくりと歩く。

  小尾根に出ると、遠くに本栖湖が見え、道は緩やかになる。大嵐からの登山道と合流するとほどなく展望台のある足和田山頂に着いた。先発隊は15分ほど前に着いて、ラーメンなど昼食の準備をしてくれていた。コースタイムの4割増しとはいえ、とにかく山頂。とりあえずビールで乾杯。

  目の前に大きな富士山、裾野の樹海とその右はずれに本栖湖が見える。反対側の眼下には河口湖・西湖そして御坂の山々。小春日和の山頂でわいわいがやがや言いながら作ったラーメンやコーヒーにみな大喜びである。

  樹林の中の山稜を三湖台へと向かう。落ち葉の道は脚にやさしく気持ちよい。緩やかな下り道でもあり、最高のハイキング気分である。ビールを飲んだため、ときおりあるわずかな登りに息が切れるのが情けない。三湖台の山頂は草原状の明るい広場である。足和田山頂よりも展望がよい。西湖の向こうに十二ガ岳・鬼ガ岳などの怪奇な山容の山々が魅惑的にそびえている。コーヒーを飲みながら、ここでも大休止。

三湖台山頂

  紅葉台までは車で来られるので、観光客がたくさん来ている。車道を避け、山道を氷穴へと向かう。国道139号線を地下道で横断すると青木ヶ原樹海に入り、10分ほどで氷穴に着く。Kさんと、Nさんが車を回収してくれている間に、皆は氷穴見学をする。車回収の2人を待って出発する予定だが、なかなか戻らない(後で渋滞のためと聞く)。夕暮れも迫っており、希望者9人で青木ヶ原樹海の中を富岳風穴へとやや急ぎ足で歩く。

  この間、神秘的な雰囲気が漂う本格的樹海の道はわずかであり、あとは普通の森の中の散歩道といった感じである。風穴に近づくと車を回収し先回りしたNさん夫妻が反対側から迎えに来てくれた。予定より大幅遅れとなったため、温泉には寄れなかったが本当に気ままなハイキングに大満足であった。

紅葉台より

更新:2013/08/22