山 名 | 武尊山(2158m) | ||
山行日 | 1997年10月11日(土) | ||
天 候 | 晴 | ||
同行者 | いつもの山仲間 | ||
歩行時間 | 6時間30分(含休憩) | ||
コース | 武尊スキー場→前武尊山→家ノ串山→武尊山→中ノ岳→武尊牧場 |
行 程(1997/10/11) | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
武尊スキー場 | 8:40 | 8:53 | |
前武尊山 | 10:43 | 10:56 | |
家ノ串山 | 11:37 | - | |
中ノ岳分岐 | 12:04 | - | |
武尊山 | 12:31 | 12:52 | |
中ノ岳分岐 | 13:02 | - | |
武尊牧場 | 14:50 | - | |
駐車場 | 15:23 | 15:50 |
【武尊山】日本武尊ゆかりの岩稜を歩く
「ほたか」と読むそうだ。名前からして信仰の山であることは想像できる。武尊スキー場から登り、前武尊・家ノ串山・沖武尊と岩尾根を歩き、紅葉のトンネルの中を武尊牧場へと下った。
家の串山々頂より中ノ岳(右)と武尊山(左)
武尊スキー場のリフト乗り場でバスを降りる。「今日は鎖場や岩場があるので、できるだけザックは軽くするように」とリーダーから告げられる。再度中身を見直し、身支度を整え、三々五々準備運動をして登山開始。たくさんの黒牛の親子がのんびりと草を食む牧場脇を歩いていると、羨ましくもマイクロバスに乗った登山者が我々を追い越していく。ゲレンデだか牧場だかの車道をまっすぐ歩いていくと、道があやしくなる。リーダーたちが地図を広げルート確認、とても道があるとは思えない右手の急斜面を登ることにする。きつい登りである。鉄条網をくぐったところで一休み。
休憩後しばらく歩くと、ようやく道標の立つ正規のルート(簡易舗装車道)にでる。舗装道を離れゲレンデの急斜面を直登し、ようやく本格的な登山道となる。前武尊山まで 1.0Km の標識有り。数分で、川場野営場からの登山道と合流し、少し行ったところで2回目の休憩となる。
青空も姿を現し、ようやく快適な登山となる。石仏や石の祠を過ぎてほどなくしてハイマツの茂る前武尊山頂に着いた。小広い山頂には大勢の人が休んでいた。前方には剣が峰の岩峰がそびえている。
前武尊山から20分ほどで剣が峰を巻く。樹木が茂る岩尾根を歩き、何度も鎖場や梯子場を通る。皇海山と思われる山も見え視界がどんどん開けてくる。ほどなく、家の串山頂に着く。行く手には、中ノ岳やわずかながらガスがかかりはじめた武尊山がよく見える。
ハイマツとササの混じったなだらかな道を下り、樹林の道を登り返すと中岳直下で武尊牧場への分岐に出る。岩が露出した湿地状の道を過ぎ、急斜面を登ると武尊山頂だ。ここも多くの登山者でごったかえしている。残念ながらガスで展望はない。
ココアをつくりパンを食べる。肌寒い頂上での温かい飲み物はことのほか美味しい。大きめの頂上標識をチョット借用して集合写真を撮り、来た道を下山する。
中岳の分岐から左へ折れ、武尊牧場への道を下る。武尊避難小屋を過ぎたあたりから紅葉が見られる。落ち葉の絨毯、そして紅葉と散り際の枯れ葉のトンネル、時折、カラカラと乾いた音を立てながら枯れ葉が散る。秋のまっただ中を歩くこと30分、武尊牧場へ着く。さらに、車道と登山道を下ってバスの待つ大駐車場にゴール。
武尊牧場への下山路