【山 名】毛無山(1945.5m)
【年月日】1997年9月28日(日)晴れ(頂上は霧)
【同行者】N
【コース】
麓登山口 7:50→9:47地蔵峠→10:22富士山展望所→10:54朝霧/下部合流→11:00毛無山 11:48→分岐→12:25六合目→13:03不動滝→13:26分岐→13:42麓登山口

富士山周辺で一番高い山

不動滝


 7:40頃、麓の登山口に着く。すでに6・7台駐車していた。男性一人、女性二人のパーティが出発するところだった。
 10分ほどで身支度を整え出発。林道をしばらく歩き、堰堤を右から回り込み涸沢を越えるとみごとなフジアザミが咲いていた。しばらくすると、右手に筏風に組んだ腐りかけの丸太が斜面に架けてある。不動滝経由で毛無山へ直登するコースへの分岐だ。
 水路沿いをしばらく歩き、金山沢を対岸に渡る手前で、右手の急斜面に迷い込む。木の枝に古びた赤布などはあるが、踏跡はだんだん心細くなる。振り返って見下ろすと年輩の3人のパーティーが沢を渡って行くのが見える。引き返すことにする。約20分のロスだ。
 沢を横切るとテープやペンキが目に付く。地形図には載っていないが、しっかりした登山道だ。数分歩いて沢を渡り返し、しばらくすると年輩の3人パーティーが休憩していた。2、3言葉を交わし先に行く。
 金山沢に沿って少しずつ標高を上げていく。振り返ると木の間越しに薄青いシルエット状の富士山が見える。道の両端には小さめなトリカブトの群落が随所に見られる。右手から流れ込む荒れた大きな沢を横切り、細くなった本流を渡り、尾根へ出る急斜面を登ると風化した小さな石仏のある地蔵峠に着いた。
 地蔵峠から頂上への道は、所々クマザサに覆われてはいるが、雑木林で心地よく歩きやすい。途中、雄大な裾野を擁す富士が大きく迫る展望所で一息入れる。11時ちょうどに一等三角点のある毛無山頂に着く。残念ながら、霧のため展望はない。
 頂上では2組のパーティーが休んでいた。しばらくすると霧が下からわき上がってきて、じっとしていると寒い。ガスコンロで湯を沸かし、ココアとみそ汁を作る。
 しばらくすると、駐車場で先行したパーティーが反対方向からやって来る。「この少し先の最高峰までピストンしてきたが、樹木で展望はぜんぜんきかない」とのこと。
 50分ほど休憩し、頂上をあとにする。来た道を少し戻り、麓下山口の道標に従い左の道を下る。このコースは急斜面だ。下り始めて20分、16人の中高年パーティーがあえぎあえぎ登ってくる。続いて、ご主人が相当にばてているのか、奥さんがご主人のザックも背負った夫婦連れ。他にも次々と登る人に道を譲るが、異口同音に「あとどれくらいですか?」と聞かれる。麓から山頂へ直登するこのコースは岩混じりの急坂の連続だ。

アクセスカウンター

 不動の滝展望台に13時頃到着。運動靴姿の年輩の女性2人が休んでいた。「ときどき、昼食を持ってここへきて食べる」と言う。谷の向こうに上下2段の滝が見える。
 不動滝展望台から十分ほど下ると、地蔵峠からの道と合流する。途中チョット道に迷いながら、麓登山口に着くと、駐車中のすべての車に、登山者用駐車場の地図が描かれた『違法駐車です』の警告書が貼られていた。反省!。

更新:2013/08/22