会報No. | 114号 |
山 名 | 後方羊蹄山 |
山行日 | 1997年8月16日 |
シリーズ名 | 北海道の名峰と名湯 |
参加者数 | 24名 |
報告者(文) | 河村 吏さん |
登山コース | 京極コース→山頂→真狩コース |
真狩村温泉保養センター まっかり温泉 |
tel:0136-45-2717 10:30-21:00 \500 ログハウス風、日帰り入浴専門施設。露天風呂から後方羊蹄山を眺めることができる。お湯は流れっぱなし、やや薄茶色の湯が肌にまろやか。 | |
京極温泉 ふれあい交流センター |
tel:0136-42-2120 10:00-21:00 \600 ふきだし公園の近くに造られた町営温泉。浴場は泡風呂、ジェットバス、打たせ湯、サウナや後方羊蹄山を眺めながら楽しめる露天風呂などがある。 |
後方羊蹄山山頂
宿では例のごとく朝食10分前から列をなし、呆れられながら7時半定山渓温泉を出発。今日の山はフェリーの工合で追加になった後方羊蹄山1893m。通称蝦夷富士、その名の通り富士山のように円錐状の孤高の山だが、今日も雲の中。結局この一週間1つも山の全容を仰ぎ見ること無いが今回6つ目の百名山。
京極コース登山口に8時半到着。6時間で片付けようとのリーダーの声に誰一人臆する事なく早速出発。標高差約1500m、途中見晴らしも花も水場もほとんどなく、ただひたすら足下を見ながら登る。1ピッチ2合づつ、4合目から6合目にかけては標高差約410mを40分で登り、結局11時40分には頂上到着。深田久弥の経験と同様『登山というより体操訓練の一種』であった。
頂上では火口やわずかながらも下界が見え、皆で昼食と記念写真、その後、高山植物の咲き乱れるお釜を半周して下山開始。色付いたナナカマドを横目で見ながら泥道を一斉に駆け下りた。15時前には麓の真狩自然公園に全員下山。所要時間は予定通りの約6時間。68才を頭に大半が60代の中高年グループが連日の6山掛け、OAAの底力を遺憾なく発揮した山行であった。後は例のごとく宴を張りながら、室蘭経由27時間に及ぶ静岡への帰途についた。
行 程 | |||
場 所 | 着時刻 | 発時刻 | |
バス降車(H:365m) | 8:30 | 8:32 | |
京極コース登山口 | 8:37 | − | |
六合目 | 10:20 | 10:28 | |
八合目 | 11:01 | − | |
後方羊蹄山山頂 | 11:40 | 12:15 | |
小屋跡 | 12:35 | − | |
六合目 | 13:17 | 13:32 | |
二合目 | 14:06 | − | |
真狩コース下山口 | 14:20 | − |
実は、当方も御多聞に漏れず百名山病の患者で、意識しだしてほぼ15年、毎年3〜4山を積み重ねた結果これで90山となった。今回は一気に5山の追加、一人感慨に浸りながら、喜んで(?)送り出してくれた職場の同僚と家族、それにOAAの仲間に感謝・感謝。
山頂より火口を望む