【大雪山】静岡OAA会報より抜粋

会報No. OAA-114
山 名 大雪山(旭岳)、北鎮岳
山行日 1997年8月14日
シリーズ名 北海道の名峰と名湯
報告者 奥山邦明さん(文)
私自身 参加
一浴温泉情報                                           アクセスカウンター
旭岳温泉 旭岳温泉のほとんどの宿は、日帰り入浴可能。料金は500円前後。
りんゆう観光 - 黒岳の湯  tel:01658-5-3333 10:00−21:00 \600 1998/09 リニューアルした日帰り公共温泉。滝のように豊富な湯を流す露天風呂からは、河川浸食を受けた断崖が一望できる。内風呂には山の湯と不老の湯があり、無味無臭の湯は柔らかい。

 8月14日、曇天である。温根湯の宿をバスで出発して2時間、層雲峡からロープウェイとリフトを乗り継いで、終点七合目から40分程で黒岳山頂に立つ。

  数年前″神々の遊ぶ庭″この大雪に来てその広大さに圧倒された。この時は積雪の快晴であったが、花のある時期はいかばかりかとの思いから参加である。

大雪山(旭岳)山頂

行  程
場 所 着時刻 発時刻
 リフト駅 −  9:37 
 黒岳  10:46  10:51 
 北鎮岳 12:20  12:25 
 間宮岳 13:22  − 
 旭岳 14:20  14:25 
 姿見池 14:50  − 
 ロープウエイ駅 15:10  − 

 生憎の深い霧で花の楽園を一望することはできなかったが、遊歩道のような花園の中の道を進むと、花も終りに近いとは云えエゾザクラを始め数種の花が名残りを留め慰めてくれた。時折風が吹くと霧が雨となり冷たく濡れる。
 分岐にザックを置き北鎮岳に登る。10分程で頂上に着いたが視界はなく早々に中岳・間宮岳へと進む。この辺りは植物の少い火山性の砂轢地で風雪に侵食された珍妙な形の岩が点在、更に歩を進めると雪融け水の沢があり、ここから勾配のきつい登りとなる。15分程で北海道の最高峰の旭岳 2290m に着く。霧のため眺望はまったくなく集合写真を撮り早々に下る。

北鎮岳山頂

 硫黄の匂いと共にかすかに鐘の音も聞え姿見の池が近いことを知る。その頃からは霧も晴れ池の周辺が一望できた。池が光り噴煙も間近かに見える。辺りは高山植物の咲き乱れる別天地とのことだが、既に盛りを過ぎリンドウだけがよく目についた。姿見駅で休憩しロープウェイで旭岳駅へ一気に下った。観光組の皆様の出迎えを受けバスで今日の宿・十勝岳温泉へと向った。

更新:2013/08/22