静岡OAA会報より抜粋

会報No. 114
山 名  雌阿寒岳
山行日  1997年8月11日
シリーズ名  北海道の名峰と名湯巡り
報告者(文)  長野和代さん(文)
HP管理人  参加

雌阿寒岳山頂

一浴温泉情報                      アクセスカウンター
 雌阿寒温泉
 旅館景福
tel:01562-9-7370 6:00-20:00 \300
半混浴の大きな露天風呂が売り物。女性用は小さく囲まれているが、大きい方にも行ける。内湯は男女別で、湯船の底の石の下から直接たくさんの湯が湧き出している。
雌阿寒温泉 野中温泉別館 tel:01562-9-7321 9:00-21:00 \300
エゾ松の原生林に囲まれた静寂境に建つ宿。別館が国民宿舎、本館がユースホステル。開湯は大正3年。内風呂、露天風呂とも男女別。
雌阿寒温泉 オンネトー湯の滝 tel:01562-5-2141 \無料 「オンネトー湯の滝林道」を 1.5km 程行くとログハウスに着く。そこから遊歩道を登り、上段の滝に至ると円形の露天風呂と脱衣所が現れる。浴槽は遊歩道の脇にあるので、女性は水着必須。湯の温度はやや低く、夏の入浴に適している。

 6座登頂を目指して北海道の名峰登山の始まりだ。11日、すでに北海道入りしていた赤池さんと佐藤常明さんと合流して、第一座雌阿寒岳の登山である。

 オンネトー畔から真っ直ぐに伸びたアカエゾマツの針葉樹の森を行く皆の足どりに意気込みを感じる。薄暗い森の中はいかにも北国らしい雰囲気が漂い、色鮮やかなキノコ、美味しそうなキノコを横目にひたすら登る。いつしかハイマツ帯を抜けるとイワプクロが砂轢地に色どりを添えていた。皆より遅れた私に、藤永さんが「見てごらん!」と声を掛けてくれた。すごい!! 左手下からゴーゴーと噴煙が湧き上がり、火口近くに青沼が霧の中にうっすらと見える。霧で辺りの景観は望めないが切り立った火口壁、音、硫黄の匂い、白い噴煙、活火山の迫力充分である。
 頂上で雌阿寒岳を満喫する間もなく下山にかかる。15時雌阿寒温泉に着く。先に着いた人達は温泉を楽しみ、私はひときわ冷えたビールに喉が鳴った。

行  程
場 所 着時刻 発時刻
 オンネトー −  11:25
 2合目 11:47 − 
 4合目 12:08 − 
 6合目付近(昼食) 12:35 12:50
 8合目 13:12 − 
 雌阿寒岳山頂 13:30 13:50
 5合目 14:17 − 
 2合目 14:41 − 
 雌阿寒温泉 14:58 − 
更新:2013/08/22